のどかな都会、桂林でビール片手に食べ歩き
桂林の印象を一言で言うと、「のどかな都会」
街の規模も道も大きくて、ビルがたくさん立ち並んでいて完全に都会なのに、人も街の雰囲気もどこかのんびりとしています。
メインストリートから近いところに大きな川や湖、公園があったりと、街なかに自然が多いことも関係しているのかもしれません。
都会なのにのどかさがただよう桂林は、夜遅くなっても全くなんの不安も感じずに出歩ける雰囲気で、人も多すぎないので疲れることもなく、だらだらと食べ歩くのにいい街でした。
少しずついろいろ食べられるのがうれしいフードコート、店街
夜になるとキラキラと輝く大きなフードコート、店街。
「店街」っていうのは、ショッピングエリアとかって意味ですかね?
この中の1階には串モノや鍋、臭豆腐、焼き肉、スイーツなど、いろんなお店が入っていて、お祭りみたいな楽しい雰囲気です。
昼も夜も、地元の人たちや観光客でかなりにぎわっていました。
2階はレストランエリアになっていて、1階より落ち着いた感じになっています。
あいてるテーブルに座って食べます。
以前中国に行った友人から、「中国の人たちはお店でゴミとかなんでも下に捨てるから汚い」と聞いたことがありましたがそんなことはなく、ゴミはちゃんとゴミ箱へ。
ふつうにきれいでした。
交じり合うおいしそうな匂いと喧噪に、わくわくしてきます。
鍋のお店。
具材を自分で選んで注文するみたいですが、食べている人を見るとかなり量が多そうだったので断念。
ちょっとずついろいろ食べたいのが日本人の?旅行者の?性ってもんです。
焼き鳥っぽいやつ。
30串で10元(約140円)
30串といっても1串がほんとに小さいので、余裕で食べられます。
しかしこれ串打ち大変でしょうに。
ゴミもめっちゃ出るし。
こっちは虫シリーズ。
イナゴ、芋虫、サソリ…などなどでしょうか。
けっこう種類豊富です。
クモでかっ!
見た目がそのまんますぎてひくわぁ…。
迷いましたがチャレンジはしませんでした。
地元の人たちもそんなに虫は食べていないような…。
ここの人たちにとっても、ゲテモノというかオモシロ食材なんでしょうか。
牡蠣!
さすがに生では食べず、個数を告げるとニンニクたっぷりのソースがかかったものをその場で焼いてくれます。
1個2.5元(35円)
小ぶりの牡蠣なので、これまたいくらでも食べられます。
牡蠣そのもののおいしさを味わうというよりは、ニンニクソースのおいしさ、って感じではありますが。
ちょっと冷えの足りないビールとともに。
桂林にあったビールは、どれも味が薄くて度数も5%以下の低いものばかりでした。
この店街1階のなかでビールを出していたのは、おそらく焼肉屋さんだけ。
こういうのって、たいしておいしくないんじゃないかとわかっててもつい買っちゃうんですよね。
値段は忘れてしまいました。
10元(140円)くらい?
かなり油っこくて、味はやっぱりそんなでもなかったです。
こっちは焼き鳥大串。
1本10元(約140円)
独特な香りのスパイスがたっぷりかかっていて、肉もやわらかくておいしかったです。
これはヒット!
イカ焼きの方が高い。
こっちは反対側の入り口。
臭豆腐のにおいが遠くの方から漂ってきます。
広州でも臭豆腐を見かけましたが、どれも黒に近い灰色で、台湾で食べたものとはちょっと違っているような??
グルメストリートと路地に並ぶ小さなお店たち
わたしが泊まったホテルの目の前が、尚水美食街、というグルメストリートでした。
たくさんの飲食店がひしめきあっていて、客引きがかなり熱心に声をかけてきます。
ここはビールが飲めるお店も多くていい雰囲気ではあったんですが、ここで食べると一皿の量が多そうなので、ちょっとずついろいろ食べたいわたしたちは店には入らずふらふらとさまよいます。
かわいい地図。
屋台のような小さなお店で、えびたま。
甘いソースでいただきますが、ちょっと味薄め。
6個で10元(約140円)
イカ焼き。
想像通りの甘辛ダレで、うまし。
6個で10元。
わたしのホテルの裏の通りは好吃(ハオチー、おいしい、の意)街でした。
グルメストリートに挟まれたホテルだったのね。
通りに入ってすぐのお店に入ってみました。
お店の人は鍋をすすめてきて、周りの客を見ても鍋を食べてる人たちが多かったんですが、なにしろその鍋がゴツイ。
見ただけでおなかいっぱいになりそうな量です。
なので一品料理をたのんでみましたが、こっちも量が多くて、二皿でけっこうお腹にたまります。
左のいんげん炒めが18元(約250円)
右のモツ炒めが48元(約670円)
やっぱりちゃんとしたお店で食べると、量と値段が……。
おいしかったですけどね。
かごをかついでびわを売るおばちゃんから購入。
フルーツ売りのおばちゃんをちらほら見かけました。
5個で15元(約210円)
まぁやっぱり日本のびわの方がおいしいです。
甘さがなくてすっぱいびわでした。
ちょっとおもしろかったのがこのお店。
行列ができていたので何を売っているのかと思えば、具入りおにぎりでした。
お椀にビニール袋をしいて、ご飯を盛り、その上にぎゅうぎゅうと具をつめこんで握っていきます。
こんな雑な食べ物に行列ができるとは。
大きな桶のなかにはもち米と肉。
そして謎の具たち。
これらをお姉さんが手早く握ります。
1個3元(約45円)
安い。
ホテルに帰ってから食べました。
まぁおいしいといえばおいしいですが…並ぶほどか?
けっこうボリュームがあるので、一食を安く手軽にすませたい人が買うんでしょうか。
これらの通りやお店はみんな、正陽歩行街と呼ばれる歩行者天国の周辺にあります。
ふつうに買い物もできるし土産物もたくさんあるし、飲食店街も充実してるしで、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しい通りでした。
正陽歩行街からすぐのところにこんな公園もあるので、食べ疲れたらぐるっと散歩するのもいいです。
桂林名物、米粉はもちもち麺で安くておいしかった
桂林は米粉が名物だということなんですが、たしかに麺がもちもちしていてかなりおいしかったです。しかも安い。
芦笛岩に行った帰り、バスを途中下車してここで食べてみました。
客の出入りがひっきりなしで、地元の人に愛されているお店っぽいです。
麺の量が上から、ミニ・普通・大盛。
わたしは普通をチョイス。
4元(約56円)
おばちゃんが銀色のボウルに具材とタレを手早く入れてくれます。
ネギ、大根の漬物、辛いタレなど、トッピングは豪快に入れ放題です。
こんな安いのにすごい!
よーくまぜていただきます。
麺がつるつるもっちもちでうまい!
ピリ辛のタレも漬物の食感も麺とよく合って、箸がすすみます。
フォーよりこっちの方が好きかも。そしてこれなら大盛いけたかも。
スープも自分で入れて飲み放題。
食べ終わった器にスープを入れて飲む人もいれば、最初からスープをかけて食べている人も。
たったの56円で大満足の一食でした。
ちなみにこのお店の側にあった市場では、どのお店も肉の色や質がかなり良さそうでおいしそうでした。
ああ、こういうとこでお肉買って調理してみたい……。
まとめ
海外に行くといつも、いろんなものを少しずつ食べたい、と思ってもそれがなかなか難しかったりするんですが、それができるところがけっこうあったので良かったです。
アジアの他の国に比べたら、ビールが置いてあるお店が多いのもありがたいところでした。
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