2018年2月23日~2018年3月3日のあいだ、彼氏と二人でミャンマーのヤンゴン、バガン、マンダレー、キンプンをまわってきました。
多少の撮り忘れがありますが、9日間で実際に飲んだり食べたりしたものを紹介していきたいと思います。
市場の様子
テーブルがないタイプの市場。(バガンにて)
主に生鮮食品を売ってました。
地面が近いしとても乾燥しているので、砂ぼこりが気になります。
お肉の上にはたくさんハエがたかっていて、お店の人はみなさんそれを払いながら売っていました。
神経質な人だと、これを見たら食欲なくなっちゃうかも??
炎天下の中、ぬるい水につけられて魚が売られています。
こちらもちょっとやはり衛生的には心配になる感じ。
テーブルの上に並べられていると、それだけでもなんかちょっと安心するような気がします。
まぁ、状態としては大差ないんですけども。
アジアの他の国と比べると、整っていないというか、あまりきれいな感じではないな~という印象でした。
ミャンマー風カレー(ヒン)
『地球の歩き方』によるとミャンマー風カレー(ヒン)とは、
タマネギをスパイスで炒めたものに具を加えて油で煮込み、水分を蒸発させて具の表面が油で覆われるように仕上げるもの。外国人には便宜的にカレーと呼ばれるが、「油戻し煮」と呼ばれる調理法。
とあります。
実際に食べてみて、たしかにこれは「油の取り過ぎは体に良くない」という考えをいったん忘れないと食べられない料理だと思いました。
数えてみると、カレーを食べたのは5回。
体感的にはもっと食べたと思ってましたが、その油の多さゆえに印象が強く残ったのかもしれません。
バガンのアーナンダ寺院の前に出ていた屋台で。
お客さんがひっきりなしにやってきていたので、人気店のようです。
注文の仕方がよくわからず、何種類か並べられているカレーを見ながらとりあえずわたしはチキンカレーを、彼氏はポークカレーをたのんでから席につきました。
すると、テーブルに続々と副菜が運ばれてきてテーブルがとてもにぎやかに。
えっ、これでいくらなんだろう?
「カレー」というより「油のなかに浮かんだチキン」といった見た目に一躊躇しますが、食べてみると鶏のダシがよく出ていてすごくおいしいです。
なので結局全部ごはんにかけていただきました、この油。
副菜は、小茄子やオクラといった生野菜、豆を甘く煮たもの、マンゴー?の漬物、茹でたカリフラワー、スープなど。
これらはお店によって多少の違いがあるようです。
マンゴーの漬物はかなり発酵が進んでいるのかお酒のような味がしました。
そしてなんとごはんとスープはおかわり自由。
(おかわりどころか、ごはんは多すぎて残してしまった)
副菜が盛られた小皿にはとりわけ用のスプーンがついているので、余ったぶんは次のお客さんに再利用されるんですかね。
カレー×2で4000k(チャット)。約320円。
一人160円でこの味と量は、あとで思い返してみてもとてもいいお店でした。
バガンの観光客向けのきれいめレストランで。
写真左がフィッシュカレー。
右はエビの甘酢いため。
メニューにはトマトベースのフィッシュカレーとありましたが、味は日本人がイメージするような「カレー」ではなくふつうにトマト煮込み。
「カレー」じゃないだけで、にんにくとトマトで柔らかく煮込まれた魚(バガンは海に面していないので川魚か)は臭みもなく、ビールのおともにじゅうぶんでした。
エビの甘酢いためも上に同じ。
両方とも、日本のレストランででてきてもなんら違和感のない味です。
ただ一皿の量が多かったので、こういうときは二人いてよかったと思います。
フィッシュカレー、エビの甘酢いため、ビール×5で15500k。約1240円。
さすがにちょっと高め。
バガンからマンダレーに向かう電車の中で。
途中の駅のホームでお弁当を買いました。
チキンカレーです。
たっぷりのごはんの上に、いつもならテーブルに並ぶ副菜たちが全部のっけられています。
米の量が多すぎるので、二人でひとつ買って食べました。
チキンカレー弁当×1で1200k。約96円。
マンダレーのクドードォ・パヤー前の広場にある屋台で。
彼氏が体調不良のため、写真はわたし一人分のカレー。
バガンで食べたカレーよりちょっと副菜がさみしい印象?ごはんも少なめ。
やっぱ都会だからでしょうか。
でもわたしには量がちょうどよく、残すことなく全部食べられたのでよかったです。
ポークカレーもほどよい味付けでとてもおいしいです。
大量の油さえ気にしなければ。
つけあわせのハーブ?(写真右)をポークと一緒に食べたら口の中がスーッとさわやかになって、おおっ!うまい!となったんですが、どなたかこのハーブの名前をご存知の方がいたら教えてください。
カレー×1、ミルクティー×1で1800k。約144円。
マンダレーのバスターミナル側の屋台で。
夜行バスに乗る前なので、ちょっと写真が暗めです。
米がピーナッツのゆで汁で炊かれているのか、ピーナッツの香ばしい香りが食欲をそそります。
暗かったのでこれまたかなりわかりづらい写真ですみません。
なにかの魚卵のカレーと豚?レバーのカレー。
魚卵は残念ながら魚卵そのものの味はあまりせず…。レバーの方はしっかりレバーの濃い味が油にとけこんでいて、臭みもなくおいしかったです。
もうすっかり油を飲むことにも慣れました。
カレー×2で2600k。約208円。
【まとめ】
「油は体に悪いもの」という考えはいったんどこかに置いておきましょう!
「カレー」といってもメインのお肉は2かけほどで、あとの副菜は全部野菜なので、意外とバランスとれてるかもしれません。(?)
ミャンマーの麺、いろいろ
『地球の歩き方』にはいろいろと麺の種類が書いてあるのですが、旅の最後までモヒンガー以外はどれがどれやらわかりませんでした。
ヤンゴンのバスターミナルの屋台で。
汁なし系の麺料理はどこも大皿に何種類かの麺が盛られていて、そこから好きなものを選ぶとお店の人が味付けしてくれる(写真右)、という感じでした。
ミャンマーの人たちは手であえるみたいです。
辛さは言えば調節してくれます。量はほどよくていいのですが、このお店の味付けが薄いのか、なんというかこれといってどうということもない味。
麺とモツ串12本で3500k(チャット)。約280円。
ビールは屋台には置いていないので、近くのコンビニに走ります。
缶ビール×2 で2400k。約192円。
ミャンマーではなぜか、生ビールよりも缶ビールや瓶ビールの方が高いです。
バガンのミン・ナン・トゥという小さな村にあるレストランで。
ヌードルとオムそば的なもの。
出てくるまでにずいぶん時間がかかりましたが、どちらもおそらくインスタント麺。
どちらもおいしいと言えばおいしいけれど、これまたどうということのない味。
もしもわたしたちが作ったらいろいろ足してもっとおいしくなってしまうところを、このようなどうということのない味にとどめるところが味といえば味です。
なぜか焼きそばの方だけ2袋分だろこれ、というほど麺の量が多く、さすがにどうということのない味を2袋分食べるのは少しつらかったです。
ヌードル、焼きそば、ジュース×2で5000k。約400円。
バガン駅のホームに出ていた屋台で。
マンダレー行きの電車を待っているあいだ、朝食として食べました。
おばちゃんが数種類の調味料で手早くあえて、最後にパクチーをぱらり。
麺料理でようやくヒットが出ました。
ココナッツミルク?のような甘さとまろやかさが辛さとあいまってとてもおいしく、朝からしあわせな気分に。
腹六分目くらいにしかならない量も、わたしとしてはちょうどいいです。
なんとなく明太子パスタが思い出されました。
麺×2で1000k。約80円。
マンダレーから船で一時間ほどのところにある、ミングォンというところのレストランで。
モヒンガーという料理で、スープは魚ベース、麺の上にはお揚げのようなものなどが乗っていて、お好みでライムをしぼって食べます。
さっぱりしていて、油っこいミャンマー料理に疲れた胃にもするするとおさまります。
わたしたちはお昼に食べたのですが、そのときレストランにいた地元の人たちはみんなカレーを食べてました。
麺料理は、ミャンマーの人たちは朝食や軽食として食べることが多いようです。
モヒンガー×2で2000k。約160円。
ゴールデンロックを見るために行ったキンプンの屋台で。
写真左の状態では正直味はあまり期待できないかな…と思っていましたが、いい意味で期待を裏切られました。
こういう味のポテトチップスがあってもよさそう、と思うようなちょっとジャンクな感じのする味付けが新鮮でおいしかったです。けっこう辛め。
具がほとんどない……とがっかりしたスープも魚のダシがよく出ていて、胃にしみます。
当たり前といえば当たり前ですが、同じ汁なし麺でもお店によって味付けはこんなに違うんだなぁと思いました。
麺×2で1000k。約80円。
値段は変わらず安いです。
ヤンゴンのショッピングモールの中のレストランで。
わたしはこの日体調がすぐれず、彼氏がたのんだものを少しだけもらいました。
二人だとこういうとき助かります。
あんかけのようなとろりとしたスープは、にんにくがっつり味濃いめの中華料理系の味付けで、ビールにも合いそうでおいしかったです。
麺×1、ライチジュース、マンゴーフロートで4000k。約320円。
まとめ
麺系は安いしおいしいし量も多くないので、朝食に、小腹がすいたときに、油っこいものに疲れたときに、いろんな場面で「ちょうどいい」食べ物でした。
シャン料理
ミャンマー国内ではビルマ人についで人口が多いとされるシャン族。
シャン州は隣国タイと接していて、民族的にはタイ人と同系なんだそうです。
『孤独のグルメseason6』でも井之頭五郎が高田馬場にあるシャン料理店に行っていたり、ノンフィクション作家の高野秀行さんがアヘン栽培の取材のためにシャン州に行っていたりと、なにかと気になっていた「シャン」というワード。
マンダレーでとりあえず、『地球の歩き方』に載っていた「ラーショー・レイ」というシャン料理のお店に行ってみました。
夕方の早い時間に行きましたが、すでにお客さんがちらほら。
こういうタイプのお店は実際に見て選べるので本当に助かるし、目が喜ぶので大好きです。おら、わくわくすっぞ!
ごはんの上に、3種類のおかずを選んでのっけてもらいます。
ごはんが多すぎたので半分にしてもらい、青菜のガーリックいため、ゆでた豆と鶏肉のサラダ?、鶏肉の煮物の3種類にしました。
写真右は、生野菜とそのつけダレ。
こ、れ、は……
うまい!!!
シャン料理はビルマ料理と違って油っこくないとは聞いていましたが、たしかにその通りでさっぱりしていて、味付けもなんとなくやさしい味です。
これは確実に日本人好みの味だと思われます!
写真右のつけダレもどういう調味料を使っているのか、食べたことのない味で不思議においしいです。
お店の人にこれはどうやって作っているのか?と聞いたところ、「にんにく、パクチー、トマト、ネギ」というところまではわかったのですが、肝心の調味料の名前?がミャンマー語で聞き取れず、なんども聞き返しているうちにお店が忙しくなってきてしまい、結局わからずじまいでした。
もう一度食べたいので、高田馬場のシャン料理店に行って聞いてみようと思います。
ごはんにおかず3種類×2セット、フレッシュジュース×2で6900k。約552円。
ミャンマー料理のレストランよりちょい高めでしょうか。
こちらもまた『歩き方』に載っていた、ヤンゴンにあるシャン料理のお店。
「トリプルナイン・シャンヌードル・ショップ」
わたしたちが行った12時前にはもうすでに満席に近いような状態で観光客も多く、人気店のようです。
わたしは汁なし麺を、彼氏はヌードルを注文。
上にのせるお肉はチキンとポークの2種類から選べます。
ミャンマーでは、汁なし麺にはすべてスープがついてくるというのもうれしいです。日本のお店もそうするべきじゃないでしょうか。
これもまた食べてびっくり、シンプルだけどおいしい!
つけあわせの漬物といい、やっぱり日本人の舌に合うであろう味付けです。
汁なし麺の方は味噌のようなものであえてあり、ごまの香りも香ばしく、どこか懐かしいような気さえします。
ヌードルのほうも、日本のラーメンに近いような、ほっとする味。
こちらも定番人気メニューらしい揚げ豆腐。(10個)
酢醤油のようなものをつけていただきます。
日本の豆腐とは違ってちょっともちっとした食感で、そしてミャンマーの揚げ物とは違って油でギトギトしてない…!
10個なんて食べれるかな…と心配していましたが、さっぱり酢醤油ということもあり、ふたりでぺろりとたいらげました。
麺×2、揚げ豆腐で5600k。約450円。
【まとめ】
ミャンマー旅行に行ったらシャン料理を一度は食べましょう!ぜったいおいしいので!
胃も心も休まります。
ミャンマーのおやつ
おやつ。
これをいつでも食べられるように、食事は腹八分目を心がけているわけです。
ヤンゴンからバガンへむかう夜行バスの中で。
わりと大きめな箱をわたされたので、サンドイッチかな?と思ったらお菓子でした。
どれも特に甘すぎるということもなく、ふつうにおいしかったです。
でも、こんなにお菓子をもらっても……。
バガンからマンダレーに向かう電車の中で。
電車の中では物売りのおばちゃんたちが、たくさんのお菓子や飲み物、果物などを載せたトレイを器用に頭の上に載せて歩いてきます。
おばちゃんを呼びとめて、豆菓子を一袋買ってみました。5個入りです。
しかし……やっぱり油っぽい!袋の下のほうに油がたまるほどです。
味は、節分の豆、って感じ。シンプルに大豆の味です。
豆菓子一袋200k。約16円。
マンダレー駅の前の路上で。
移動式の屋台が工事現場の前に止まってにぎわっていたので、わたしも買ってみました。
ちょっと薄い牛乳のようなものの中に、数種類のゼリーや寒天などと、なぜか薄切りの食パンも入っています。
たしかにこれは、炎天下の肉体労働のあいまに食べるにはちょうどいいかも。
ほどよい甘さと食パンが、疲れた体と小腹を満たしてくれます。
具だくさん牛乳×2で1000k。約80円。
マンダレーの路上で。
わたしの好物のひとつに、とうもろこしのかき揚げ、というのがあります。
出会ってしまったら食べないわけにはいきません。しかもちょうど揚げているところ。
かき揚げひとつだけではなんだか申し訳ないので、小さな豆の揚げ物も2個あわせて買いました。
やっぱりちょっと油っこいですが、とうもろこしの甘さがちゃんと感じられるかき揚げは満足のいく一品。
とうもろこしのかき揚げ×1、豆揚げ×2で200k。約16円。
マンダレーの路上の果物屋で。
安かったので試しに買ってみたらやっぱり傷んでいるものが多く、しかも大きなイチゴは上の3つ4つだけで、その下はクランベリーくらいの大きさの極小イチゴなのでありました。
写真は撮り忘れましたが、お高いと思ったマンゴーは完熟状態でめちゃくちゃおいしかったです。
イチゴひと箱(小)800k。約64円。
マンゴー2個4000k。約320円。
マンダレーのカフェ「ナイロン・コールド・ドリンク」で。
時間を持て余したので、『歩き方』に「アイスクリームやフルーツシェイク、デザートがどれもおいしい」とあったカフェに行ってみました。
アイスクリームとアボカドシェイクを注文。
正直どちらも、特別おいしい!って感じではなかったです。
アイスクリーム800k。約64円。
アボカドシェイク1500k。約120円。
マンダレーのローカルなコンビニで見つけた、なんとも手作り感あふれるポテトチップス。
当たり前ですが、食べるとパリッとしてます。
ミャンマーの人、油きれるじゃん!!!
油っこいカレーや揚げ物ばかりを見てきて、ミャンマーの人は油をきることなく一生を終えてるんじゃないかと思ってました。ごめんなさい。
ポテトチップス 値段忘れました。
マンダレーから船で1時間の村、ミングォンの屋台で。
魚はちょっと間食には重いのでエビの方をチョイス。
想像通りの味でおいしく、見た目ほどは油感もなくてよかったです。
エビのかき揚げ1枚 値段忘れました。
ゴールデンロックのあるキンプンからヤンゴンへ帰る途中の村の屋台で。
タネをあっというまに薄くのばして、大量に油をひいた(ほんとうになぜこんなに大量にひくのか)鉄板の上にのせ、卵を割り入れます。
パタパタと折りたたんだらトレイにあげ、一口サイズにカットして袋に入れてくれます。
見た目からも想像がつくと思いますが、この味はフレンチトースト!
タネにも味がついてるんでしょうか。ほんのり甘くておいしくて、あっというまに食べてしまったので、もうひとつ買えばよかったと思いました。
焼いてくれたお兄ちゃんの笑顔もとってもすてきだったし。
フレンチトーストっぽいもの。500k。約40円。
ヤンゴンの路上の屋台で。
クレープのような生地にチョコレートを薄くのばし、その上にココナッツを削ったものを散らしてくるくると巻きます。
野菜を巻いたサラダクレープもありました。
わたしはチョコレートの方を注文。
外はパリパリ中はとろ~りチョコレートという完全に見た目通りのおいしさで、軽くておなかにもちょうどいいです。
これはまた食べたい。
チョコクレープ300k。約24円。
【まとめ】
甘いもの系は、めちゃくちゃ甘かったらやだなぁとビビってましたが、そんなこともなくおいしかったのでよかったです。
でも、見た目からでは全く味の想像がつかないようなお菓子にチャレンジしなかったのは反省。
時期的に、旬の果物が少なかったのも残念でした。
ミャンマーのホテルはだいたい朝食がついている、って旅行作家の下川裕治さんが言ってたような…。
ホテルの朝食
わたしが泊まったのは中級ホテルでしたが、どこもバイキング形式の朝食がついていました。
バガンで。
田舎のホテルだと、たまにこんなふうに屋上にあがれたりするのでいいですね。
傘は、ここバガンの名産品だそうです。
揚げパン、豆の揚げ物と、朝から揚げ物。
ホテルの朝食は、少しずついろいろ食べられるのもいいところ。
マンダレーで。
三角のきつね色のお揚げのようなものがあったので食べてみたら、めちゃくちゃ油がしみこんだトーストだったのでびっくり。
ヤンゴンで。
体調がすぐれないので、ミャンマーぽいメニューを食べることをあきらめて西洋風にしてみました。
ここのホテルは、お茶だけでも中国茶(プーアル茶)、インド茶(ジンジャーチャイ)、リプトンの3種類を用意しています。
食事のメニューもしかり。
さすが中国人街、インド人街があり、多くの観光客も来るヤンゴンのホテルです。
【まとめ】
少しずついろいろ食べられるのがホテルの朝食のありがたいところ。
町なかでは買うのがためらわれた揚げ物や麺ものなどもあったりするので、トライしてみるといいですね。
飲み物
写真左はちゃんと入れてくれるタイプのミルクティーで、右は町なかでよく見るタイプのコーヒー、ミルクティー。
右のタイプは、お湯が入ったマグカップにインスタントの袋がそえられてくるので自分でいれます。
インスタントミルクティー×1で250k。約20円。
ビールは缶やボトルで飲むよりなぜか生がいちばん安いので、外ではいつもミャンマービールの生を飲んでいました。
でもけっこうビールの種類があるので、スーパーでいろいろ買ってホテルで飲んだり。
赤いラベルのものがちょっとアルコール強めで、青いラベルがライトみたいです。どれもスッキリした味。
値段は忘れてしまいましたが…どれも100円しないくらいだったと思います。
シェイクとフレッシュフルーツジュース。
100%果汁のものが飲みたくてたのんだら、あれ?これシロップ入ってる?ってこともありました。
時期的に旬の果物が少なくて甘さがたりなかったからでしょうか。
1000~1500kくらい。約80円~120円。
ヤンゴンの環状線の車内で。
一番衝撃だった飲み物。
見た目は手作りチューペットって感じで、凍っていて冷たくておいしそうです。
子供たちが飲んでるのをよく見かけるし。
そしてオレンジ色はオレンジ味って思うじゃないですか。
その「常識」は通じませんでした。
何味、ってよくわからない、ほのかーーーに梅?の味がするような?ちょっと塩っけもあるようなえも言われぬ味……とにかく
思てたんとちがーーーーーう!!!
いや、違っててもいいんですけどね、おいしければ……おいしければね………。
味が衝撃すぎて値段は忘れました。20~30円てとこじゃないでしょうか。
【まとめ】
ミャンマー滞在中に一番飲んだのがビールとインスタントミルクティー。
フルーツがおいしい時期なら、もっとフルーツジュースとか飲むといいかもしれません。
その他
ヤンゴンのバスターミナルの屋台で。
豚肉やモツの串を、中央の鍋にくぐらせてからタレをつけて食べます。
すでに火が通っているので少しあたためるくらいでOK。
ふつうにおいしいし、好きな量だけ食べられるのがありがたいです。
勘定は、串の本数で計算します。
モツ串12本と麺で3500k。約280円。
バガンのマーケットの中の屋台で。
米にマンゴー?の漬物、鶏肉を煮たものと、よくわからないスープ。
スープは一口飲んだときはいまいちかも…と思ったけど、レモンをしぼって魚醤を加えたらいい感じになりました。
二人分で3000k。約240円。
バガンの焼き鳥屋とヤンゴンの焼き鳥屋で。
ショーケースに入った串を見ながら選んで注文すると、こういう状態で出てきました。
全部串からはずして、小さく刻んであります。
たしかにシェアするにはいいですが……串ものは串から食べたい派です。
チャーハンはこれはもうふつうに日本の冷食のチャーハンがこの味でも問題ない味でした。
バガンの焼き鳥屋/焼き鳥8本、ビール5杯で8100k。約648円。
ヤンゴンの焼き鳥屋/焼き鳥4本、チャーハン、ビール4杯で8700k。約435円。
マンダレー、ウーベイン橋近くのお寺で。
お寺があったのでとりあえず仏像の前に座って手を合わせ、「はぁ~おなかすいたなぁ~」とつぶやいて立ち上がったら、背後から地元の人に英語で声をかけられました。
「ごはん食べる?タダだよ」
へ??
わけがわからないままのこのこついて行ってみると、そのままテーブルにつかされました。
そして目の前に皿が置かれ、スープの入ったバケツを持った人があらわれ、たっぷりスープをついでくれましたとさ。
なんだかわかりませんが、この日は参拝客に無料でスープを配っていたようです。
中華風スープでおいしかったです。
ごちそうさまでした。
【まとめ】
食べる量が調整できる串モノはとてもいいです。米の量は多すぎることが多いので。
東南アジアの飲食店で米の量が多いのは、二期作、三期作で米がたくさんとれるからなんですかね……。
日本人ほど米に対してありがたみがないような。
番外編・やっぱり頼りになるのは中華系のお店
マンダレーの中華系レストランで。
この日は夜に市場をうろついてお店を物色していたのですが、なぜか行けども行けどもビールが置いてあるお店が見つからない!!
イライラしはじめた頃、はたと思い当たりました。
中華系のお店ならビールが置いてあるかもしれない!
今までイスラム圏などお酒を飲むことが難しい国においても、中華系のお店にはお酒があることが多かったのです。
はたして、中華系のお店にありました、ビーーール!
しかもこのお店では、4杯飲むと5杯目がタダというシステム。
(このお店だけでなく、ミャンマーではどこのお店でも何杯飲んだか数えるためにグラスは下げてくれないみたいです)
あらためて、日本ではアルコールへのアクセスがいかに容易であるかを実感するとともに、困ったときは中華系…との思いをあらたにしたのでした。
唐揚げ、スープ、ビール×5で8300k。約664円。
ヤンゴンの中華街で。
困ったときは中華系、と思わされたことがもうひとつ。
体調をくずし、油っこいミャンマー料理はちょっときつい…となった日のことです。
ちょうど中華街をぶらついていると、そこには粥 の文字が。
おかゆ……!
サラサラの優しいお粥に、鶏とタマネギのサラダで夕食としました。彼氏はワンタン。
どれも全く違和感を感じない味で、すっと体になじみます。
お粥、ワンタン、鶏とタマネギのサラダで3000k。約240円。
【まとめ】
病めるときも健やかなるときも、最後に頼りになるのは中華系のお店。
ヨーロッパを旅行したときも、中華系のお店は量も値段もほどよくて味も安心で、なんども助けられました。
まとめ
ミャンマー料理は油っこい、とネットやガイドブックで見ていたとおりたしかに油っこいものが多かったのと、値段の安さに驚きました。
お酒を飲まなければ、一日三食を500円以内におさめることも可能です。
飲食店のテーブルには必ずポットに入ったお茶が置いてあるので助かるし、食後にそのお茶を飲んでダラダラしていても文句を言われることはありません。
連日ミャンマー料理ばかりだと胃もたれしそう…という人にはシャン料理がおすすめです。
油っこくもなければ辛くもなく、味付けも日本人の舌に合います。
そして、困ったときは中華系のお店!
お酒が飲みたい人も体調がわるい人も一緒に食事できるのは中華系のお店です。
世界中のどんな国にも中華街があるということは、旅行者にとっては実はとても心強いことなのかもしれません。
マンダレーのスーパーで見つけたそば焼酎を買って飲んでみました。
ミャンマー料理と言えばこのお店、高田馬場にある「ノングインレイ」に行ってみました。
日本でもおいしいシャン料理が食べられます!
スタッフの女の子もとても親切でいいお店でした。
四谷三丁目にあるミャンマー料理店「ゴールデンバガン」が主催するイベントに参加してみました。
シャン州出身のご夫婦が経営されているお店です。
シャン納豆の料理のバリエーションの多さは、本当に驚き!
かつてミャンマーの山村でゲリラとともにアヘンを育てる、という潜入取材をしていた著者が、今度は納豆の調査でミャンマーへ。
ほんとこの人すごい。
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