今回のボートレース鳴門への旅打ちは、たっぷり観光多めの日程。
まずは東京の有明港からオーシャン東九フェリーで徳島へ、そして徳島市内の観光もして、さらに鳴門の大塚国際美術館へと向かいました。
徳島駅から美術館まではバスで約50分、720円で行けます。(徳島県内のバスを調べるならいまドコなんというサイトが便利)
美術館に向かう途中、小鳴門橋からはボートレース鳴門も見れてなんか嬉しい~。
車内から鳴門本場の写真を撮りたい人は、あらかじめ左側の席に座っておきましょう。(徳島方面から行く場合)
わたしは途中で席を移動して運転手さんに注意されちゃいました(笑)
というわけで当記事では、大塚国際美術館と、鳴門の渦潮が見られる「渦の道」についてレポートします(^^)/
世界中の名画が見られる「大塚国際美術館」
大塚国際美術館は、ポカリスエットやボンカレーなどの商品でおなじみの「大塚製薬グループ」が、創業75周年事業として1998年に開館。
西洋名画等をオリジナルと同じ大きさで陶板に複製して展示しているという、複製がテーマの珍しい美術館です。
その広さは、日本国内では国立新美術館についで第2位というだけあって、入り口からしてめちゃめちゃ立派!
また、ちょっとわかりにくいですんがこの入り口は建物の地下ということになり、地上2階までの鑑賞ルートは約4kmになるそうです。
すご……。
そして美術館の建物の向かいにあるのは通称「竜宮城」と呼ばれているらしい、大塚製薬グループの社員のための福利厚生施設「潮騒荘」
なんと30憶円も投じた施設なんだとか……。
ほえ~。
さらにこの施設の隣には、大塚家の200坪の自宅が併設されているそうです。
なんかもうスケールがデカいし敷地も広大だし中国みたいだな……と思っちゃいました(笑)
チケット購入は前売りオンラインチケットがお得
大塚国際美術館のチケットは当日購入ももちろん可能ですが、公式サイトからオンライン予約をするとちょっと安い&手間がはぶけるのでおすすめです。
当日に窓口でチケットを購入すると大人3,300円のところ、オンラインチケットだと3,160円で140円お得。
さらに、当日券や紙の前売り券を購入した場合は、入館の際に連絡先を記入する必要がありますが(館内でコロナ感染対策が出た場合の連絡のため)、オンラインでチケットを買っていればこの記入の手間もはぶけるのでスムーズです。
オンラインチケットは、購入後に届いたメールに添付されているQRコードを提示することで入場できます。
陶板だからこその展示の仕方がおもしろい
入館して、まず最初に度肝を抜かれるがこの「システィーナ礼拝堂」
一番最初の「展示」がこの巨大な礼拝堂というのは、「ツカミはオッケー!!」って感じですね。
「うわぁ~~~」ってなりますもんね、やっぱり。
この美術館のすごさのひとつは、絵画だけでなくこうやって「施設」の一部までも複製しているところだと思います。
2018年の紅白歌合戦で、米津玄師さんがここで「Lemon」を歌ったことでも話題になりました。
「Lemon」のCDジャケットの複製もちゃっかり展示するミーハーさがいいです。
超巨大な美術館ですが、足元には順路を示す矢印が書いてあるおかげで最後まで全く迷うことなく鑑賞できるので安心。
大きな美術館ってほんと迷うので、これはありがたかったです。
いろんな展示を見る前に……「大塚国際美術館人気作品ベスト10」
こういうのも普通の美術館にはない気軽な感じで親しみやすくていいですねー。
それにしても、これらの有名絵画が複製とは言えいっぺんに見られるっていうのはやっぱりすごい。
渦潮が見れる場所が美術館から近いということで、渦潮情報もバッチリです。
単なる美術館ではなく「観光地」としての役目もきっちり果たしてます。
鑑賞ルートと展示されている絵画は、下の階から上の階に行くにしたがって「古代⇒現代」という順になっています。(館内マップ)
時間が限られているという人は、自分の興味があるところだけ見るってのもいいですね。
わたしは一応全部じっくり見て途中ご飯も食べて、所要時間4時間くらいという感じでした。
世界中に散らばるゴッホの「ひまわり」も、ここではいっぺんに見れます。
いくつか実物を見たことありますが、こうやって全部を見比べられるのはレプリカだからこそですね。
レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」は、修復前と修復後の2パターンが展示されていました。
これもレプリカだからこそ実現できる展示でおもしろい。
クリムトの「接吻」も実物を見たことありますが、これはさすがに絵の持つキラキラ感が全然違うか……。
ピカソの「ゲルニカ」も、実物よりもなんか小さく感じるような??
モネの「睡蓮」はカフェの外の中庭に展示されていて、「屋外に展示」っていうのも陶板だからこそできることでおもしろいなーとは思ったんですが……
外だと日光の明るさで、ただでさえ淡い絵の印象がぼやけちゃってイマイチでした。
これは外で見るなら、むしろ雨の日の方が幻想的な感じになっていいかもですね。
展示されている場所や光の当たり具合など、展示方法や条件が違うだけで絵の持つ印象ってこんなに変わるんんだなーとあらためて。
絶対に本物の絵ではできない、陶板だからこその展示の仕方がおもしろかったです。
それにしても館内はコロナの影響でお客さんが少なく、鑑賞する方としてはものすごく快適。
こういう場所は逆に今がチャンスかもしれないですね。
庭園もあって、ときどき外の空気を吸ってリフレッシュできるのも気持ちいい。
すぐそばに海も見えて眺めも最高です。
地下3階にあるミュージアムショップにはグッズやお土産がいろいろ売ってますが、ひとつ思ったことは……
「本物を見て感動するからこそレプリカが欲しくなる」んじゃないかということ。
展示されているものがそもそもレプリカとなると、申し訳ないですがいろんなグッズを見ても特に買う気にはなりませんでした(笑)
地下2階からの眺めが気持ちいい「カフェ・ド・ジヴェルニー」で昼食
わたしが訪れたときは新型コロナの影響で、3つあるレストランやカフェのうち営業していたのは地下2階にある「カフェ・ド・ジヴェルニー」というお店のみ。
それでもじゅうぶん空席があったので、本来より相当お客さん少ないんだな……と思います。
メニューは下記の物のほかに、期間限定のメニューもいくつかありました。
建物としては「地下2階」だけどテラス席があって気持ちがいいです。
わたしは阿波尾鶏のバジルソース(値段忘れた)
彼氏は「ヴィーナスカレー」(1,100円)を。
どっちもちょっと高いなーとは思いますけど、まぁこんなもんでしょう。。。(笑)
中庭には先に触れたモネの「睡蓮」が展示されています。
フェリーに乗らなくても渦潮が見れる「渦の道」
大塚国際美術館を見終わったあとは、「一応渦潮見に行っとくか……」ってことで、フェリーに乗らなくても渦潮が見れる「渦の道」という場所に行ってみることに。
フェリーってけっこう値段高いですし。(1,800円~)
美術館前に路線バスのバス停があり、そこから鳴門公園というところまでバスが出てるんですが、次のバスの時間まで時間があったので歩いて行ってみました。
大塚国際美術館から徒歩で行ってみた
Googleマップを見ると、大塚国際美術館から渦の道までどーやって行くんだこれ?ほんとに歩いて行けるの?って感じなんですが、まずは「渦見茶屋」を目指すとわかりやすいし近いです。
海沿いの道を歩いていくうちに坂道になってくるのでしばらく歩いたら、上の地図の矢印部分の坂道が右手側に出てきます。
道の入り口が狭いので入っていくのがちょっと不安になるかもですが、この坂道を上っていくと一気に眺望が開けます。↓
車と同じ道を行くと、くねくねした坂道を長距離歩かされることになるので、この道でショートカットした方が近いです。
渦見茶屋に着いたのは午後16時前頃。
すでに閉店準備をされてましたが、わたしは滑り込みでソフトクリームを注文。
優しいおばあちゃんが対応してくれました。
Googleには営業時間17時までとありましたが、お客さんがいないと早めに閉めちゃう感じなんですかね。
こちらのお店は食事をしながら渦潮も見れるということなので、時間が合えばここでランチも良さそうです。
展望台もあり、絶景。
なんとなく……海面がざらざらした感じになってるところがどうやら渦潮っぽいです。
この日のこの時間は「小潮」で潮の流れが小さく、しかもピークの時間帯を過ぎてしまっていたため、ぐるぐると渦巻く潮は残念ながら見れませんでした。
展望台からでもいい景色がじゅうぶん見れましたが、一応「渦の道」へ。
大鳴門橋の橋げた内にある遊歩道です。
全長450m!けっこう長い「渦の道」
渦の道は、大人510円。
遊歩道は全長450mです。
いざ歩いてみると、思っていたよりけっこう長く感じます。
遊歩道の左右両側はフェンスになっていて、海がよく見えます。
橋もこうやってみるとほんとすごい。
あのネジをひとつひとつ締めた人がいるんだと思うと……。
そして橋の下に海が見えて、これがなかなか怖いですね……。
遊歩道の途中4か所にあるガラス床も怖い。
「ジャンプ禁止」って書いてあるのがなおさら怖い。
ジャンプぐらいでどうにかなる素材なんですか⁉と聞きたくなってしまいます。
彼氏もすみっこから一歩も動けず。
高さ45m。
高所恐怖症の人はけっこうガクブルですねこれは。
そして肝心の渦潮はと言うと、展望台から海面を見たときよりももっと小さなさざ波程度のものになっていました。
絶対にぐるぐる巻いてる渦潮が見たい!という人は、事前に時間帯を調べておく必要があります。
▶潮見表
条件がそろえば、こんなぐるぐるの渦潮が見れるんですね~。
今回はわたしは大きな渦潮は見れませんでしたが、それでも入場料510円としては「渦の道」けっこう楽しめました。
ちなみに、「渦の道」から近い鳴門公園内にある「エスカヒル鳴門」という建物のお土産屋さんのところから、全長68mのエスカレーターで展望台に行くこともできます。(往復大人400円)
ただ、エスカレーターの乗り場にもなっているお土産屋さんはものすごい昭和な感じ。
公式サイトも古いし、なんだか謎な施設です。
展望台では360度見渡せるようなので、高いところが好きな人は上ってみるといいかもですね。
帰りは、鳴門公園というバス停から鳴門駅まで帰りました。
ここから鳴門駅までは23分、320円です。
まとめ
大塚国際美術館と渦の道を合わせた1日観光は、かなり時間にゆとりを持ってまわれてよかったです。
所要時間としては、美術館は短くても2時間くらい、わたしのようにゆっくり見るなら4時間くらいはみておくといいと思います。
そして渦潮を見るなら観潮船か渦の道ということになりますが、展望台の上からでも遠くに眺めることはできました。
徳島市内のバスを調べるなら、いまドコなんが便利です。
コメント