女性が一人で海外旅行に行くのが危ないのは当たり前。
残念ながら、これは異論のないところだと思います。
容姿や年齢に関係なく「女である」というだけで、性犯罪の被害にあう危険は常につきまといますし、男性より力の弱い女性、ましてや一人となるとなめられがちです。
じゃあ具体的にどういう危険があるのか?危険を回避するための具体策は?
それらをきちんと考えて実行・対応していくというのが、わたしたち女性にできることだと思います。
今までにわたしがひとりで旅した国の数は30か国以上。
時にはヒヤリとするような体験や、あの時のわたしはバカだったなぁ……と、今思い出すと恥ずかしいようなこともたくさんありました。(今も変わっていない部分は多々ありますけども……)
というわけで当記事では、わたしが実際に一人旅をして感じたこと、ヤバかった体験談、旅行中に気をつけていることなどを紹介したいと思います。
女一人旅はたしかにちょっと危ないけど、気をつけていれば大丈夫。
楽しいことももちろんいっぱいあるので、迷っている人はぜひ行ってみてほしいと思います!!
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危険を避けるために女性が気をつけるべきこと10点
わたしが海外に一人で行くときに、実際に気をつけていること(できてないこともありますが……)をあげていきます。
これらの項目はほとんどが男性旅行者にも当てはまることですが、物理的にも、国によっては社会的にも力の弱い女性はなおさら注意しなければいけないことばかりです。
現地の実際の被害例を調べる
スリ、強盗、ぼったくりなど、犯罪にはその国や時代によっても流行があります。
背後からケチャップなどの液体をかけて、「何かついてるよ!」と親切そうに声をかけ、そのスキに財布を抜き取る、という「ケチャップ強盗」なんてものが昔流行りました。
今もあるのかな……と思って調べてみると、南米ではもはやポピュラーな犯罪として定着してしまっているようです。
ネット上やガイドブックには、その国で実際に被害にあった人の体験談がたくさんあがっているので、それらを事前に調べておきましょう。
もし同じような事態に遭遇したらどうするか?ということをシュミレーションしておくと、いざというときにも冷静に対処できると思います。
外務省の無料サービスである、
に登録しておくと、現地の情勢や犯罪事例などがわかり、旅行中にテロや災害などの重大事件・事故があったときにいち早くメールで知らせてくれるのでおすすめです。
また、スリ対策にはセキュリティポーチが有効。
使用レビューはこちらの記事で写真付きで詳しく書いているので、参考にしてみてください。
その他の防犯グッズは以下にまとめています。
イスラム圏とインドは特に注意
女性が肌を露出することが禁じられていたり、女性と男性の接触が制限されている地域が多いイスラム圏。
イスラム教徒ではない外国人旅行者に対しては男性の気がゆるむのか、普段おさえられている欲求が旅行者に向けられるのか……過度なボディタッチがあったり、最初からなれなれし過ぎる人もいるので注意が必要です。
そしてインドは、法律的にはカースト制度が廃止されているとは言え、実質的にはまだまだ差別があります。
外国人旅行者はこのカーストの外にいる存在だから何をしても自由、という考えの人もいて(わたしは既婚者からそう言ってしつこく口説かれた)、イスラム圏と同じく「外の人間」に対して男性の欲求が向けられる場合がけっこうあるような気がするので、じゅうぶんに注意しましょう。
夜遅い時間は一人で出歩かない
これは言わずもがな。
とは言え、夜景が見たかったりお酒が飲みたかったり(←わたし)しますよね。
観光客が多い・人通りが多い・治安のいい地域、などの条件を満たしていれば夜でもある程度は大丈夫かと思います。
夜景が見たいのであれば、そのスポットの近くに宿をとるなどした方が安全です。
そして日本から現地に到着する時間も、なるべくお昼の明るい時間に。
わたしは、初めての長期海外旅行に一人でインドに行ったときに、デリー空港に着いたのが夜の18時過ぎで、外は真っ暗。
暗闇の中にたくさんのインド人たちの目がギョロギョロと光って、「怖いよぉぉぉう!お昼に着く便にすればよかったぁぁぁ!!!」と激しく後悔したことがあります。
治安の悪いエリアに近づかない
夜だけでなくお昼であっても、危ないと言われている場所には行かない方がいいです。その国の危険区域については、ネットで調べれば出てきます。
そしてそういう地域は独特のすさんだ空気がするので、足を踏み入れたら「あ、ここやばい」ってなんとなくわかると思います。
事前に調べて、危険区域に近づかない、うっかり足を踏み入れてしまったらすぐにその場所を離れるようにしましょう。
単独女性の危険度は、男性よりも数倍高いです。
知らない人についていかない
これは、知らない人についていきまくっているわたしが言ってもなんの説得力もないんですが。
以下の記事は、そのほんの一例。知らない人についてって酒飲みすぎです。
>>⑩ハンガリー編・セーチェーニ温泉で会ったじーちゃんのおうちでご飯
>>㉖エディンバラで、リアル『ワールズエンド』体験。「パブクロール」は体力勝負!
(これらの記事はブログを始めたばかりの頃に書いたもので、リライトもしていないので読みづらくて申し訳ないですが、わたしがヨーロッパを一人旅したときに知らない人についていってお酒やご飯をごちそうになった体験談です)
わたしはこんなんですが、やっぱり「知らない人にはついていかない」というのは「夜出歩かない」と並んで、基本的な注意事項です。
特に日本語ペラペラな人や、「日本語を勉強したいんだ」などと言って近づいてくる人は要警戒。
さらに、親切そうに道案内をしようとしてくる人も要注意。
そして、ふつうにナンパしてくる人ももちろん注意。
ホテルやお店など何かしらのキャッチだったり、あとでガイド料を請求されたりなど、いろんな面倒に巻き込まれる可能性があります。
こういう人たちは、少しでも返事をしたり相手をするとずっとついてくるので、関わりたくなければ無視するのが一番です。
ただ、現地の人との出会いは楽しく、実際にただの親切な人というのも本っっ当にたくさんいます。
わたしはそういう人たちにいつもどの国でも助けられて旅をしてきました。
なので、これは難しいところなんですが……基本的には「知らない人にはついていかない」が正解です。
特に、
- 相手の車やバイクに乗らない
- 相手の家に行かない
は守りましょう。(わたしはどっちもやったことがありますが、やはりどっちも危険度が高いです。)
知らない人がくれる食べ物・飲み物を口にしない
食べ物や飲み物の中に睡眠薬をいれて旅行者に食べさせ、相手が昏倒しているあいだに荷物を盗んで逃げる、という「睡眠薬強盗」が世界各地で多発しています。
知らない人と食事を共にする場合は、自分のお皿やグラスから目を離さないようにしましょう。
また、夜行列車の中でもらうお菓子なども注意です。
わたしがインドを旅したときに、実際に夜行列車の中で睡眠薬強盗の被害にあって、すべての荷物を失ったという日本人男性に会いました。
タクシーの移動中はスマホで現在地を確認する
わたしは旅行中は、基本的にはなるべくタクシーに乗らず公共交通機関を利用するようにしています。
その方が安いし、ぼったくられる心配がないので。
さらに、治安があまりいいと言えないような国で女一人旅となると、密室に男性と二人きりという状況が怖い、というのもあります。
ロックをかけられたら出られないし、最悪どこか違う場所に連れていかれるということも考えられます。
なのでタクシーはホテルのフロントで呼んでもらうか、Uber や Grabなどのタクシー配車アプリを使うようにしましょう。
料金が事前にわかるのでぼったくりの心配もないですし、ドライバーの身元や評判もわかるので、流しのタクシーをつかまえるより安心です。
ブランド品など高価なものを身に着けない
これは女性に限らずですが、わざわざ海外に高価なものを身につけていっていいことはありません。
ただでさえ慣れない旅先では忘れものや失くしものをしがちです。
まして、「こいつはお金を持ってる」と思われるとスリやぼったくりのターゲットにされかねません。
腕時計や財布など、失くしてもダメージのない程度の物を持っていくことをおすすめします。
露出の多い格好をしない
これは訪れる国にもよりますがイスラム教・ヒンドゥー教の国などは特に、女性は露出の多い格好は避けた方がいいです。
悪目立ちしてしまうので。
これもブランド品と一緒で、ムダに目立って相手を刺激して、犯罪のターゲットにされないようにするための注意です。
そもそもイスラム教のように女性が肌を露出しないという文化なら、ある程度はそれにのっとった行動をするのが、その国におじゃまする旅行者のマナーだと思います。
アルコールに注意!
これは自戒をこめて……!昼でも夜でも飲み過ぎない!!
酒好きの方にはいまさら言うまでもありませんが、酔うと判断力がにぶりガードもゆるくなってしまい危険です。
飲み過ぎには気をつけましょう!!!
女性の海外一人旅は本当によく声をかけられる
わたしは、全くもって美人でもスタイルがいいわけでもありません。でも海外旅行にひとりで行くと知らない人からよく声をかけられます。(国によりけり)
それはただ、「女ひとり旅」だからです。
もしかしたら、日本人女性は「大人しそう」「お金を持っていそう」というイメージもあるのかもしれません。
彼氏も一人旅が好きで海外のあちこちに出かけていますが、「そんなに声をかけられたことも、おごってもらったこともほとんどない」と言っていました。
ひとり旅をする日本人女性は、良く言えば相手に警戒心を抱かせない、話しかけやすい存在であり、悪く言えばなめられやすい存在でもあるんだと思います。
相手が、「ただの親切な人」なのか「下心や悪意を持って近づいてきている人」なのかを見極めることは難しく、その両方をあわせ持った人というのがほとんどである、というのがわたしの体感です。
最初は本当にただの親切な男の人でも、話して仲良くなるうちに下心がムクムクと出てくる……なんてこともあるでしょうし。
海外に一人でいると心細く、優しそうに近づいてくる人には心を許しがちになってしまいますが、充分に注意しましょう。
知らない人との出会いこそが旅の醍醐味でもある
「知らない人についていくのは危ない」というのは大前提ですが、「知らない人との出会いこそが旅の醍醐味」というのもまた真実。
わたしは旅先で知らない人についていくのがわりと好きで、それで危ない目にあったりすごく親切にしてもらったりとどちらの経験もあり、いずれも忘れられない旅の思い出となっています。
もしもあなたが危険である可能性もあることをわかったうえで、知らない人と行動を共にしようと決めたなら、 以下の点は必ず守ってください。
- 相手と離れるまで完全には油断しない
- 相手の車やバイクには乗らない
- 相手の家には行かない
そんなの当たり前だろ……ってことばかりではありますが、何度も知らない人についていったわたしの経験則です。笑
旅慣れてきた、と自分で感じる頃が一番危ないと思うので、「わたしは人を見る目がある」などと過信せずに常に注意してください。
親切そうな人を目の前にして毎回疑うというのはあまり気持ちのいいことではないですが、自分の身の安全のためには、その人と離れるまで完全に油断はしないようにしましょう!
海外旅行保険には必ず入っておこう
一人旅だと不安になるのが、病気やケガ、盗難などの不慮の事態にあってしまった場合です。
海外だと無保険で診察を受けた場合かなり高額になってしまう場合があるので、海外旅行保険には必ず入っておきましょう。
普通の海外旅行保険でももちろんいいんですが個人的には、
- 海外に行くたびに保険に入るのが面倒
- 日数が多いと保険料が高くなるのがイヤだ
- 何事もなく無事に旅行が終わると、払った保険料がもったいなく感じる
と思うので、これらを回避するためにわたしは、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用しています。
そのなかでもエポスカードは、年会費無料のカードの中で、病気やケガのときの補償額が最も高い(270万円)ので、海外旅行好きに人気のカード。
カードで旅行代金の一部を支払うだけで、保険料を支払うことなく手厚い補償が受けられます。
病気やケガだけでなく、持ち物の盗難や破損にも対応していて安心です。
また、クレジットカードの保険は合算できるので、海外旅行保険付帯のカードは複数枚持っておくと補償がさらに手厚くなって安心。
わたしが持っている海外旅行保険付帯の主なカードは、
の3枚。
これらは全部年会費無料のカードで、病気やケガをしたときの保険料を合算すると全部で570万円とじゅうぶんな額になります。
とりあえず海外旅行保険がついてるカードを1枚持っておきたい、ということならエポスカードが断然おすすめです。
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- エポスカードをわかりやすく解説
女海外ひとり旅の対策と準備まとめ
女性が海外一人旅をするときの注意点まとめです。
- 現地の実際の被害例を調べる
- イスラム圏とインドは特に注意
- 夜遅い時間は一人で出歩かない
- 治安の悪いエリアに近づかない
- 知らない人についていかない
- 知らない人がくれる飲み物や食べ物をむやみに口にしない
- タクシーの移動中はスマホで現在地を確認
- ブランド品など高価なものを身に着けない
- 露出の多い格好をしない
- アルコールに注意!
日本にいるのと同じ感覚で行動していると、自ら危険を呼び寄せてしまいかねません。
日本人女性の海外ひとり旅は声をかけられやすいので、事前のリサーチと対策、心構えが重要です。
でも必要以上に怖がらず、かと言って警戒はおこたらず。
あぁくそっ女ってめんどくさい!と思いますが、女だからこそ受けられるメリットも多くあるということもまた事実なんですよね。
たくましくしなやかに!女ひとり旅を楽しみましょう!!
そして旅行前に登録しておきたいサービスとして、現地の情勢や犯罪事例、重大事件・事故をいち早くメールで知らせてくれる、
さらに年会費無料で海外旅行保険がついているクレジットカードとして、
の3つを紹介しました。
年会費無料カードのなかで、病気やケガのときの保障額が最も高い(270万円)エポスカードは、海外旅行好きにはおなじみのカード。
保険料の節約になるので、まだ持っていない人はぜひ持っておくことをおすすめします。
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また、盗難やスキミングなどの犯罪に合わないための防犯グッズについては、以下の記事で紹介しています。
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