ボートレース桐生はナイター、1Rがはじまるのは15時過ぎということで、ホテルをチェックアウトしてからそれまでの時間をどう過ごそうか?ということに毎回悩むわけですが。
今回は地図をながめていて見つけた「大川美術館」という美術館がおもしろそうだと思ったので、まずはそこへ行き、そのあと「登利平」というお店で「鳥めし弁当」を買って本場へ向かう、というルートにしました。
以下の地図で見ると、黄色いマークの桐生駅を起点にして、ちょうど三角形を描くようなルートです。
それぞれの場所までは歩いて15~20分程度。
街歩きにはちょうどいい距離かなと思います。
桐生の街を一望する「大川美術館」はいい美術館だった
大川美術館は、山の中腹にあります。
と、わかってはいたものの、いざ歩いていくとなかなかの坂道と階段。
朝からいい運動になりました(笑)
階段を上りきるといい景色が……見えたはずなんですがこの日はあいにくの雨。
それでもやっぱり高いとこに来ると気持ちいいですね~。
道を挟んだすぐそばに「水道山公園」という公園があり、木がうっそうとしげっていて森のなかにいるみたいでイイ感じです。
美術館は斜面に沿って建っていて、入り口部分は5階にあたります。
5階から、徐々に下の階に降りて展示を見ていく、というちょっと変わった造り。
なんとこの建物は昔、第一勧銀の社員寮だったものを改築したということです。
入館料は1,000円。
コロナ禍の現在、特に都市部では美術館も事前予約をしないと入れなかったりするところも多いので、ふらっと立ち寄れるということだけでもかなりありがたい~。
展示室は広々としていてお客さんもさほど多くなく、静かでとても快適。
写真はフラッシュをたかなければ撮っていいということで、その寛容さもうれしいです。
ここ大川美術館は、桐生市出身の実業家である大川栄二さんという方が40年間かけて集めたコレクションを展示している私立美術館。
わたしは全く何の予備知識もなく来てみたんですが、Wikipediaによると、
松本竣介(1912~48年)と野田英夫(1908~39年)のコレクションに関しては日本最大で、松本竣介を中心とした「人脈」に注目し、師弟・同グループ・友人・影響関係などのつながりのある作家の作品を収集するユニークなコレクションを形成している。
ということだそうで。
他にも、ピカソやエゴン・シーレなど、わたしでも知ってる画家の作品もたくさんありました。
地方都市にある私立美術館としては、相当充実したコレクションを誇る美術館みたいです。
常設展のほかに、わたしが行ったときは丸尾康弘さんという方の企画展が開催されているところでした。
わたしはこの作者さんも作品のことも何も知らなかったんですが、一度見たら忘れない感じというか、ざわざわする作品が多かったです。
左右非対称の目や、こどもたちのなんとも言えない不穏な表情や空気感。
展示室には作者の丸尾さんご本人がいらっしゃって、少しお話もさせていただきました。
でも美術館で作者の人とお話するなんて初めてだったので、なんか緊張しましたね!(笑)
かなりのんびり見て2時間弱ほどですべて見終わり、館内の小さなカフェへ。
コーヒー400円で、だいぶのんびりさせてもらいました。
美術館を出て、「水道山公園」の方もちょっと行ってみようかな……と思ったものの、雨だしまたの機会にってことで。
ここを上っていくと桐生の街全体が見渡せるみたいなので、今度天気のいい日に行ってみようと思います!
群馬県民が愛する「登利平」の「鳥めし弁当」をテイクアウト
美術館を出たら、てくてくと歩いて「登利平」へ。
群馬出身の友人に「群馬県民で知らない人はいない。お弁当おいしいから食べてみて」と教えてもらいました。
焼き鳥や唐揚げなどの鶏料理がメインで、レストラン型店舗とお持ち帰り専用の店舗とがあり、桐生にあるのはお持ち帰り専門店。
定番の「鳥めし弁当」(竹・730円、松・830円)のほかにも、桐生名物の「ソースかつ弁当」(880円)や「うなぎ弁当」(1,700円)などいろいろあります。
やっぱりここは定番、ってことでわたしは「鳥めし松弁当」(830円)をテイクアウト。
なかなか渋い包み紙がいいですね。
ボートレース桐生の指定席にて実食。
ふたを開けると、お肉びっしりでいい感じ~~~。
鳥めし弁当の竹は鳥ムネ肉のみで、松は鳥ムネとモモと両方入ってます。
濃い目のタレで味付けされたお肉はしっとりしておいしいし、ご飯にもしっかりタレがしみこんでいてウマい!
漬物も意外と量があってうれしいです。
冷めてもじゅうぶんにおいしいお弁当だったので、今度はソースかつ弁当の方もいってみたいですね!
ボートレース桐生のご飯に飽きたら、たまには群馬名物の「登利平」のお弁当もいいんじゃないでしょうか(^^)/
その他、桐生の観光記事です。
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