160年前にかけられた世界最長の木造の歩道橋、ウー・ベイン橋
マンダレーを南に、約11kmくだったところにあるアマラプラ。
かつては都だったその場所に、夕日の絶景スポット、「ウー・ベイン橋」はあります。
ウー・ベインとは、インワからアマラプラへと遷都されたときの、市長の名前。
(ウーは敬称で、ベインが名前)
アマラプラの東にひろがるタウンタマン湖をわたるため、彼は全長約1.2kmのこの橋を
架けました。
橋が造られてからはなんと160年近くもたっていて、さらに木造の歩道橋としては世界最長なんだとか。
歩いて片道20~30分ほどはかかります。
マンダレーでタクシーに乗るたび、どの運転手も必ずここを夕日スポットとしてすすめてくるので、行ってみることにしました。
地元の人や観光客でおおにぎわいの橋と水辺
わたしたちは午後からタクシーをチャーターしてアマラプラ周辺をまわり、料金は2000k(約1600円)
移動するたびにいちいちタクシーをつかまえて値段交渉をするより、チャーターした方が楽だし値段も安いです。
ウーベイン橋には夕日が沈む2時間も前についてしまったのですが、湖畔にはお店もたくさん出ていてとても賑わっています。
とりあえず、ミャンマービールで乾杯。
頃合いを見はからって、橋へ。
橋の上では、食べ物からおみやげまでいろんな物が売ってます。
この橋、横の手すりがいっさいないので、実際わたってみるとちょっと怖いです。
人とすれ違うときは慎重に…。
足元はこんな感じ。
板と板の間隔がわりとあいているところもあるので、ちょっとでもヒールの高い靴なんかでは怖くて歩けないですね。
ちょうど古くなった板を新しいものに替えて釘を打ちつけているところでしたが、なんというか原始的……。
このやり方で160年とは恐れ入ります。
ところどころ色が変わっているのは、修復した部分ですね。
遠くに見えるのは……家??
途中で椅子が置かれていたり休憩所があるので、歩き疲れたらひとやすみ。
日本の13倍も紫外線が強いと言われるミャンマーの直射日光。
休憩所以外日陰のない橋を歩くのもなかなか大変です。
カラフルなコーンを見ると食べたくなりますね、アイス。
休憩所のところから、階段で橋の下に降りられます。
橋を下から見るとこんな感じ。
わたしが行ったときは乾期だったので下は干上がっていましたが、雨季にはここは水に沈みます。
遠くに見える小屋が休憩所。
農作業をしている人がいましたが、雨季にはどのあたりまでが水に沈むのでしょうか…。
子供のお坊さんが遊んでいると、なんだかほっとします。
子供は遊ばないとね。
いや、大人だって遊びたいけど。
橋の下にも何軒かお店がありますが、ここは雨季のときは大丈夫なんでしょうか。
橋を支えている木を下から見てみると、割れていたりちょっと不安になるような木がちらほら。
夕日と橋がきれいに見えるスポットでは、船に乗ったり、お店の前に置かれた椅子に座ったりと、早くも観光客たちがスタンバイしています。
わたしもここで夕日を見ることに。
みんなのんびりビールやココナッツジュースを飲みながら、夕日を眺めていました。
長い橋のむこうに沈んでいく夕日をただ眺める、という時間の贅沢さ。
移動や観光に疲れたら、ここで少しずつ夕日が沈んでいくのをぼんやりと眺めながらミャンマービールを飲む。
あちこち歩きまわるのもいいんですが、旅行中にはこういう時間も必要ですね。
なにしろ乾季には雨が降ってくる心配もないので安心です。
しみじみと、いい夕暮れでした。
都会マンダレーからのどかな村ミングォンへ船でのんびり。
そば焼酎をマンダレーのスーパーで発見!
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