フェルナンド・ぺソアって人知ってますか?
恥ずかしながら、わたしはぺソアって人がポルトガルの国民的詩人だということをリスボンのお土産屋さんにて初めて知りました。
おみやげ屋さんでTシャツ買った。店員さんに聞いたら、フェルナンド・ペソアというポルトガルを代表する詩人とのこと。知らなんだー。 pic.twitter.com/vMTEtEVgiO
— こまだこま (@robanomimiblog) 2019年2月12日
リスボンの名産のコルクを使ったかわいいTシャツだなー……てかこのおじさん誰?と思って聞いてみると、店員さんが親切に教えてくれました。
あとでググったところによると、生前は会社員として働いていてほぼ無名だったのが、死後にトランクいっぱいの膨大な原稿が発見されて脚光を浴びるようになったんだそうです。
ん~~~、なんか惹かれるそういう人。
そのぺソアさんが通っていたという「カフェ・ア・ブラジレイラ」がリスボン市内にあるということで、行ってみました。
入り口前のぺソアの銅像が目印、素敵な店内と人気のテラス席
リスボンのバイロ・アルト地区、シアードと呼ばれる繁華街にあるガレット通りにお店は面しています。
リスボンで最も古いカフェのひとつで、かつては多くの芸術家や知識人が集った場所なんだそうです。
お店の入り口前にあるぺソアさんの銅像が目印。
外にはテラス席がずらっと並んでいて、観光客でいっぱい。通りにはストリートパフォーマーの人たちが何人もいて、とても賑やかな通りです。
そんな賑やかな通りにたたずむ歴史あるオシャレカフェ。
わたしみたいなのが入って大丈夫でしょーか……と思っちゃうような素敵な雰囲気をかもしだしてます。
1階の店内は長ーいカウンターと、いくつかのテーブル席。
ここは、カウンター、店内のテーブル席、テラス席、の順にメニューのお値段が高くなります。
それでも人気なのは通りに面したテラス席。わたしたちは店内の様子が見たかったので、店内のテーブルに着席しました。
だいたいの値段感はこんな感じ。
席に応じて同じメニューでも、0.2~0.5ユーロずつ違います。
ぺソアさんが通って飲んでいたのはたぶんコーヒーだよな……と思いつつ、もう夜も近かったのでついビールを注文。
カウンターのショーケースにはお菓子や軽食もたくさん並んでいたので、朝食時に来るのもいいかも。
店内は思ったよりも狭くて席数もそう多くないので、場合によっては相席になります。
テラス席と店内を行ったりきたり、店員さんもすごく忙しそうでした。
入り口を入ってすぐのところにあるショーケースには、なにやらぺソアさんグッズがいろいろと。
このお店で生まれた詩もたくさんあるんですかね~。
てことでお店を出たあとに、彼氏がぺソアさんと並んでパチリ。
このときはまだぺソアさんがどんな詩を書いていたか知らなかったので、日本に帰ってからぺソアさんの著作を買って読んでみました。
わたしが買ってみたのはこの本。
最初の4分の1くらいは短い詩?というか警句、箴言のようなもので、あとの4分の3は散文という構成です。
わたしが好きなところをちょっと引用。
わたしは進歩しない。旅をするのだ。
死は、道の曲がり角。
死ぬとは、姿が見えなくなるだけのこと。
わたしたちには誰でも二つの人生がある。
真の人生は、子どものころ夢見ていたもの。
おとなになっても、霧の中で見つづけているもの。
偽の人生は、他の人びとと共有するもの。
実用生活、役に立つ暮らし。
棺桶のなかで終わる生。
引用しだすときりがなくなりそうなのでこのへんで。
こういう文章を、生きている間は誰にも評価されなくても書き続けてた人がいたんだなー、ということがなんかイイなーというか。好きですそういう人。
内容は全体として暗いっちゃー暗いんですが、なんだか救われる感じがする本でした。
まとめ
【営業時間】定休日なし 8:00~2:00まで
ぺソアさんのことを知らなくても、歴史のあるオシャレなカフェなのでその雰囲気はじゅうぶん味わえると思います。
リスボンではエスプレッソのことを「ビカ」と呼ぶそうで、その呼び名はこのお店発祥なんだとか。
わたしは事前にそのことを知らずうっかりビールを飲んでしまいましたが(笑)、コーヒー好きの方はぜひお試しを。
「ビカ」は苦みが強いので、地元の人はミルクコーヒーを注文する人が多いみたいなんですけどね。
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