陽朔観光には電動バイクが圧倒的に便利!
陽朔にどんな観光名所があるのかもろくに調べずに来たわたしたち。
『地球の歩き方』にもなぜかまともな情報がなく、とりあえず唯一載っていた月亮山というところへ行ってみようと、バスでバスターミナルまで来てみました。
ここから、決まったルートでまわってくれる観光バスも出ていますが、ちょっと値段が高めだったのと、時間にしばられるのが面倒……と思っていたところ、
バスターミナルの外に電動バイクや自転車のレンタルがあったので、それを借りることに。
以前ミャンマーで乗ったEバイクと同じタイプの電動バイクで、免許もヘルメットもなしで乗れます。
ハンドルをまわして加速、ブレーキは自転車のようにグッとつかむタイプのもの。
最初はちょっと怖いですが、そんなにスピードも出ないし、慣れれば観光するのにこんなに便利な乗り物はありません。
借りた時間が遅かったのでちょっとおまけしてくれて、3時間で80元(約1280円)でした。
この電動バイクレンタルは市内のいたるところにあります。
デポジットとして200元(約2800円)あずけ、バイクを返したときにこの200元は戻ってきます。
陽朔観光は見どころが多すぎるので、絞って観光したい
写真左奥に見える門のむこうが、広大な観光エリアになっています。
もちろん普通に生活している人たちはいるんですが、なんだか一大テーマパークみたいいな感じでした。
門をくぐると、電動バイクで走る観光客がいっぱい。
この先に、いくつもの観光名所があります。
なんかいきなりトンデモスポット的なやつの登場にわくわくします。
この場所に関する詳しい情報はこちらで。↓↓
リバービューレストラン。高いのかなー?
道沿いにもご飯屋さんはたくさんあるので、食べるところには困りません。
イチゴ狩りもできるみたいです。
途中見つけた看板で、温泉!ほんとに?
洞窟の中で温泉?良すぎじゃないか…。
この日は時間が遅いのでもう行けません…。というか、次の日も行けませんでした。
泥風呂とか、こういうの欧米人好きそうだなぁ。
ひっそりとしていてわかりにくかったんですが、月亮山に到着。
が、しかし。
この日はまだ時間内にも関わらず、なぜかもう受付を終了していました。
せめて写真だけでも撮りたいので駐車場に入らせてくれないか?と言うと、監視カメラがあるからダメなんだ、と申し訳なさそうに断られてしまいました。
しょうがないので、あのへんに行けば見えるよ、と指さされた場所まで戻ることに。
とあるご飯屋さんの駐車場に行ってみると……見えたっ!
アップにするとこんな感じ。
本来は、この穴のふもとのあたりまでハイキングコースがあり、歩いて行けるらしいです。
そして、バイクを走らせていると人だかりができている場所があったので、何事かと思って見てみると、これ。
奇岩に登ってるーーー!
何メートルくらいでしょうか……
かなり高い位置に大きなクマのぬいぐるみがいくつもぶらさげられています。
なに?あれを取りに行くってこと??
上までようやくたどり着いた男性が、足で蹴って木をゆすりますが、ぬいぐるみは落ちる気配がありません。
あきらめた男性はするすると降りてきました。
でもこれ、ぬいぐるみは取る用じゃなくてただぶらさげられてるだけっぽいです。
ずっと野ざらしになってるぬいぐるみ、取ったってしょうがないですよねそりゃ…。
わたしの初クライミングは陽朔。その安全性はいかに?
ということで、わたしもやってみました。
ボルダリングジムに通って半年以上はたつわたしですが、クライミングの経験は全くありません。
ちなみに桂林ではボルダリングをやって、ダメダメな結果に終わっています。
まずは受付で、自分の名前とパスポート番号などを記入しお金を払います。
料金は100元(約1600円)
何か起きても自己責任ですからね、みたいな書類にサインとかするのかなーと思ってたけど特に何もありませんでした。
偏見と言われればそうなんですが、どうしても「中国」ということで安全性に100%の信頼が置けるかというと不安が残ります。
でも奇岩には登りたい。
話のネタにもなる。
という気持ちの方が勝ちました。
受付がすんだら、ボルダリングシューズに履き替えます。
こんな小さな子供もチャレンジするんだからたいしたもんです。
登りたいコースを選んで、待つこと数分。
わたしとロープでつながっているスタッフのイケメンお兄さんに、 簡単な英語で注意点や説明を受けてから登りはじめます。
イケメンお兄さんがわたしの命を握っています。
桂林のボルダリングでダメダメだったことを思い出し、今回は入念にストレッチもして、体の力を抜いてなるべく腕を使い過ぎないように気をつけながら登っていきます。
途中立って休めるところがあったので振り返って遠くを見やると、かなりの高さ!
でも不思議と怖さはありません。
ゴールまでもう少しです。
どこから登っていいのか迷っていると、下からお兄さんが左から!などと指示を出してくれるので、落ち着いて、焦らず自分のペースで登っていきます。
桂林でボルダリングをしたときより、体力的にも精神的にもじゅうぶんに余裕があります。
桂林での経験が生きましたね!!
そしてようやく到着!
わたしも木を蹴りに行こうか…と思いましたがやめときました。
降りるときは足を開いて、少しずつ壁に足をつきながら降りていきます。
無事に地上に降りると、イケメンお兄さんとハイタッチ。
こんなにも自然にハイタッチが自分から出たのは産まれて初めてです。
これほどの緊張感からの解放、さらに、イケメンお兄さんがわたしを下で支えてくれていたという感謝の気持ちもあり、ものすごく自然な行為としてのハイタッチが出て、自分でも驚きました。
出るんだ、わたしも、ハイタッチ。
そして、「簡単だったでしょ?」とふざけて笑うイケメンお兄さんの顔が、とてもまぶしく見えたのでした。
ちなみに安全性については、「わたしは大丈夫だった」という、それしか言えることはありません……。
まとめ
『地球の歩き方』にはなぜ情報がほとんど載っていないのか???
と疑問に思うほど、陽朔は観光地としてとても見どころの多い場所でした。
ハイキング、クライミング、イチゴ狩り、温泉……
どこに時間を割くか、ある程度事前に決めておいた方がいいかもしれません。
そしてあちこち見てまわるには、自由度の高い電動バイクが圧倒的におすすめです。
わたしは無計画で、まさかクライミングをすることになるとは思ってもいませんでしたが、遠目にながめるだけだと思っていた奇岩に登れてめちゃめちゃ達成感ありました!
小学生くらいの小さな子供たちや女性もけっこう登っていたので、まったくの初心者でもなんとかなると思います。
話のネタにもなりますよー!
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