わたしはボートレース桐生に行くために桐生市にはもう何度も宿泊してますが、桐生駅周辺はホテルの数自体が少なくて選択肢があまりないのが難点。
宿泊料金の安さ・駅からの近さなどを考えると、桐生駅南口の東横インか同じく南口のパークイン桐生のほぼ2択、って感じになっちゃうんですよね。
今回もこのどっちかに泊まるのか……つまんないな~……と思っていたところに見つけたのが、当記事で紹介するOkiya Guest House & Tapas Bar
日本人女性とアルゼンチン人男性のご夫婦が、置屋(芸者さんたちの住まい)として100年以上前に建てられた家を買い取ってリノベ。
2020年からゲストハウス&タパスバーとして営業されているという、ちょっとユニークなお宿です。
Okiyaゲストハウスへのアクセス
Okiyaゲストハウスは、桐生駅から徒歩8分。
末広町通りという大通りから細い脇道へ入ったところにあります。
電動自転車が貸してもらえて観光に便利!
近くにはコンビニはないもののドンキがあり、地下1階がスーパーになっているのでちょっとした買い物には困りませんでした。(コンビニは駅前にファミマあり)
市街地の真ん中で、周辺に居酒屋が何軒かあるエリアです。
音楽とマテ茶でまったりできるラウンジが居心地いい
織物産業で栄えた桐生には、最盛期には芸者さんが200人以上もいたそうで、その芸者さんたちの住まいだったのがこの建物。
1階のラウンジスペースに展示されている当時の写真を見ると、さぞかし賑わってて景気も良かったんだろうな~と思います。
半世紀ほどで街がここまで変わるとは……ってことにもびっくりしますけど。
ラウンジスペースにはゆったりとした音楽が流れていて、静かで落ち着く雰囲気でした。
宿泊者はここで食事をとったり、アルゼンチンで飲まれているマテ茶を本格的な飲み方で楽しみながらのんびりできます。
ライブやイベントなども、ときどきこちらで開催されてるようです。
わたしたちは、こちらで初めての本格マテ茶体験。
マテ茶は、小さな壷のようなものに茶葉を入れてから、ボンビージョと言われる茶こし付ストローを入れ、少しずつお湯を注入。
あとは自分の好きなタイミングで飲み、その都度お湯を入れていく……という感じです。
お茶が冷める心配もなく、ゆっくり時間をかけて飲めるのが良かったですね。
ロビーに飾られている茶器は、販売もしてました。
試しに買っちゃおうかな~とも思ったんですけど、安いものでも1万円弱くらいはする感じだったので、初心者にはちょっとハードル高い……。(でもどうしても気になったので、あとでAmazonで安いやつを買いました。笑)
ソファに座って、ひとつのお茶をツレとシェア。そもそもマテ茶は、回し飲みするものらしいです。
ピアノの上にはオーナーご夫婦の家族写真が飾ってあったりして……
なんだか宿泊施設というより、ご夫婦のお家におじゃまさせてもらってるような感じ。
ご夫婦の雰囲気も親しみやすく、ふつうのホテルとはまた違った居心地の良さがありました。
マテ茶も意外と古民家にしっくりきてるし。
何時間でもうだうだしてしまいそうなくらい、リラックスさせてもらいました。笑
そしてこちらのスペースは、週末はタパスバーとしても営業されています。
- 木・金:18~23時営業
- 土:12~15時・18~23時営業
- 日:12~15時営業
今回はタイミングが合わずランチが食べられなかったので、次回はぜひ食べてみたいと思います!
客室は3室のみ。テレビのない部屋でのんびり
客室は2階に3室のみ。
3室は並ぶ形になっていて、真ん中の部屋は両サイドの部屋より少し狭くて窓がないかわりに、リーズナブルなお部屋となってます。
今回わたしたちは、一番奥の「桜」という部屋に宿泊。
8畳のお部屋は、外国人のお客さんが喜びそうな「ザ・日本」な感じです。
(注)布団がちょっとしわくちゃなのは、2泊目に写真を撮るために自分たちで敷きなおしたからです。笑
部屋に用意されたアメニティは、タオル・歯ブラシのみ。
パジャマはないので、忘れずに持っていきましょう!
調度品もお部屋になじんでいて落ち着きます。
テレビはなく、のんびり過ごせました。
廊下に出て窓を開けると、目の前にテラス席が。
気候が良ければここでお茶したりもできるのかな?
夜の雰囲気も風情があっていいですね~。
久しぶりに布団で寝ましたが、ぐっすり眠れました。
清潔で使いやすい共同スペース
客室のすぐ側にある、キッチン・シャワー・トイレは共同。広くて清潔で、使いやすいスペースでした。
キッチンスペースは窓も大きく、開放感あります。
ただこのスペースにはクーラーがないので、真夏はちょっときついですね。
電子レンジ・冷蔵庫・湯沸かしポットなど、家電はひととおりそろってます。
コーヒー・紅茶・お菓子も置いてあったのでありがたくいただきました。
キッチンの奥に、シャワー・洗面所・トイレ・洗濯機があります。
お風呂はシャワーのみ。
ゲストハウスのシャワー室ってけっこう狭いところが多いイメージでしたが、こちらは広くて良かったです。
トイレも広くてきれい。
トイレは1階にもあります。
洗濯機も使わせてもらえるのはありがたいですね。
共同スペースは全体的にきれいで使いやすくて良かったです!
アルゼンチン料理が楽しめる夕食&洋風朝食
わたしたちが宿泊した日は、本来ならタパスバーは営業していない日。
(本来の営業日は以下)
- 木・金:18~23時営業
- 土:12~15時・18~23時営業
- 日:12~15時営業
でも宿泊者には一部メニューなら用意できるということで、9時過ぎという遅い時間になってしまって申し訳なかったですが、夕食をいただきました。
メニューはわりとリーズナブルで、種類もたくさんあります。
アルゼンチンはイタリアやスペインからの移民が多いので、料理もそれらの国と同じものが多いそうです。
メニューを見ると、なるほどたしかに、アヒージョ・パスタ・ピザ・パエリア……などなど。いいとこどりのメニューですね。
ワインはアルゼンチン産のものがたくさんあって、ボトルが断然リーズナブルです。
残ってもお部屋に持って帰って飲めますしね。
てことで、わたしたちが頼んだのはこちら。
アルゼンチンの日常食「エンパナーダ(ミートパイ)」と、ウモス(ひよこ豆のディップ)&チップス。
トマトを甘く煮たおつまみ(名前忘れた)はサービス?でいただきました!
ワインはおすすめされた「サン・フェリペ トロンテス」をボトルでもらいましたが、これがすごくおいしかったー!
まず独特の華やかな香りがフワッと気持ちよくて、甘口なんだけどさっぱりした感じで。お安いのに期待以上のおいしさでした。
そして「オニオン フガセタ アルゼンチン風」のピザを。
玉ねぎとモッツァレラチーズがたっぷり乗っていて、パリパリでもなくどっしりでもない、ほどよい生地の厚さ。
シンプルで食べ飽きない味でした。
翌日の朝食(+550円)も同じテーブルで。
シンプルな洋風朝食で、フルーツがたくさんあるのがうれしい。
コーヒー・紅茶、パンはおかわりできます。
朝食後は、ソファ席にうつってマテ茶を飲みながらチェックアウトの時間までまったり。
気軽に泊まれるビジネスホテルも便利だけど、やっぱりたまにはこういう宿でゆっくり過ごすのもいいもんですね。
Okiyaゲストハウス&タパスバーの宿泊予約
Okiyaゲストハウスの宿泊予約は、以下サイトから。
じゃらんや楽天トラベルなどでは取り扱ってませんでした。(2023年12月現在)
コメント