2018年3月時点では、主要パゴダには上れなくなっています
バガンの遺跡群のなかには、上にのぼれて朝日や夕日を眺めることができるパゴダ(仏塔)がある、とガイドブックやネットにはあったんですが、そこに書かれていた場所へ実際に行ってみると、どこものぼることが禁止されていました。
こちらは有名なシュエサンドー・パヤーですが…
のぼれませんでした。
こちらはミンガラゼディー。
オールドバガン全体を眺められる場所として有名だったそうなんですが、わたしが行ったとき(2018年3月)は立ち入り禁止となっていました。
どのパゴダも老朽化がすすんでいるので、観光客の安全と、パゴダがこれ以上崩れるのを防ぐために主要なパゴダはのぼるのが禁止になってしまったみたいです。
さほど大きなパゴダでなければのぼれるところもありましたが、あまり高さがないのでちょっと迫力に欠ける部分がありました。
そこで、パゴダ以外の朝日・夕日スポットに行ってみたので2か所ご紹介します。
①バガンビューイングタワー
わたしはあとから知ったのですが、この建物が景観を損ねているとして、地元の人たちからはあまり評判がよくないらしいです。
まぁたしかに言われてみれば、遺跡群の中ではちょっと異質な感じではありますが……。
リゾートホテルの敷地内にあって、建物自体やそのまわりはとてもきれいですし、朝日を受けて赤く輝くようすは悪くないんじゃないかと個人的には思いましたが、どうなんでしょう。
上の展望台に行くには、入り口でチケットを購入します。
ひとり7000k(約560円)
ちなみにわたしたちは、ヤンゴンから夜行バスでバガンについて、バスターミナルから直接ここまで馬車で行きました。
バスターミナル→バガンビューイングタワー→ホテル
というルートで、合計1時間は走ったでしょうか。
値段は15000k(約1200円)でした。
旅情はありますがけっこう時間はかかるので、急いでいる人はタクシーの方がいいです。
タワーに入ると、1階ロビーはとてもきれいでがらんとしていました。
エレベーターと階段でのぼっていくと、これまた広くてきれいな展望台です。
思っていたよりは混んでいません。
真下にはリゾートホテルのロッジが村のようにあり、その向こうには川、その向こうに遺跡群が見えます。
朝日を空の上から眺めるため、気球が次々とのぼっていきます。
気球に乗るのっていくらくらいすんのかなーと思って調べてみたら、3万円くらいでした。
うーん、お高い…。
しかも気球の様子を見ていると、日の出に間に合ってないやつとかいたんで、早めの行動が大事ですね!
わたしのカメラの技術がないせいでアレな写真になっちゃってますが……林立する遺跡の向こうに見える朝日はとてもきれいでした!
360度見渡せて、どこまでも続く遺跡群の上を気球がただようという幻想的な光景。
馬車はタワーの真下で待ってくれていました。実直な感じのする、とてもいい運転手さん。
名前はわかりませんが、庭に満開で咲いていた花もきれいでした。
町なかからは少し離れたところにあるので、タクシーやEバイクなどで。
ここへの道は整備されているので走りやすいです。
② Nyaung Lat Phet View Mound(スラマニ寺院近く、湖そばの小高い丘)
地球の歩き方には載っていませんでしたが、偶然見つけた朝日・夕日スポット。
湖のそばにある整備された小高い丘で、わたしたちが行った夕方には大型バスも何台かとまっていて、けっこうにぎわっていました。
駐車場の入り口には看板があります。
丘に登るまえに入域料のチケットのチェックがあるので、忘れないようにしましょう。
朝日はこちら側からのぼります。
湖面に反射してとてもきれいなんじゃないでしょうか。
丘の下の一本道を、ときどき馬車やバイクがのんびりと走っていきます。
遺跡群がけっこう遠くに見えるので、もうちょっと手前にもパゴダがあってくれたら絵的にもっとイイかも…と思ったり。
夕日を眺めているあいだも、おみやげを売ろうとする子供たちがそれぞれ懸命に営業をかけてきます。
なかにはぺらぺらの紙に自分で描いた絵を売っている子供がいたり、なんだかほほえましい感じの子供たちでした。
グーグルマップには載っていませんでした。
メインロードからは離れたところにあって、途中の道がけっこう運転しづらいので、Eバイクで行かれる方は砂にタイヤをとられないよう運転に気をつけてください。
まとめ
パゴダの修復がどのように、どの程度行われているのかわかりませんが(修復作業をしているところをほとんど見かけなかった)、しばらく主要なパゴダには上ることはできなさそうです。
遺跡群にこだわらなければ、川辺からも夕日を観ることができます。
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