今回は、以前から行ってみたいと思っていた小倉に宿泊し、若松・芦屋・下関の3場に行ってみました。
レースの月間スケジュール表とにらめっこしながら、3場の開催日と自分のスケジュールをなんとか合わせることに成功。
滞在期間の5日間に、ボート・街歩き・飲み・仕事(微量)をつめこむのはさすがに疲れましたが、小倉の街は長くて広いアーケード街にいろんなお店があって楽しかったし、次回はもう少しゆっくり行ってみたいと思う街でした!
小倉からボートレース若松・芦屋・下関へのアクセス
小倉駅からボートレース若松・芦屋・下関までの所要時間はそれぞれ40~50分程度と、どの場へも同じくらいの時間がかかります。
アクセスをまとめました。
ボートレース若松へのアクセス
北九州モノレールが乗り入れている、大きくてきれいな小倉駅。
小倉駅からボートレース若松へは、小倉城口(南口)のバスターミナルから無料バスが出ています。
乗り場は、エアポートバスが出ているのと同じ8番乗り場。
バスターミナルの案内板に『ボートレース若松』の文字を見つけられなかったので焦りましたが、エアポートバスに乗るために並んでいた人たちがバスに乗り込むと、その人たちで隠れて見えなかった時刻表を発見。
小倉駅からはバスが5便出ていて、乗車時間は40分ほどです。
わたしが行ったのは、平日の一般戦。
小倉駅から乗ったのはわたし1人で、途中のバス停で乗ってきたのはわずか4人ほどとちょっと寂しい感じでした。
ボートレース若松の収益金で無料化したという、若戸大橋をわたっていきます。
帰りは12R終了後、ボートレース若松から黒崎・戸畑・小倉へ無料バスが2便ずつ出ています。
ボートレース芦屋へのアクセス
小倉駅からボートレース芦屋までの無料バスは出ていません。
無料バス・無料タクシーなどが出ているのは、小倉から先の戸畑・黒崎・折尾・遠賀川駅から。
ボートレース芦屋にできるだけ早く行こうと思ったら、本場に一番近い遠賀川駅からの無料タクシーに乗るのが正解です。(8:00~で所要時間10分)
駅の出口を出た階段の下に、無料タクシーの案内スタッフがいるので声をかけて、他のお客さんがいれば相乗りで乗っていきます。
帰りは、遠賀川・折尾・戸畑への無料バスが出ています。
ボートレース下関へのアクセス
小倉駅からボートレース下関の最寄り駅である長府駅までは、電車で乗り継ぎ1回で行けます。所要時間は30~40分くらい。(460円)
小倉駅から新下関駅まで新幹線を使うと20分です。(1,290円)
長府駅からボートレース下関までは徒歩3分と近いです。
今回わたしは利用しませんでしたが、電車で行くとJR片道無料交通サービスがあります。
長府駅・下関駅・新下関で下車したときに、「ボートレース場行き」を申し出て受け取った当日の乗車証明と「e~ほっ!カード」を「片道交通サービス窓口」に持っていくと、上限990円までの電子マネーを「e~ほっ!カード」へチャージしてくれます。
※e~ほっ!カードは、ボートレース下関のキャッシュレスICカード
今回わたしは、芦屋のモーニング➡下関のナイターと1日に2場ハシゴ。
芦屋から下関に行くのはトータルで1時間以上かかり、遠くて疲れるってことがわかりました。笑
ボートレース甲子園が見たかったので下関に行きましたが、ハシゴするなら芦屋から若松の方が近くていいですね。
小倉駅前のアーケード街が楽しい
小倉駅前の南口(小倉城口)に広がるアーケード街には新旧たくさんのお店がひしめいていて、ブラブラ歩いているだけでもけっこう楽しいです。
古い映画館やストリップなど、「え?これ現役なの?」と驚く建物もちらほら。
狭い路地があちこちにあって、徘徊のしがいがあります。
てことで、今回わたしがブラブラしたなかで行ってみて良かったお店を紹介します。
福岡と言えば?『資さんうどん』
その名前だけは耳にしたことがあった資(すけ)さんうどん
北九州発祥のうどんチェーン店で地元民のソウルフードらしいってことで、まずはこちらへ行ってみました。
店内は広くて一人でも入りやすく、好きな席についてから注文するシステムです。
メニューにある「資さんうどんの楽しみ方」には、おでん→うどん→ぼた餅の順に食べよとありますが、わたしはもちろんそんなに食べられないので、うどんのみ注文。
1番人気は肉ごぼ天(750円)
サイドメニューのかしわおにぎり2個(200円)や、高菜明太子めし(230円)も福岡っぽくて食べたくなりますが。
かしわごぼ天(710円)を、細(さい)めんという細い麺で注文してみました。
お出汁はけっこう濃い目。細い麺がちゅるちゅると入りやすくていいです。
ぱっと見ボリュームあるなーと思ったごぼ天も、意外とそんなに重くなくて食べれちゃう。
「資」の字の入ったカマボコもかわいいです。
テーブルにはとろろ昆布・天かすが置いてあって入れ放題。つぼ漬けがあるのもナイス。
ぼた餅が食べれなかったことだけが悔やまれるので、次回はぼた餅だけテイクアウトしたいです。
『天ぷらふじしま』で気軽に天ぷら
小倉出身の知り合いに教えてもらった天ぷら定食ふじしま
アーケードの一角の地下1階にある創業1957年の人気店で、お昼時には行列ができることもあるとか。
わたしは時間をずらして13時30分頃に行ってみると、ギリギリ入れました。
階段を降りていくと、基本の献立が。
もちろん好きな物を単品でも注文できます。
お店に入ってすぐのところに受付カウンターがあるので、まずはそこで注文と支払いをすませてから好きな席へ着席。
追加注文するときは、席にて支払います。
天ぷらが来るのを待っているあいだ、ぼんやりと店内を見まわしているとなんとペラ発見!
中田達也選手(福岡支部)のサインだけ確認できました。
店内は混みあっていましたがしーんと静かで、そんななかでペラについて詳しく聞くのもちょっとアレだなぁ……。
と思ってたら、あっという間に天ぷら定食(620円)が目の前に。
天ぷらは、白身1・キス1・ささ身1・野菜2。
魚もささ身もふわふわでおいしく、これで620円は満足度大!
揚げ物好きのわたしとしては、ぜひ近所にあってほしいお店です。
名物肉焼きめしでノックアウト『娘娘(ニャンニャン)』
こちらも小倉出身の知り合いに教えてもらった中華料理 娘娘(にゃんにゃん)
お昼時にはサラリーマンの方の行列が。
工業地帯の北九州ということで、男性向けの安くてがっつりメニューが充実しているみたいです。
ラーメン450円に、+50円で白飯付き・+300円で焼きめし小付き・+400円で肉焼めし小付き、などなど。
ここに来ているお客さんのほとんどがこれを注文するらしい、名物「肉焼めし」(600円)
豚とご飯を一緒に炒めるのではなく、炒めた豚肉を焼飯の上にドサッと載せるスタイルです。
写真ではちょっと伝わらないかもですが、これが想像を上回るボリューム……!そもそもご飯が1合以上ありそうだし、脂たっぷりの豚肉が中年のひ弱な胃を直撃。
完食できず、残りはお持ち帰りさせていただきました。
胃に自信がない人はミニサイズがおすすめです。(たぶんそれでも多い)
3杯+2品で1,000円!『スタンド福助』
一人旅で飲みに行くときは、こじんまりとした個人店や、お店の人が話し相手になってくれそうなところを探して行くことが多いんですが、こちらのスタンド福助では話し相手になってくれたのは隣に居合わせたお客さんでした。
アーケード街の中にある立ち飲み屋さん。
営業は16時~と早めで、18時までのハッピーアワーではレモンサワーとジンビームハイボールが1杯100円と激安。
店が自分と合わないと思えばぱっとすぐに出ればいい、と思える立ち飲み屋は気楽で、一人で入りやすいです。
店内は意外と奥行きがあって、かなりの人数が入れそう。
イケメン店長とかわいい女の子がテキパキと動きながら、気さくに接客してくれます。
おでんや一品料理などメニューはけっこう豊富にありましたが、まずは「せんべろセット」を注文。
ドリンク3杯+つまみ2品で1,000円はスゴイ。
一人者の酒飲みにはありがたすぎます。
結論から言うと、わたしはこの「せんべろセット」を3回注文。プラス追加でも注文。
居合わせた常連さんたちがかわるがわる話し相手になってくれたおかげで、完全に帰るタイミングを見失ったのでした。
そしてこんなに飲んで食べて、お会計は3,500円くらい。
お会計の際、店長さんに「初めて来た人としてはお会計いきましたねー!」って笑顔で言われて、こんな値段で大丈夫なんかと心配になりました。
このスタンド福助はまだ開店して1年ほどのお店らしいですが、向かいにある串揚げと鉄板焼きのお店福助商店の系列店とのこと。
こっちのお店も次回行ってみたいです。
感動の連続『BAR GENEVER(バー ジュネヴァ)』
「100種類のジントニックが飲めるBAR」というふれこみのBAR GENEVER(バー ジュネヴァ)
今回の小倉滞在で行ったお店のなかでは、こちらが最もおすすめしたいお店‼です。
店内は、カウンターが6席ほどとテーブル席が1つ。
マスターが一人で営業されています。
バックバーには見たことのないボトルがたくさんあって、それだけでわくわく。
メニューはなく、自分が飲みたいお酒のイメージなどを伝えると、マスターが期待以上のものを出してくれます。
今回わたしがびっくりしたのはこちらのカクテル。
ジン+コーヒー+パッションフルーツのシロップを少々……って聞くと、ちょっと味の想像がつかなかったんですが、これがすごく合うしおいしかった!
さわやかで夏っぽくて高級ビーチリゾートホテル!ってイメージの味でした。
そして、こちらも「おおー!」となったのが、ジントニックと八ッ橋の組み合わせ。
ジン自体も初めて飲むボトルでおいしく、ジンの風味と八ッ橋のニッキの風味が驚くほど合う!
このあとに飲んだ巨峰のジントニックもいくらでも飲めそうなほどおいしかったし、とにかくマスターが出してくれるお酒が、毎回こちらの期待を軽々と越えてきます。
驚きと感動の新体験ができるBAR Genever(ジュネヴァ)
ここはまた必ず行こう!と心に誓ったお店です。
▶BAR Genever Facebook
▶BAR Genever Instagram
創業70年・素朴なパンが地元民に大人気の『シロヤ』
こちらも小倉出身の知り合いが教えてくれた、地元民に人気のパン屋さんシロヤ
福岡県内に何店舗かあるみたいです。(店舗情報)
駅前のアーケード入り口にあるこちらはいつ通りかかってもお店の前にお客さんがいて、少し並んでいるときもありました。
お店の人気No.1らしいサニーパン(右)と、やっぱり福岡ってことで明太パン(左)をおやつに購入。
売っていたパンは全体的に小ぶりで低価格。この大きさなら何種類も食べ比べできそうでした。
噂のサニーパン(100円)は、ちょっと硬めのパンのなかにたっぷりの練乳がジュワー。
やさしくて素朴な味わいだけど甘々なので、苦めのコーヒーと一緒に食べるとおいしいです。
忙しそうなお店のようすを見ていると、このサニーパンを大量にまとめ買いしていくお客さんがけっこう多かったです。
火事で一部焼けてしまった旦過市場へ
2022年4月に火災が発生し、42の店舗が焼けてしまったという旦過市場
「北九州の台所」と言われ、生鮮食品や飲食店などいろんなお店が立ち並んでいます。
そんなに広くない範囲にお店がたくさん。
店舗ごとに営業時間は違うので、お目当てのお店があれば公式サイトでチェックしていくといいかもです。
イワシやサバをぬか床で炊き込んだ「ぬか炊き」という北九州の郷土料理もありました。
東京に比べると野菜も驚くほど安くて、たくさん買って帰りたいくらい!
こちらのホルモン屋も、近所に住んでたら買ってみたいなぁ。
全体の印象としては飲食店はそんなになく、地元の人たちがふつうに買い物に来る場所という感じでした。
立ち並ぶお店を裏側から見ると、なんとも味わい深い佇まい。
火災で焼けてしまったエリアはかなり広そうで、再建にも時間がかかりそうです……。
わたしが行ったときは、小倉駅前のショッピングモール内のユニクロで旦過市場の復興Tシャツを販売していたので、1着購入。
オンラインストアでも購入でき、売り上げの一部が義援金として寄付されるそうです。
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