「ピナコテーク」とはギリシャ語に由来していて、「絵画の収蔵所」という意味なんだとか。
そして、
「アルテ」は古い
「ノイエ」は新しい
アルテ・ピナコテークのあとにノイエ・ピナコテークができたってことみたいですね。
どちらも、街の中心部からトラムで3駅ほど、歩いても2、30分ほどで行ける美術館です。
アルテ・ピナコテーク
こちらのウェブサイト、日本語もあるので安心です。
そしてなんと日曜日は入場料1ユーロ!(約120円)
わたしが行ったのは日曜日だったのでラッキーでした。
混んでるかな?と心配していたのですが、まったくそんなことはなく。
広々とした館内をゆっくり見てまわることができました。
(なぜか写真を撮り忘れています……)
わたしの好きなブリューゲルもありました。『怠け者の天国』
よくよく観ると、食べかけの玉子が歩いていたり、ナイフが刺さった豚が歩いてたり…
ブリューゲルの絵はすみずみまで見逃せません。
他は宗教画がけっこう多い印象でした。
宗教画はたくさん観ると疲れます…。
絵が「意味」にあふれているからですかね。似たような構図やタッチのものが多いことも原因かもしれません。
てことで、次。
ノイエ・ピナコテーク。
ノイエ・ピナコテーク
アルテ・ピナコテークと同じサイトです。
こちらも日曜日は入場料1ユーロ!
そしてこちらも全く混んでいませんでした。常設展はいいですね、ゆっくり観られて。
ゴッホの『ひまわり』
ん?うしろの色が思ってたのと違う…?と思ったら、
ゴッホの『ひまわり』は、7点あるんですね!
構図は一緒ですが、ひまわりの本数と色遣いが違うようです。
この『ひまわり』は12本。
おそらくゴッホの『ひまわり』と聞いて多くの人が思い浮かべる、背景が黄色のものは、ひまわりが15本。
以上、わたしも調べて初めて知った豆知識でした。
そして連作といえばモネの『睡蓮』。
こちらはなんと200点以上もあるそうです!
ウィーンのアルベルティーナ美術館でも観ました。
東京の美術館にもいくつかありますね。
ヨーロッパ旅行中に何点か観ましたが、同じ水に浮かぶ睡蓮でも、朝昼晩、雨の日、晴れの日、ほんとうにいろんな睡蓮があっておもしろかったです。
宗教画とちがって、やっぱり自然のものが描かれている絵はいくら観ても飽きません。
そしてウィーンで衝撃を受けたクリムト、ここにもいたーっ。
他にもゴーギャン、ルノワール、など、印象派と呼ばれる画家たちの作品をたくさん観ることができます。
アルテ・ピナコテークで宗教画を観すぎて疲れていたのが、印象派の人たちの作品を観ているとほっとするというか、心がなごむ……。
わたしのような絵画初心者でも楽しめるのは、ノイエ・ピナコテークの方でしょう。
そして結局最後は市場に戻ってビール!
芸術とビールを堪能したミュンヘンでした。
コメント