陽朔と桂林の街の違いに驚いた
桂林から漓江を下って陽朔に着き、 まずはその街の都会さに驚きました!
ホテルに行く前にちょっと一休みしよう…と立ち寄ったカフェがまずなんだかおしゃれっぽい。
明らかに桂林とは違う雰囲気。
良く言えば桂林より洗練されていて、悪く言えば欧米化されている。
でもまぁやっぱりおしゃれな感じ。
こんなちゃんとした感じのコーヒーひさしぶり…。
いや、桂林にもあるとこにはあったんでしょうけど…。
1杯30元(約420円)
値段もお高いー。
ちなみにここは夜に来てみたら、バンド演奏をやってバーとしてにぎやかに営業していました。
そういうお店がここにはたくさんあるみたいです。
とにかくあちこちにおしゃれっぽい感じのきれいなお店がたくさん。
のんびりしてのどかな雰囲気の桂林に比べたら、かなり都会で「観光地!!」って感じのする街です。
そして桂林とのもうひとつの大きな違いは、奇岩が近い!!!
桂林は街が大きいので、奇岩が見えてもはるか遠く……って感じだったのが、ここ陽朔ではすぐそばに見えるように感じられます。
桂林が、「奇岩が見える街」だとしたら、陽朔は「奇岩に囲まれた街」という印象。
わたしが泊まったホテルの窓からも、すぐそこに奇岩が見えてうれしくなります。
ふふふ
バスターミナルもこんな感じで、とにかく奇岩がすぐそこ。
ある意味漓江下りよりすごい景色が普通に見れるのが、陽朔です。
夜の西街のにぎわいが、ひくほどすごかった
そしてさらに驚いたのが、夜の人の多さ!!!
原宿か~~~!!(2回しか行ったことない)
この日は休日ということもあってか、西街という繁華街がとんでもない人の多さでした。
欧米人などは少なく、国内の観光客がかなり多そうです。
通りに並んでいる女性たちはハンガーにかけられた服を持って、手売りしています。
こういう売り方はアジアの他の国でもあまり見かけませんが…売れるんでしょうか。
なにやら人だかりができていたのでのぞいてみると、「インコ占い」
インコが止まった場所に書いてある言葉があなたの運勢、ってことみたいです。
でもこのときはインコたちがやる気がない様子で、いまいち盛り上がってませんでした。
でもこういう「物を売らない商売」っていうのは上手いですね。
人ごみを避けて、橋の上でちょっと休憩。
水辺はやっぱり落ち着きます。
インスタ映え~~~(やってない)
若くてかわいい女子が店頭で、通りをゆく人たちに笑顔を向けながら踊ってます。
中からは大音量で音楽が流れ、お酒を楽しむ人たち。
クラブ?とはまた違うし…一応バーって感じでしょうか。
こうやってあからさまに「性」を押し出してくるようなお店は桂林では見かけなかったので、びっくり!
そのかわり桂林では、ホテルの部屋のドアの隙間からデリヘルの名刺が2日続けてすべりこんできていたりしていて、へぇーこんな感じかぁ……と感心して名刺をながめていましたが、
今思うとその古くさいやり方がなんか情緒があってよかったなぁ……
と、桂林ののどかさが懐かしく思い出されます。
陽朔はちょっと…というかけっこうギラギラしてる店も多いです。
店頭にバニーちゃん。
札幌のすすきのにもこんな店あったなぁ……。
欧米風の飲食店が並ぶエリアもありました。
弾き語りをしている人がいるお店もよく見かけましたが、そのほとんどが、素人のわたしが聞いてもわかるくらいに下手…。
演奏と歌がうるさくて、会話をするのにも苦労しそうな店がけっこうあります。
このお店もお酒がたくさんあっていい感じー!でもうるさいー!
VRを体験できるお店なんてのもありました。
人ごみと喧噪に疲れたので、繁華なエリアから離れて、地元の人たちが集まっていそうなレストランへ。
桂林にいるときからずっと気になっていた「啤酒鱼(ビールフィッシュ)」
魚をビールで煮込んだ料理で、このあたりの名物料理らしく、街を歩いていると看板をよく見かけます。
量の多さを心配して今まで食べずにきましたが、やはり名物を食べないわけにはいくまい。
ということで注文。
量はハーフにすることができました。
魚は数種類かのなかから選べて、わたしたちは「草魚(ソウギョ)」を選択。
草魚はコイ科の淡水魚らしいんですが、特にくさみもなく、つるりとしてやわらかい身がおいしかったです。
わたしたちが座った席は、川沿いのここ。
川をはさんで向かいのお店の厨房が丸見えです。
かなり席数があるはずなのに、あんな小さな厨房で調理する人がたった一人だということに驚きます。
働き者の二人が、中華鍋をふるったり皿を洗ったりしている姿を眺めながらビールを飲んでいると、静かに夜はふけていきます…。
そしてここでの食事のあとバーに行こうと思い探しましたが、たいていどこのバーもバンド演奏が入っていて、しかもその演奏の音量が大きくてうるさい!
日本にあるような静かで落ち着いたバー、というのはなさそうだ……
というのと、値段を何軒か見てみたところ、下手したら日本のバーより値段が高い!
(しかもおそらくクオリティは低い)
ってことで、バーはあきらめました。
でもそのままホテルにまっすぐ帰るのもなぁ…と散歩していたら見つけた
コーンジュース屋さん。
買ってみると、
「コンポタやないか!!!」
ストローがさしてあったので冷たいのかと思いきや、ふつうにあったかいコーンポタージュでした……。
まとめ
陽朔は、街の素朴な雰囲気が欧米人観光客にウケて、徐々に発展した…みたいなことが『地球の歩き方』には書いてありましたが、今は素朴どころか、桂林よりもかなり都会的で驚きました。
観光客も、もしかしたら桂林よりも多いんじゃないかと思うほどです。
大きな街で見どころも多いのに、どこかのんびりとした空気がただよう桂林と、
街の規模としてはそんなに大きくないけれど、都会的なお店が立ち並んでパワフルな感じのする陽朔。
どちらもそれぞれおもしろく、 魅力的な街でした!
コメント
ものすごい人の多さですね! 陽朔には20年ほど前に1週間くらい滞在したことがあるんですが、こんなに観光客はいませんでしたねえ…(その当時でも西洋人には大人気と言われていたんですが)。すごく懐かしく面白く読ませていただきました。
20年前ですかー!それはかなり今とは違った景色だったでしょうね…。
その頃の静かな?陽朔も見てみたかったです。
今は欧米人はそんなに見かけず、中国国内の観光客がすごかったです。
街が変わっていくのって、さみしくもあり面白くもありますよね。