岡山駅前は、商店街や飲食店などが集まる繁華なエリアがけっこう広範囲に広がってますが、路面電車(おかでん)があるおかげで各エリアにアクセスがしやすいし、観光客にもわかりやすくて便利。
街なかには緑が多く川も流れていて、歩いていて気持ちのいい道も多いです。
そしてエリアによってはディープなお店が集まっていたり異国料理のお店も多く、散策しがいのある楽しい街!という感じでした。
今回はブログで知り合った人たちと一緒に飲みに行くことができ、1人飲みのときとはまた違ったお店に行けて楽しかったのでいくつか紹介したいと思います。
岡山駅周辺で行って良かったお店を紹介
今回は珍しく「女子会」に参加。1人では絶対にたどり着けなかったであろうお店にもいくつか行けました。
日本酒とおしゃれなおつまみが昼過ぎから楽しめる『解放区』
岡山駅から路面電車で約10分、県庁通りの岡山城からほど近い場所にある日本酒バル解放区
営業時間は14時~22時までと、明るいうちから日本酒が楽しめるお店です。
日本酒メニューを見ると、わたしの故郷である鳥取のお酒がたくさん置いてあってちょっと嬉しい気持ちに。
「Kotiビール」ってのも気になる……と思いあとで調べてみたところ、なんと備前市で男性が1人で造っているクラフトビールらしいです。
▶自然酵母・瓶内熟成のkotiビール|koti brewery(コチブルワリー)
▶Koti brewery 公式サイト
フードメニューもいろいろそそるものがあります。
わたしはどぶソーダ、お友達は梅酒を注文。
大人のカルピスソーダって感じのどぶろくのソーダ割り、暑い昼下がりにぴったりでした。
そしてお通しがすでにおしゃれ~。クレソンの苦みとパンの酸味がおいしい。
イカのフリットに添えられたタルタルソースが、フワフワとした軽い口当たりで味わいも優しくてびっくり。
わたしたちは2軒目に行く予定があったのでサクッと出てしまいましたが、1皿1皿に手間と技術が感じられて、何を食べてもおいしそうなお店でした。
▶解放区(Googleマップ)
▶解放区(Instagram)
日本人客がいない?ガチ中華『新四季烧烤』
中国語圏から来日した人が経営していて、日本人向けの味付けではなく完全に現地の人向けの味付けとメニューを提供しているお店……それがガチ中華。
新四季烧烤はオープンして間もないらしくGoogleマップで見てもまだあまり情報はありません。
繁華街からも少し離れた場所にあるため、1人では絶対に見つけられないお店でしたが、ブログ友達のお誘いで来れました。
店内にいる日本人はわたしたちだけで、周囲の席では中国語だけが飛び交っており海外に来た気分。
フードメニューには日本語表記はないですが、串焼きのお店ってことはなんとなくわかるし、中国ができるお友達もいたので安心でした。
ニラやパクチーなど、一部の野菜が「時価」となっているのもおもしろい。
ドリンクメニューだけはなぜか日本語表記がありました。
わたしは途中参加でしたが、羊や牛の串焼きとともにセミの幼虫がいてびっくり。
試しに1つ食べてみたところ、皮が嚙みきれない感じで中身もなんか不思議な味で正直びみょー……笑。本場中国で食べたらもっとちゃんとおいしいんでしょうか?
よくわからない幅広の麺のサラダ?みたいなのは、ピリ辛でモチモチしてておいしかったです。
そして鶏の足。基本的にはどの料理もスパイスが効いた味付けでピリ辛って感じ。
それぞれの辛さ自体はたいしたことないものの、ずっと食べていると唇がピリピリしてきます。
そして、中国のお酒と言えば白酒。度数は30~60度くらいまでといろいろあるらしいんですが、こちらは38度のもの。ウイスキーと同じくらいなので普通に強いです。
最初はその強さと独特な香りを強烈に感じますが、食事とともにちびちび飲んでいるうちに「あっ、ウマい…」という瞬間が訪れます。
濃い味付けの中華料理には紹興酒が合い、スパイシーな味付けのこちらのお店の料理には、白酒がよく合うような気がします。
陽気な店主が13年営むトルコ料理屋『Merhaba Kitchen (メルハバキッチン)』
お店の方と常連さんたちの醸し出す雰囲気がとても優しいトルコ料理屋Merhaba Kitchen(メルハバキッチン)
コース料理は予約のみで、あとはトルコのおつまみが少々といった感じ。
トルコのお酒ラクと、本日のスープ、ピラフ、ほうれん草ヨーグルトをいただきました。
ラクはブドウが原料の無色透明な蒸留酒ですが、水で割ると白濁するという不思議なお酒。
アニスというセリ科のハーブで香りづけされているらしく、独特の香りと甘味があります。
豆のスープは優しい味で、これは二日酔いの朝に飲みたいやつ。
ピラフはイメージしてたのとは違って、チーズたっぷりの混ぜご飯みたいなのが出てきました。
ちょっとジャンクな感じの味付けで、おそらくこの味が嫌いな人はあんまりいないでしょう。
そしてほうれん草ヨーグルト。これはほんとにほうれん草とヨーグルト、って感じだったので苦手な人はいるかも。笑
全体的に優しい味付けでした。
トルコ人の店主はほんとに明るく陽気で親切な方で、友人のお土産だと言ってピスタチオをサービスしてくれたり、トルコの魔除けをプレゼントしてくれたり、帰り際には満面の笑みでこのポーズ。
トルコ料理が楽しめるだけでなく、元気がもらえるお店です。
博識なマスターの手作りおつまみがおいしい『Bar Maeda(バー マエダ)』
こちらもお友達に教えてもらったBar Maeda(バー マエダ)
岡山駅から徒歩10分もかからないところ、商店街を抜けた静かな通りの2階です。
カウンター席が8席ぐらい?と、奥にテーブル席が1つ。
ラム酒がたくさん置いてあってマスターも相当博識でいらっしゃったので、「よし、今回はラムを勉強しよう」ってことで、3日連続通っていろいろ教えていただきました。(でも酔っぱらって話の3割くらいしか覚えてない)
自分の好みを探るため、マスターと相談の上いろいろ飲み比べなどしつつ。
サバカレーがラムに合う、と言われておつまみで出されて「えぇ?」と思ったらほんとにめちゃくちゃ合っておいしくてびっくりしたり、
マスター自作の珈琲味の琥珀糖がおいしかったり、岡山銘菓の大手まんじゅうが出てきてこれもラムにぴったりだったり。
ラム単体のおいしさだけでなく、意外なペアリングがいろいろ知れてとても楽しい体験でした。
おつまみはだいたいマスター自作のものっぽくて、甘い系もしょっぱい系もどれもおいしい。
カクテルに備前焼を使ったりしているのも、観光客的にはうれしいポイント。
もちろんフレッシュフルーツのカクテルもあり。
お酒もツマミもおいしくてマスターの話も勉強になる、とても楽しいバーです。
ベトナム人で賑わう人気レストラン『HaNoi(ハノイ)』
岡山駅から徒歩5分、岡山駅前商店街のなかにあるベトナムレストランHaNoi(ハノイ)
平日の19時前くらいに行ったら1階席はほとんど満席。客層は日本人とベトナム人が入り混じっていて、1人で来ているのはわたし含めて2人だけという状態でした。
スタッフはみなさんベトナムの方のようです。
フォーやビーフン、生春巻きなどお馴染みのベトナム料理をはじめ、すごくいろんな種類のおつまみがありました。
ベトナムのウォッカなんてのもあるんですね。
今回はノンアルで、ふつうに生春巻き(1本250円)と鶏のフォー(850円)を注文。
生春巻きはライスペーパーがもっちり厚くて、エビも大きくてぷりぷりでウマい。
フォーはスープがかなり薄味ですが、レモンや卓上にあるナンプラー・胡椒などで自分好みに調節しておいしく完成させます。
ボリュームたっぷりでおいしく、コスパ的にも大満足!でした。
ちなみに隣にはベトナム食料品店があり、その隣にはベトナム版サンドイッチのバインミー屋さんがあります。
ベトナム版サンドイッチのお店『Bánh Mì Kara(バインミー・カラ)』
宿泊していたホテルは素泊まりだったので、Bánh Mì Kara(バインミー・カラ)で朝食を。
店内は、2軒隣のベトナムレストラン『HaNoi(ハノイ)』と似た内装。
『HaNoi(ハノイ)』同様、スタッフもお客さんもベトナムの方が多そうです。
イートイン・テイクアウトのどちらもやってます。
メニューはバインミー(ベトナム版サンドイッチ)とスナック、各種ドリンクなど。
わたしは豚パテハムのバインミー(590円)と練乳入りコーヒー(450円)を注文。
バインミーの具は、個人的にはなますがもうちょっと欲しかったな~って思いましたが、おいしい。
ベトナムコーヒーと言えば練乳入り。こちらのお店では練乳入りはアイスしかないみたい?です。
路面電車と徒歩で楽しい岡山駅周辺散策
岡山駅周辺は商店街や飲食店が集まるエリアが広範囲に広がってますが、2方向に走る路面電車と徒歩でカバーできて、あちこち気軽に散策できて楽しいです。
路面電車は120円区間と140円区間があり、1日乗車券の場合は3~4回乗れば元がとれます。
岡山駅から少し離れた表町のあたりはディープなお店が多そうなので、次回またゆっくり散策してみようと思います。
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