今回の中国・マカオ旅行(2018/4/27~5/6)では、まず香港についてそれから深セン北駅へ行き、そこで新幹線に乗り継いで桂林まで行きました。
(そのあとは、桂林→陽朔→広州→珠海→マカオ、という旅程)
わたしたちにとってはただの乗り継ぎ駅としての深セン北駅だったのですが、駅のようすや乗車の仕方が日本とだいぶ違ってとまどうことも多かったです。
わたしたちのように初めての中国で初めての新幹線、という方は、かなり時間に余裕をもって行かれることをおすすめします。
深セン北駅の外と構内のようす
深セン北駅、とにかくバカでかいです。
そして出口から外に出るまでわりと距離があるうえに、出たところで駅前に特に何があるというわけでもありません。
駅を出て左手にある建物にはスローガンが。
自由、平等、公正、法治…………
ははあ、なるほど、そうですか。
駅を出てすぐ右手には高層ビルが建設中。
これからこの駅前が発展していくんでしょうか。
そして高層ビルの手前に「モール」とあったので多少期待して入ったのですが…
中には1階に飲食店が数軒入っているものの、どこも閑散としていました。
入っているお店自体はきれいですが、その閑散っぷりにここでご飯を食べる気になれず、ぐるっと一周しただけですぐ外に出てしまいました。
工事をしているところもあったので、こちらもまだ建設途中のようです。
駅の外には何も期待できないということがわかったので、あらためて駅構内を探索。
にしても、深セン北駅はバックパックをしょって歩くにはバカみたいに広すぎ&わかりづらい!
日本の駅とは構造が違っていて、全体を把握しにくい感じがあります。
それでも適当にエレベーターに乗って上にあがってみたら、これ。
エレベーターのドアが開いて、はるか彼方に見えたのがショッピングエリアの入り口です。
いや、遠すぎない⁉
なにこの無駄な広さ。
てか誰も歩いてないじゃん!
しょうがないのでとぼとぼと歩いてお店に入ってみました。
こちらは飲食店だけじゃなく、洋服や靴、おもちゃなどけっこういろんなお店が入っていて中もきれいなんですが、客足はまばら。
というかほとんどいません。
まだ午前中であるということをかんがみても、少なすぎじゃないでしょうか。
どこのお店も店員が暇そうにしています。
サイゼリヤや回転ずしのお店なんかも入っていましたが、こんな閑散としてて大丈夫なんかい……と心配になるレベルでした。
これから発展していくことを見込んで作ったお店たちなんでしょうか。
きれいで閑散としたモールに比べて、1階のチケット売り場横の2店はほぼ満席でした。
わたしたちもここで、ちょっと早めのお昼を食べることにしました。
木耳蒸鶏飯、25元(約350円)
アジアは日本以外、本当にどこに行っても米の量が多すぎです。
あとこの「おいしい」って書いてある器、東南アジアの他の国でも見たような。ダイソーとかで売ってるんでしょうかね。
新幹線(高速鉄道)のチケットの取り方
わたしたちはチケットの予約はこちらのサイト・アプリでやりました。
チケットだけでなく、ホテルの予約もできます。
Trip.com – お得なフライト、ホテル、航空券、現地ツアー
窓口で当日券の購入もできますが「立席」しかない場合もあるので、予約はしていった方がいいと思います。
日本と違って新幹線の本数がさほど多くなく、路線によってはすぐに席がうまってしまうこともあるので、早めの予約がおすすめです。
わたしたちはとりあえず予約購入はしてあるので、あとは発券するのみ…だったんですが、これがかなりやっかい。
構内1階の向かって左側にチケットを発券する機械がありますが、どうやらこれは身分証明番号を持つ中国人にしか使えないとのこと。
わたしたちはチケットを予約購入しているにもかかわらず、窓口へ向かい長蛇の列に並ばなければいけませんでした。
どこに並べばいいのかわからないので、スタッフの人に携帯の予約画面を見せて聞き、言われた場所に並びます。
15分ほど並び、窓口で予約番号を伝えパスポートを提示して、ようやくチケットをゲット。
なかなかめんどくさいシステムです。
新幹線(高速鉄道)に乗るまでの流れ
大まかな流れとしては、飛行機に乗るときと一緒です。
チケットの発券→手荷物検査→待合スペース→改札→乗車
チケットを発券したら、今度は1階正面の窓口に並びます。
ここでまたチケットとパスポートのチェックがあり、その次は手荷物検査があります。
ほんと空港みたいです。
あとで知ったんですが、中国は地下鉄に乗るときなどもいちいち手荷物検査があるんですよね。
めんどくさい……
手荷物検査場を通ってようやく待合スペースへ。
急に明るい!
なんだ、いっぱいお店あるし賑わってるじゃん!!
このスペース、外からは全く見えない作りになっているので、こんなにも広くて賑わっていることに入って驚きました。
外のモールやショッピングエリアはあんなに閑散としていたのに……
作りは完全に空港。
1階と2階に飲食店やコンビニが並んでいます。
電光掲示板で、自分が乗る新幹線のホームの番号と、遅れがないかを確認。
わたしのチケットはこちら。
便名G2904、ゲートはB16、14号車の座席番号4D、二等車です。
チケットに書かれているゲートの前に並びます。
ここで注意!
ホームへ降りるためのこの改札は発車時刻の20分前にひらき、5分前には閉まってしまうので、駆け込み乗車はできません!
なので、発車時刻の30分前にはこの待合スペースに到着したいところです。
それにしても、なんでホームに降りさせてくれないんでしょうね。
ここでもまたチケットのチェックがあります。
そして並んでいても案の定割り込まれます。
わたしが乗った二等車の車内。
通路をはさんで2列シートと3列シートで、すべて指定席です。
意外と?広くてきれいでいい感じ。
なんか日本の新幹線のつくりと似ているような?
それぞれの席の足元にコンセントがついていて充電できます。
車内販売もけっこう充実してるっぽいです。
車内販売はカートでまわってきますが、それぞれの車両の端にスタンドがあって、そこでも買えます。
でも買ってる人はそんなに多くなさそう…?
わたしの横に座っていたおじさんは、バッグからでっかいカップラーメンをとり出し、スタンドでお湯だけもらってずるずるとラーメンをすすっていました。
新幹線で肉まんがなんぼのもんじゃい、って感じですね。
わたしはのちに一等車にも乗ったんですが、一等車にくらべて二等車の車内の雰囲気は、かなり落ち着きがありません。
小さな子供も多いせいかもしれませんが、常に誰かが車内を歩き回っているような感じでがやがやとしていて、人によってはちょっとうるさいと感じるかもしれません。
日本の新幹線のような静かな車内を望むなら、一等車にした方がいいです。
わたしは特に気になりませんでした。
まとめ
駅のつくりと乗車の仕方が完全に空港でした。
新幹線で国内を移動するだけでこんなに手間がかかるのか……という感じです。
チケットの発券に多少時間がかかるのと、手荷物検査場を通ることを考えると、少なくとも1時間~1時間30分前には駅に着いていた方がいいと思います。
外からは改札が全く見えないのでちょっと不安になるかもですが、中に入れば飲食店はたくさんあります。
わたしのように初めてだとちょっととまどいますが、システムがわかれば大丈夫です!
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