アントウェルペン、ブリュージュに続いて、次はゲントに行きます。
ベルギーは国土が小さいので、近郊の街へ気軽に足がのばせて本当に便利!
そして魅力的な街が多い!
いろんな国に行ってつくづく思いますが、首都よりも地方都市の方が楽しいです。当たり前か。
ゲント街歩き
ブリュッセルからは電車で30分。日曜日なので電車代は通常の半額で、往復10.2ユーロ(約1220円)。
ゲント駅から街の中心部までは距離があるので、路面電車で行った方が早いですが、歩くのが好きなわたしは30分ほどかけて歩いて行きました。
ゲントも運河がありますが、ブリュージュほど観光客が多くないのか、ブリュージュよりももっとのんびりした雰囲気があります。
通りかかった小さな広場で植物の市場が開かれていたので立ち寄ってみます。
脇にとめられていたフードトラックでは、カヴァ(スパークリングワイン)が売られていました。
ビールじゃなくてカヴァ⁇
フードトラックだと大量にビールのボトルを持ってこれないからでしょうか?
日本とか中国のイメージなのかな…。
寄り道しながらやっと到着‼
聖バーフ大聖堂。
からのゲントの鐘楼。
やっぱり運河がある街ってイイ!!
…………
…………
………正直ここゲントでは、飲んでいた記憶しかありません。なので観光情報的なことが書けません。
見どころは街の中心部に集中していますし、酔っ払いのわたしでもどうにか迷わず帰れるくらいの規模の街ってことだけお伝えします。
教会前のマーケットでじーちゃんと出会う。
この日は日曜日だったので、教会の前で小さなマーケットが開かれていました。
フードトラックの前の席で楽しそうにカヴァを飲んでるじーちゃんがいたので、ついわたしもふらふらと座ってカヴァを注文。
カヴァ一杯2.5ユーロ(300円)。
じーちゃん、毎週日曜日はここで飲んでいるそうです。
お店の人や近所の人がここに立ち寄っては、じーちゃんやフードトラックの兄ちゃんと話していきます。
ポーランドから移住して20数年になるというばーちゃんが、ポーランド語で「乾杯」を教えてくれます。
「ズドラストヴィーチェ!」
(※記憶違いしてましたが、これは「こんにちは」の意味でした!「乾杯」は正しくは「ナズドロヴィーエ」でした。)
でたらめな英語で話が盛り上がり、これは立ち去るタイミングが難しいなー……と思っていると、じーちゃんが「彼女にカヴァを」と店の人に注文しておごってくれました。
ワーイ!
……って、ますます立ち去りにくくなりました。
その後、わたしのカヴァがグラスの3分の1くらいになるたびに次のカヴァを注文しおごってくれるじーちゃん。
じーちゃんもパカパカグラスをあけます。何者なんだ。
わたしは4杯くらい飲んだところで、観光とかもうどうでもよくなってきました。
「次の店に行こう」と言うほろよいじーちゃんについていくことに。
じーちゃんについてくのはブダペストに続いて2回めです。
じーちゃんとはしご酒
さっきのフードトラックから道を一本挟んだすぐのところにあるお店。ここでもカヴァ。
この時点でもうカヴァは何杯飲んだかわからなくなってます。
お店のテレビではちょうどゲントがサッカーの試合をやってました。
よく晴れた昼下がり、こういうとこで親子でサッカー観てるってなんかいいですね。
これぞ平和、って感じ。
なんてしみじみしていたら、次の店に行くぞ、とじーちゃん。
水辺に人が集まるというのはどこも一緒ですね。
ブリュージュとは違って、ゲントは運河も道も大きくてひろびろしてます。
ものすごーくのどか。
フランドル伯居城……とかいうやつで、ゲントの見どころのひとつだと思うんですが、あまりちゃんと観ないまま通り過ぎて次のお店へ。
テラス席はたしかに気持ちいい!
おすすめのビールを聞いたら、2本とも赤い色のちょっと甘めのかわいい味のビールをすすめてくれました。
それにしても、じーちゃんと何を話していたのか全く思い出せない。
シメ?のフライドポテト。
フライドポテトはベルギー発祥なんですよね。
それにしても、有無を言わさず直接ソースがどりっとかけられているポテト。
うわぁ……と思いましたが、これがうまい。
見た目よりも味は濃くなくて、意外にもいくらでもいけます。単に満腹中枢がマヒしてただけかもですが。
時刻はおそらく午後4時過ぎ。
ほろよいじーちゃんとはここでお別れです。
そしてわたしの悪いクセ。
飲みなおす、というわけではないんですが、気になっていたお店があるので一人でもう一軒行くことに。
噂の「デ・デュレ・グリート」へ
250種類以上のビールをとりそろえているというこのお店。店内は奥行きもあってかなり広く、ほぼ満席状態でした。
このお店の名物?は、ここでMAXと呼ばれる特大ビール(1.2リットル)を注文すると、靴を片方預けなければならず、飲み終わるまで返してもらえない、というもの。
その昔、たらふく飲んでそのままお金を払わず逃げた人がたくさんいて、それを防止するために靴を片方預かっていた、という伝統からきているそうです。
ちょっとわかりづらいですが、写真の上の方、カゴに片方の靴がいくつか入っています。
これを飲んでみたくて来てみましたが……
もうすでにさんざん飲んでいることにくわえて、すぐ隣で4人ぐらいでキャッキャ言いながらMAXを飲んでいる女子グループを見ていると、ひとりでMAXを飲むことがバカらしくなってきたので、おとなしくふつうのビールを注文しました。
ウェスト・マールダブル。トラピストビールです。4.1ユーロ(約490円)。
ひとり飲みは好きだけど、さみしいときもある……。
このあと電車で寝過ごさずに帰れた自分を褒めたいです。
夕暮れの運河もきれいでした。哀愁…。
コメント
「ズドラストヴィーチェ!」はロシア語で「こんにちは!」なのですけど、ポーランドでも使う言葉なのでせうかね。
あれ?乾杯じゃなくてこんにちは!でしたかね…