温度が日本人向けで良い。キラーイ温泉
ハンガリーで一番楽しみにしていたことは温泉に入ること。
てことで、いろいろ検討した結果キラーイ温泉に行くことにしました。
キラーイ温泉をググると、「ゲイの社交場キラーイ温泉」こわい!!的なことが書かれているブログが多かったんですが。
http://komadakoma.hatenablog.com/entry/2017/06/22/155400
過去記事ぶっこんでみたりする。
観光客が多そうなセーチェーニ温泉と違って、キラーイ温泉はこじんまりして良さそうだったので選びました。
ネットによると、曜日で男女混浴の日とそうでない日があるらしく、間違えないように混浴の日に行きます。
ブダ側と、ペスト側をつなく地下鉄。
ドナウ川の西側がブダ側、東側がペスト側なんですねー。ひとつ賢くなりました…。
キラーイ温泉はブダ側にあります。
キラーイ温泉の外観はこんな感じ。
地味すぎてわかりづらい!一瞬、入口もちょっとわからない感じです。
料金は2400フォリント(約960円)。
施設の規模としては、日本の町の銭湯と同じくらいです。
と思うと、やっぱ料金高いな!
浴場は写真撮影禁止とあったので撮れませんでしたが、ドーム型の建物のなかに大きな円形の浴槽があって、そのわきに小さい浴槽がふたつ、となりの部屋にサウナと水風呂もありました。
混浴の日だからか、ネットに書いてあったようなゲイの人たちもいません。
お客さんの数も少なくて、のんびりした雰囲気のなかゆったりお湯につかれます。
そして何より、温度!!!
セーチェーニ温泉では予想を下回る温度におののきましたが、
ここキラーイ温泉は40度こえてる!!
お湯につかると「あぁ~~~」と声がでます。
そうそう、これくらいの温度じゃないと声も出ないよ!!
ドーム型ということもあるのか、音がよく響きます。ここで歌ったらエコーがきいて気
持ちいいだろうな~~~と思いながら、小声で歌うわたし。
こじんまりしていて温度も日本人にぴったり。個人的にはかなりおすすめです。
ゲイがどうのこうのな人は、混浴の日に行くといいのかもしれませんねー。
キラーイ温泉の前で会ったエホバの証人
キラーイ温泉が見つけられなくて、地図を見ながらうろうろしていたとき、前から日本人と思われるアラフィフ?女性2人が歩いてきて、「日本人の方…ですよね?」と声をかけられました。
2人はハンガリー在住者に見えたので道を聞くと、「そこですよ」と目の前を指さして教えてくれました。
「でもわたしたちも4年くらい住んでるけど行ったことないの」と笑ってます。
お礼を言って立ち去ろうとしたら、
「エホバの証人って聞いたことありませんか?」
え!そうきたか。
でもわたしも時間はたっぷりあるし、宗教に入ってる人にも興味あるし、なんなら観光情報も聞けるという下心もあり、話を聞いてみることにしました。
入信のきっかけはなんですか?
Aさんの場合
もともと母親が「死」をすごく恐れている人だったのだが、エホバの証人へ入信したことをきっかけにその恐怖心が薄らぎ、穏やかに生きられるようになった。
その母親の影響で入信。
Bさんの場合
若いころに劇団員をしていて、いい役者になるためには人間性を磨かなければいけないと思った。そんなときに知り合いに誘われて、エホバの証人の集会に参加して感銘を受け、人間性を高められると考え入信。
なぜハンガリーに住んでいるんですか?
AさんBさんとも回答はいっしょ。
夫の仕事の都合でついてきました。
ちなみに2人とも、夫もエホバの証人の信者です。
ていうかエホバの証人ってなんですか?
キリスト教から派生した宗教です。
ここで、例の冊子(ものみの塔)をわたされ、裏のページを見るように促されます。
そこには、見たことも聞いたこともないアリの拡大写真が。
例えばこのアリはこんな過酷な環境下でも生きていける、優れた機能を持ち合わせています。
こんなにも精巧で美しく、機能的にも優れたものを、誰が設計したのでしょうか?
神です。
・・・・・・なるほど。そういう感じなんですね。
ブダペストでどっかいいお店とか知りませんか?
2軒教えてもらいました。
まずはこちら。
ブダペストではかなりの老舗らしいです。Kiskakukk Étterem |
行ってきました。そんで食べましたフォアグラ。
英語のメニューを見るのは毎回いつも疲れますが、なんとか見つけ出しました。
ヒューガルデンとフォアグラで4580フォリント(約1800円)!
ゲストハウス1泊ぶんと大差ないお値段ですが……
めちゃくちゃうまかった!!!これはまたいつか食べに行きたい料理です。
そしてもう一軒教えてもらったのはタイ料理。
中央市場のすぐ近くにあります。おてもとが出てきてほっとします。
夜の7時前に行ったら、店内はすでに地元客と思われる人たちでほぼ満員。
わたしは一人なのでなんとか入れましたが、夜は予約をしていった方がいいでしょう。
タイの町なかで食べるよりちょっと上品な感じの味で、おいしゅうございました。
・・・・・・ここまでですでに、キラーイ温泉の前で40分くらい話しこんでます。
女が3人集まるとこうなるんですかね。
そして最後に、
集会があるんですけど来ませんか?
これは二人からのお誘いです。
どうせ暇だし、どんな人たちが集まってどんなことを話しているのか見てみたいとも思ったんですが、あとで日本にいる彼氏にこの話をなにげなくしたところ、すごい勢いで止められました。
ただでさえ外国にいて不安なところに、そんなところに行って日本語も話せて優しくされたらわたしが入信してしまう!!!と思ったようです。
わたしがすることに反対したことがほとんどない彼氏が、ものすごい必死に止めてくるので、そこまで言うなら…と思い行くのをやめました。
エホバの証人の信者ってどんな人
みんな親切で穏やかな人たちであるとはよく聞きます。
わたしが会った二人も、そのとおりの人たちでした。
話のなりゆきでメールアドレスを交換したのですが、あとでわざわざ、おすすめのお店や観光地の詳しい情報を送ってくれたりして、ありがたかったです。
集会への参加は、もしよければ…という感じの控えめなメールが1回来たのみ。
なかなかそういう場所に行く機会もテンションもないので、やっぱり行ってみればよかったかなあとも思います。
宗教というと、日本人はどうしても拒否反応が強い人が多いのでしょうが、宗教でその人が生きやすくなるというのなら、それはそれかなあと思いました。
まわりに迷惑をかけたり、多額の寄付などが必要でなければですが。
あ、でもエホバの証人って輸血禁止ですよね…。
うーん。
ハンガリーでエホバの証人について、宗教を信じるということについて、いろいろと考えた夜なのでした。
コメント