記憶に残るほどつらかったブラショフへのバス移動
キシナウからブラショフへ。夜行バスの移動で早朝に到着。
にしてもバスがつらかった!!
暖房ききすぎで暑いし、出国と入国のときには荷物を持ってバスを降りなきゃいけないし、降りたらめっちゃ寒いし、とても寝れたもんじゃない。
今までの旅行のなかでもかなりつらい部類に入る移動でした。
でもって、駅につけば両替所があるだろうと思ってキシナウで両替してこなかったんですが、両替所がない……。
なので、町なかまで歩きます。2、30分くらいでしょうか。
ちなみにこのとき1レイ=約27円。
早朝7時頃、またもや曇天。遠くの山が雪でかすんでます。
それを見て、そういえばキシナウには高い山がなくてひたすら平地が続いてたんだなあと思い出します。
ここブラショフは、キシナウに比べたら一気に都会になったなぁという印象。
社会主義を思わせるキシナウよりはだいぶ垢ぬけてます。
「古きよき中世のヨーロッパの趣を残す街」と言われているだけあって、石畳の道や古い建物など、映画のなかの街並みのような雰囲気に、たとえ氷点下でも曇天でもテンションはあがります。
国から国へ陸路で移動すると、違いをより肌で感じられるような気がしてやっぱりいいなと思いました。感覚がいったん途切れることなく地続きになるというか。
これから先の私の旅程は、どんどん西の方へ行くことになるので、町や人、文化がどんなふうに変わっていくのか体感できることが楽しみです。
部屋からの眺め。タンパ山という山のてっぺんの方に(写真右上)BRASOVの文字が見えます。ここはスキー客も多いようです。
それにしてもこのホテルはスタッフがイケメンで親切、部屋がきれいで広い、立地がいい、バスタブがある、2人で3000円と安い。夜行バスで疲れきった心と体にイケメンが沁みます。
このヨーロッパ旅行中に、これから先私がこれよりもいい宿に泊まることはないであろう……というくらいすべてがすばらしいホテルでした。そしてこのあと実際にそうなりました…。
ブラショフに行く予定の方におすすめ。今も親切イケメンがいるかは保障できません。 ↓ ↓ ↓
Victoria Poshtel Bucuresti (ルーマニア ブカレスト) – Booking.com
雪におおわれたブラショフを行く
左手の奥に見えるのが黒の教会。なんか厨二ごころをくすぐるネーミングです。
17世紀末にハプスブルク家とオスマン帝国との間で起きた大トルコ戦争の際に、火事でこの教会も焼けてしまい外の壁が黒焦げになったことから、「黒の教会」と呼ばれるようになったそう。
17世紀と言えば日本は大きな戦争もなく平和にやってる時代。ヨーロッパはしじゅうドンパチやってて大変そうですねー。
かつての城壁が残っています。
メインの通りから一本入った裏のほうに、ユダヤ教の会堂であるシナゴーグ発見。
ルーマニアにおける信仰は8割がルーマニア正教で、ユダヤ教は1%にも満たないらしいですが、新しそうな立派な教会です。
そしてこちらがルーマニア正教の聖堂。
夕方に行ったので、仕事を終えてお祈りに来ている人がちらほらいました。
日常生活で祈ることなんて、お寺や神社のおさいせん箱の前で数秒手を合わせるくらいの私とは、人生に対する態度が違う人たちなのだろうなあと思います。
しかしまあ仕事が終わってまっさきに行くところが教会の人も居酒屋のわたしも、仲良くやっていきたいもんです。
ルーマニアのご飯は肉と芋ばっかりなイメージ……。
ブラショフ1日目のごはん。
肉!!芋!!量が多い!!!(値段は忘れました、すみません)
これでもかというくらいニクニクしいお肉たち。テーブルに運ばれてきた瞬間げんなりするような量です。
量と値段を半分にしてくれ…。これじゃあ酒も入っていかないっつーの……。
あとで思い返してみても、ルーマニアのお店で注文したものはほかの国に比べてどれも量がかなり多かったような。
たまたまなんでしょうか……。
もしも彼らが普段からこんな量の肉と芋ばかり食べているのだとしたら、こいつらにはかなわねぇな…と思う一方、こいつらバカだな…とも思います。
ルーマニアに詳しい方がいらっしゃいましたら、そのへんぜひ教えてください。
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