『ドラキュラ城』で拷問器具にビビる
小説『吸血鬼ドラキュラ』で、ドラキュラが住んでいるお城のモデルとなったと言われているブラン城。ブラショフ市内からバスで小一時間ほどで行けます。
ではドラキュラのモデルは?と思い調べると、「ヴラド3世串刺し公」と出てきました。名前のクセが強い。
なんでこんなクセの強いニックネームになってしまったかというと、敵国の兵士だけでなく自国の重犯罪を犯した平民や貴族までも、容赦なく串刺しにして処刑したからってことらしいです。
そしてドラキュラ公と呼ばれるにいたったのも、この冷徹なイメージが大きく関係しているようで。
あっ、ヨーロッパに来て初めての快晴です!!
お城のなかに入ると……
鉄の少女(アイアンメイデン)。
罪人を中に入れて串刺しにしたあと、落とし扉になっている底から罪人を下の穴に落とすから処理もカンタン!という恐ろしい器具。
でも実際に使われていた公的記録はないそうなので、こいつで拷問がされてたってのはフィクションだという説も多いらしい。フィクションであってくれ。
こんな椅子はイヤだ。
何をしたらこんな拷問をうけるの…。
女性がつける貞操帯。これも拷問器具?でも確かにこんな金属を一日中つけさせられるのは拷問ですね。
館内にはこれでもかというくらい拷問器具が展示してあって、人間というのは人を痛めつけることにこれほどまでの想像性を発揮するものかと思いました。
たかだか300年前くらいまでこんなことやってたのかと思うと、人類の先が思いやられます。
白くなった町に赤い屋根が映えて気持ちのいい景色。拷問器具のことは忘れよう…。お城の下はお土産屋さんで賑わっていました。
のどかな町です。これにもナンバーはちゃんとついてんですね。
ラシュノフ要塞からの眺めは圧巻
ブラン城からブラショフ方面に戻る途中にある、ラシュノフ要塞。ここから歩いてリフト乗り場まで行きます。
リフトを降りて歩いていくと、突如広大な景色が広がって圧倒されます。
山のてっぺんのこんなとこ、攻めるのは至難の業でしょう。
朽ちていく要塞…。きれいに残っている建物よりも、こういうのにテンションあがります。兵どもが夢のあと。
なぜかこの要塞の中に、中世の騎士のようなコスプレをしたお兄さんが二人いて観光客相手に弓矢をすすめています。
愛媛の松山で夏目漱石の「坊ちゃん」のコスプレをした人たちを見たことがありますが、あれは役所の人ですよねたしか。このお兄さんたちもそうなんでしょうか。
この時期は観光客も少ないので、二人はぐだぐだ楽しそうにおしゃべりしていて、なんとものどか。
眺め最高!!晴れててよかったー!!
こうして見ると、町の範囲はけっこう狭いように思います。みんなこの町でどんな仕事をして、なにをして遊んで日々暮らしているんだろう…。ブロガーはどれくらいいますかね。
ブラショフのタンパ山からの眺めも最高!
要塞をおり、バスで再び市内へ。今度はタンパ山に登ります。
部屋から見えたあの山。
ほんと晴れてよかった…(2回目)。これを撮っている場所、雪道で滑るし狭いし実はけっこう不安になる感じのとこです。
途中、日本語を勉強しているという韓国人カップルに話しかけられました。アジア人に会うとほっとします。
夜は、宿のイケメンがすすめてくれたお店へ。ビールと合う~。
そして、ルーマニアで有名なのがこれらしいんですが。知りませんでした。
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高っ……!!日本で買うとこんな高いんですね。正確にはわかりませんが、ルーマニアで買う3~4倍の値段でしょうか。
国家プロジェクトとして誕生した化粧品てなんじゃそら。
彼氏が会社の女性たちから買ってくるように頼まれたらしく、デパートに一緒に探しに行きました。
種類も値段もピンキリでいろいろあり、30分以上迷ってほどほどのやつをいくつか購入。ついでに私も購入。
ちなみに、私は旅行中ずっと使っていましたが、目に見える効果はありませんでした…。
明日はブカレストへむかいます。
コメント
明治大学の構内にある「刑法博物館」には、同じような拷問具がたくさん展示されています…ちなみに日本の特高警察が植民地の人達や反戦思想の持ち主に対して「工夫」をこらした拷問を繰り返していた時代からはまだ100年たっていません。日本の警察にはそういうのが全部「次に使うとき」のために大事に保管されていると、私は考えてます。沖縄が戦場になっても広島と長崎に原爆が落とされても、日本の支配層が最後まで「守ろう」としたのは、国家機構のそういう部分だったと思うからです。…今日は沖縄の「慰霊の日」。
その博物館、聞いたことあります!行ったことはありませんが。おそろしいですね…。
なんにせよ、持てる「力」はいいことの為に使いたいし、使ってほしいですよね。