京都は安くていいホテルがたくさんある!
てことで、ボートレースびわこに行くときはだいたい京都に宿をとってます。
今回1人でワーケーションのため4連泊したのは、京都駅から歩ける場所・1泊3,500円くらい・おしゃれで快適、というなかなか好条件のアンテルーム京都というホテル。
ホテル周辺は静かな住宅街で特に何があるというわけでもないんですが、部屋自体すごく快適だったし、周辺散策も意外と楽しかったので紹介したいと思います。
ちなみに京都からボートレースびわこに行く場合、京都駅周辺か京都駅まで一本で行ける駅周辺に宿をとるとアクセスが楽です。
アンテルーム京都は京都駅から徒歩15分。最寄り駅は九条駅
アンテルーム京都は、京都駅の南側(京都タワーがあるのと反対側)から徒歩15分。
真夏やよほどの悪天候でなければ、京都駅から歩ける距離にあります。
最寄り駅は地下鉄烏丸線の九条駅です。
京都駅の南側は少し歩くと住宅街になり、お店はぽつぽつと点在している、という感じ。
地図を見ていて「焼肉屋とかホルモン屋がやけに多いな?」と思ったのでちょっと調べてみると、アンテルーム京都が位置する東九条というエリア(「トンク」と呼ばれているらしい)は、京都で最も多く在日韓国・朝鮮人が住んでいるところなんですねー。
とあるお店の方が、昔は東九条は治安が悪かった、というようなことをおっしゃってましたが、わたしが数日ウロウロした限りでは、ふつうに静かな住宅街という印象でした。
参考:東九条マダンのあゆみ
リーズナブルでおしゃれなアートホテル
アンテルーム京都は、もともとは学生寮だった建物を改装したホテル&アパートメント。
館内にギャラリーがあったり、廊下や客室の壁に作品が展示されていたり、アーティストたちが手掛けたコンセプトルームがあったりと、「アートホテル」としてけっこう有名みたいです。
コンセプトルームはちょっとお高いですが、スタンダードルームは意外とリーズナブル。
今回わたしは じゃらん から予約して、クーポン利用で平日に4泊で1泊3,000円台でした。
ホテルの入り口を入ると、すぐギャラリー。
わたしはが宿泊したときはギャラリーの展示作品がちょうど入れ替えのタイミングで、搬入中でちゃんと作品を見ることはできませんでしたが……
京都を拠点に活動しているクリエイターさんたちの作品を展示されているらしくて、おもしろいですねー。
フロントから客室へ向かう廊下の長さが、元学生寮っぽい?
ホテル関連のグッズや、その他いろいろ作品など?が販売されてました。
オリジナルのバスソルトを作れるというサービスも。
袋にバスソルトと好きなハーブを入れて、オリジナルの入浴剤が作れます。
ゆったり座れるラウンジスペース。
バーカウンターもあったんですが、現在はコロナの影響で営業してないみたいで残念!
パソコン作業をしたり、ふつうにくつろいだりできるスペースとなってました。
エレベーターの横の壁にあった、ポップでかわいいこの展示物。
ホテルの館内にはこういった作品があちこちに展示されてるんですが、なんと購入できるそうでびっくり!
おもしろいシステムですね~。
シングルルームはデスクと窓が大きくて快適!
わたしは今回、ふつうのシングルルームに宿泊しました。
元学生寮と言われれば、そんな気もするような廊下です。
平日で1泊3,000円台とお安くて、広さとか設備とかどうなんかな~と思ってましたが、部屋に入って一安心。というか、かなりイイ!
窓が大きくて実際よりもかなり広く感じられるし、陽の光が入ってきて明るいのもいいです。
さらにテーブルが大きくてパソコン作業しやすい&ご飯も食べやすい。イスもソファでゆったりできてすごくいい。
そしてテレビは、ベッドからもソファからも見やすい位置にあって完璧。
すごくいい間取りと設備だと思いました!
ちなみに、壁にかけられている作品も購入可能なんだそうです。
窓を開けると、静かな住宅街でのんびりした空気。
朝と夕方は、通勤・通学中の人たちが通っていくのが見えました。
ユニットバスはふつうの大きさできれい。
鏡が大きく見やすくて良かったです。
部屋にあるアメニティは、シャンプー・リンス・ボディーソープ・ボディスポンジ・歯ブラシセットのみ。
カミソリや綿棒などは、1階のアメニティボックスから必要なぶんだけ取ります。
化粧水などはないので、持って行くのを忘れずに。
この部屋で唯一ちょっと使いづらいなーと感じたのは、冷蔵庫が小さいことくらい。
でもまぁこれは値段的にも文句は言えないなぁって感じですね。
全体としては、すごく快適で過ごしやすい部屋で大満足でした。
無料で自転車レンタルできます(2台限定)
なにげに便利だったのが、無料でレンタルできる自転車があったこと。(2台限定)
有料レンタルの自転車もありましたが、2時間程度の利用なら無料で借りられるということで助かりました。
2台しかないなら全然借りられないんじゃないの~と思ってましたが意外とそんなことはなく、ちょっと離れたご飯屋さんに行くときなどに重宝しました。
朝食は1,320円の価値あり
朝食は、ビュッフェスタイルで1日1,320円。
食べる前はちょっと高いな~と思ってましたが、メニューがかなり充実していて選ぶ楽しみもあるし、おいしくてゆったり過ごせるしで結果的には大満足!
わたしは4連泊で最終日の1日だけ朝食付きにしましたが、もう1日くらい朝食付きでも良かったなぁと思うほどでした。
サラダ・おかず・ジュース・ヨーグルト・パンなど、どれもそれぞれ種類が多くて楽しい。
ビーツと人参のきんぴら、梨とモッツアレラチーズの和え物、キノコとアンチョビなどなど、おしゃれなおつまみ(?)がいろいろ。
正直、朝から白ワインが飲みたくなる品揃えだと思ってしまうのは、わたしだけではないと思います……。
ヨーグルトやコーヒーも、ふつうのビジネスホテルに置いてあるものよりも数段おいしい。
お値段なりの価値は、じゅうぶんに感じられる朝食でした。
滞在中に行って良かったお店を紹介
地図を見てそんなにお店は多くなそうだなぁと思ったホテル周辺ですが、意外と個性的なお店がたくさん。4連泊の食事は思いのほか楽しめました。
サラダ研究所『ROOT2 LABO』
Googleマップを見ていて偶然見つけたこちらのお店、ROOT2 LABO(ルートツーラボ)
完全キャッシュレスのチョップドサラダ店です。
静かな住宅街のある路地にあり、ふつうに歩いているだけではここがお店だとわからない感じ。
見た目も住宅と変わらず看板もなく、ルート記号だけが光っています。
おそるおそる扉を開けると、店名通りのラボ(研究室)感ある内装で、外観とのギャップにびっくり。
無機質で静かな店内のなか、白衣を着た2人の若くてかわいらしい女性スタッフが働いていました。
メニューはタッチパネルで選びます。
国ごとにいろんなサラダがあり、トッピング・ドレッシングなどもたくさんあるなかから選べて好みのサラダが作れるんですが、とにかくメニューの種類が多い!笑
初見だとメニューを把握するのに時間がかかるので、事前に予習していくとスムーズです。▶ROOT2 LABOのメニュー
わたしはカスタムするのが面倒だったので、通常メニューとスムージーのセットを注文。
テーブルについて、スタッフさんが調理しているところを見ながらできあがりを待ちます。
「バリのサラダ+ココナッツスイートチリドレッシング+スムージーフォレスト」でたしか1,700円くらい。バゲットはサービスでついてきました。
すべての具材が細かく切ってあり、スプーンで食べられるサラダです。
ぱっと見の印象よりも、食べてみるとけっこうなボリュームでお腹いっぱいに。
ちょっと値段は高いけどおいしい&低カロリーで、また利用したくなるおもしろいお店です。
▶ROOT2 LABO(Googleマップ)
▶ROOT2 LABO公式サイト
お昼時には行列ができる『ラーメン大栄』
ホテルから徒歩1分の『ラーメン大栄』なんとも味のあるたたずまいです。
お昼時に少し行列ができているのを見かけて、別日に開店の時間に合わせて行ってみました。
11時の開店より少し前に行ったらすでに数人が並んでましたが、カウンター席は10席くらいあってなんとか第一陣で入店。
目の前に九条ネギがどっさりでいい景色です。
カウンター内にチャーシューをスライスする機械があり、それがどんどん薄切りチャーシューを量産していくのを眺めながらラーメンを待ちます。
しょうゆラーメン(750円)
通常のラーメンで、これ。ネギとチャーシューで麺が見えず、ふつうのラーメンでこれならチャーシュー麺はどうなるんだって感じの量です。
さらにこの下に、細いモヤシが入っているのもいいですね。
スープはちょっと甘めだけどさっぱりしていて後をひく感じ。どっさりあるチャーシューも、薄切りだからかパクパク食べすすめられます。
テーブルに、ニラを辛みそで和えたものがあるのでそれを途中でイン。
これはかなり味が変わるので終盤で入れるのが良さそう。
提供スピードが速くて接客も良く、750円で満足度大のお店でした。
銭湯を改装『秘密基地こむこむ酒場』
こちらもGoogleマップで発見、銭湯を改装したお店『秘密基地こむこむ酒場』
細い路地にこんな立派な銭湯が!と驚くほどすごく大きくて、歴史を感じる建物です。
銭湯だった頃の名残りで入り口は男女にわかれていますが、どちらからでも入店できます。
入り口の番台はそのまま。
スペースが男女で別れているのもそのまま。
かなり広い店内は銭湯だった頃の面影そのままに、古くて新しい感じに生まれ変わってゆったりくつろげる雰囲気でした。
おつまみメニューもいろいろありましたが、カレーが気になったのでカレーとギネスを注文。
ちょっと甘めで優しい味のスパイスカレー。わさび菜がそえられているのがなんか京都っぽい?
野菜多めでおいしかったです。
本格タイ料理『クルアゲンタイ』
『秘密基地こむこむ酒場』の近くにあったタイ料理のお店『クルアゲンタイ』
ランチメニューは、カオマンガイやガパオライスなどのおなじみのメニューと、サラダ+春巻き+スープ+タイデザートのセットで935円~1,100円。
わたしは、パッタイのセット(990円)を注文してみました。
これは……期待していた以上にウマい!
パッタイの味付けは上品な感じでおいしくて、スープも鶏ガラからしっかりダシをとった味。
付け合わせの春巻きも中身とろっとして、業務用じゃなくちゃんとおいしい。そしてデザートのココナッツミルクの甘味が最後にやさしくて満足。
他のメニューも全部食べてみたかったです。
そして夜メニューの、飲み放題+タイおつまみ3品食べ放題(1時間30分)で3,500円というのもかなり気になりました。
▶タイ料理 クルアゲンタイ(Googleマップ)
▶タイ料理 クルアゲンタイ公式サイト
韓国のおばんざい『蓮泉』
ホテルがある東九条は、京都のなかで最も在日朝鮮・韓国人が多く住むエリアということで、韓国系のお店がたくさんありました。
そのなかで、1人でもいろいろ食べられそうでおいしそうだと思って行ってみたのがこちらの『蓮泉(れんせん)』
西九条の細い路地のはしっこに、ひっそりとあります。
キムチ・ナムル・キンパなど、韓国系のお惣菜がいろいろあって目移りしちゃう。
ニラチヂミ・ナムル・揚げナスのニラダレ、3品購入で1,000円ちょっと。
どれも実際食べてみると、思ったよりボリュームがあるしおいしい!
近所にあったら立ち寄りたくなるお惣菜屋さんです。
ホルモン串がおいしい『京ホルモン花 大衆酒場秘密基地』
ホテル周辺は、せっかく焼き肉屋さんやホルモン屋さんが多いエリアだからどっか行ってみたいけど一人だしなぁ……と思ってたところに見つけたのが『京ホルモン花 大衆酒場秘密基地』
ホルモンを串で出してくれるお店です。
牛タン刺し(900円)
一人で食べるには贅沢ですが……生肉好きなので。この量で900円はお得感あるしおいしかったです。
しょうゆは九州醬油みたいな甘いやつでした。タン刺しに辛子というのも珍しい。
ホルモン串をおまかせで5本注文、1本200円前後といった感じ。
酒のつまみにちょうどいいです。
そして初めて飲んだのがこちらのお酒「金魚」(400円)
シソを水草に、赤い唐辛子を金魚に見立てて「金魚」という名前だそうで、なんともおしゃれなネーミング。
通常、焼酎を水などで割ったものにシソと唐辛子を浮かべるらしいんですが、こちらのお店では唐辛子を漬け込んだ麦焼酎を使っているそうです。
シソのさわやかな香りと、唐辛子のパンチがしっかり効いた、インパクトのあるお酒でした。
最後は肉吸いで〆。
店長さん?が気をきかせてハーフサイズにしてくれてちょうど良く、やさしい味で胃に染みわたりました。
ホテルから徒歩1分『明田湯』
ホテル周辺には何軒か銭湯があり、徒歩1分と最も近い場所にあるのがこちらの 明田湯
ホテルでお風呂セット(洗面器・タオル・シャンプー・リンス・ボディーソープ)が貸してもらえるので気軽に行けます。
銭湯ののれんというのは、なんだか妙にわくわく。
入り口でお金を払って脱衣場へ。(たしか470円)
かなり歴史の長そうな感じが漂ってます。
そしてすごく良かったのが、シャワーを流しっぱなしにできること!
銭湯とか健康ランドに行くと一定時間でお湯が止まってしまってイライラすることがありますが、ここはそれがなくて快適でした。
でもそうなると逆に気を使うもので、お湯をムダ遣いしないようにこまめに調整しつつ。
お湯の温度も混み具合もちょうどよく、のんびり入浴できました。
▶明田湯
脱衣場に演歌が流れる『松湯』
『京ホルモン花 大衆酒場秘密基』 のすぐそば、細い路地を入っていったところにある『松湯』
ふつうに正面から行く道もあるんですが、より細い方の道を通りたくなって看板に誘われるまま、家と家の間の細~いスキマを通っていきます。
こちらの銭湯は玄関から男女別にわかれていて、トイレは脱衣場にはなく、男側の玄関口にのみあるという仕様でした。
明田湯よりもさらに年季が入っているというか、ちょっと独特の空気感のある脱衣場。
そしてなぜか演歌が流れています。
脱衣場に漂うにおいは何のにおいなのか……積み重なった時間のにおい…?
脱衣場も洗い場も、基本的な造りは 明田湯 とだいたい一緒で、こちらもシャワーが流しっぱなしにできて良かったです。
番台のおばあちゃんもお客さんのおばあちゃんも気さくに話しかけてくれる感じで、ローカル感満載でした。
▶松湯
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