海外旅行に行くなら必ず加入しておきたい海外旅行保険。
例えば1週間海外に行く場合、旅行先によって違いはあれど保険料は安くても2,000円以上はかかってきます。
(空港のカウンターで保険に加入している人もよく見かけますが、ネットで加入するより料金がかなり高めに設定されているのでおすすめしません)
わたしのように海外旅行が好きで年に何回か行くという人は、そのたびに保険に入らなければいけないのは面倒だしお金がもったいない……と感じますよね。
そこで便利なのが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険。
これらは無料で海外旅行保険に加入できて、病気やケガ・持ち物が壊れたときなど、ほとんどの場合に対応できます。
そこで当記事では、年会費無料で海外旅行保険がついてくるおすすめカードをピックアップ。
最近海外では現金で支払いができない券売機や店舗も多く、クレジットカードは旅の必需品です。
どうせ持って行くなら、海外旅行保険が無料でついてくるカードを持ってお得に旅をしましょう!
海外旅行好きはみんな持ってる「エポスカード」
- 年会費無料カードのなかで海外旅行保険の補償内容がトップ(利用付帯)
- ケガ・病気に補償額最大270万円、携行品の破損に最大20万円の補償
- 補償額は合算されるので2枚目・3枚目のカードとしてもおすすめ
- オンラインからの入会で2,000ポイント
- エポスカードをわかりやすく解説
海外で病気やケガをした場合、保険に入っていなかったらどうなる?
そもそも、海外旅行保険って絶対入らなきゃいけないの?という疑問について。
万が一海外旅行中に病気やケガをして、保険に入っていなかった場合の治療費がどれくらいになるのか見てみましょう。
ソニー損保のサイトから、実際にあった例をいくつか引用してみます。
アメリカでの事例
- 腹痛・不正出血があり受診。卵巣のう腫と診断され3日間入院・手術。費用:527万円
- ハイキング中に滑落し救急車で搬送。腰椎骨折と診断され10日間入院。費用:2,890万円
イギリスでの事例
- ホテルで体調不良を訴え倒れ救急車で搬送。硬膜下血腫と診断され32日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。費用:1242万円
韓国での事例
- 雪道で足を滑らせ転倒し救急車で搬送。大腿骨頚部骨折と診断され10日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。費用:449万円
ベトナムでの事例
- ホテルのロビーに集合した際、体調不良を訴え嘔吐し受診。くも膜下出血と診断され25日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。費用:923万円
いや怖っ!
目を疑うような金額です。
ここにあげたのは特別大きな金額の例ですが、ここまで大きな事故やケガではなく、ちょっとした体調不良での診察だけでも日本の国民健康保険が適用されない海外での医療費は、日本に比べてとても高額。
保険に入っていかなかった場合は全額自己負担となってしまうので、保険は必ず入っておくべきでしょう。
無料で入れる保険があるならなおさらです。
海外旅行保険がついているクレジットカードの選び方
海外旅行保険がついているクレジットカードはたくさんあるけどどれにすればいいの?
って迷いますよね。
まずはカードの選び方のポイントについてまとめておきます。
「傷害(疾病)保険」で最大いくらもらえるか?
海外旅行保険の内容については死亡保険・携行品損害などいろいろありますが、実際の治療費の例を見てもらうとわかる通り、最も高額請求となるのが病気やケガのときの治療費。
また、海外旅行保険でもっとも事故件数が多い項目も「治療費・救援費用」です。
保険料最大○○○○万円!とうたっていても、それは死亡した場合に支払われる保険料だったりするので要注意。
死亡保険の金額が充実しているものよりも、まずは最も起こる可能性の高い、病気やケガをしたときに支払われる保険金が充実しているものを選びましょう。
自動付帯と利用付帯の違いを理解しておこう
クレジットカードの海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」という2つの付帯条件があります。
ここをちゃんと理解しておかないと、あとで「保険金が支払われない!」ということになりかねないので、しっかり確認しておきましょう。
ざっくり言うと、
- 自動付帯…クレジットカードを持っているだけで適用される保険
- 利用付帯…クレジットカードで旅行代金を支払うことで適用される保険
です。
保険が自動付帯のカードは、カードを発行してから1度もカード決済をしなくても適用され、旅行前にカード会社に連絡をする必要もありません。
それに対して利用付帯のカードは、旅行のツアー代金や「公共交通乗用具」の利用代金を、該当するクレジットカードで支払った場合に保険が適用されます。
「公共交通乗用具」とは、飛行機・電車・バス・タクシー・船。
たとえば、自宅から空港に行くための電車代を利用付帯のクレジットカードで払えば、その旅行に保険は適用されるということです。
利用付帯のカードについては、カード会社によって保険の適用条件の細かいところが違っていたりするので、手持ちのカードの適用条件を事前にチェックしておきましょう。
保険料は合算できるからクレジットカードは複数枚あると安心
それぞれのクレジットカードについている海外旅行保険は、合算することができます。
つまり、カードを3枚持っていれば3枚分の保険料を合算したものを受け取ることができるということ。
万が一大きな病気や事故になってしまった場合、カード1枚分の保険料では足りないかもしれません。
でも例えば、傷害(疾病)保険が200万円のカードを3枚持っていた場合、
200万×3=600万円
の補償を受けられることになります。
そもそも、海外旅行に行くときにはクレジットカードの紛失や盗難など、なんらかの事情で使えなくなった場合のことも考えて、カードは複数枚持っていくのが普通。
そしてどうせ持っていくなら、海外旅行保険がついているカードがベスト。
カードの複数持ちで、保険料を上乗せしましょう。
※保険料の合算に関しては、疾病治療や傷害治療の費用は手厚くなりますが、死亡したとき・重度の障害が残ってしまったときの「死亡・後遺障害」については合算されません。「死亡・後遺障害」についての保険を手厚くしたい場合は、ゴールドカードやプラチナカードといった年会費のかかるものを持つのがおすすめです。
VISAとMasterの両方を持っておこう
カードを複数枚持つときに大事なのが、VISAとMasterCardの両方をバランスよく持っておくということ。
お店やATMによっては使えないカードもあるし、それぞれのカードの限度額もあります。
そして磁気不良や機械へのカード吸い込みなど、なんらかの事情でカードが突然使えなくなってしまうことも考えられます。
保険料を上乗せするため、そして万が一どれかのカードが使えなくなってしまったときのために、カードはVISAとMasterCardの両方をバランスよく複数枚持って行きましょう。
年会費無料で海外旅行保険がつくおすすめクレジットカード・ベスト3
それでは、海外旅行保険がついているクレジットカードの選び方のポイントがわかったところで、おすすめのカードを紹介していきたいと思います。
海外旅行好きはみんな持ってるエポスカード
まず、最低でもこれだけは持っておきたいのがエポスカード
海外旅行好きの人の多くが持っていて、国内でも使える特典がいろいろあり人気の高いカードです。
海外旅行保険付帯のカードをまだ1枚も持っていない、という人はとりあえずこのカードを作っておけば安心。
エポスカードの主な特徴は、
- 年会費無料・即日発行
- 年会費無料カードのなかでは海外旅行保険の補償内容がトップ(利用付帯)
- 疾病・傷害治療費:270万円補償(年会費無料カードのなかで最高額)
- 携行品損害:20万円補償
- 海外で使える優待・日本語対応サポートデスクあり
- カード発行で2,000円分のポイントがもらえる
年会費無料カードの中では、疾病治療費用が270万円というのはトップクラス。
カメラやスマホなどの持ち物が破損したときなども、20万円まで補償されます。
海外旅行で使える優待や、日本語対応してくれるサポートデスクがあるのも安心。
最短即日発行なので、出国まで時間がないという人も諦めずに申し込んでみてください。
また、国内利用の場合は「魚民」「笑笑」などの居酒屋、「ユナイテッドシネマ」などの映画館、舞台やライブのチケット、カラオケ、スパ、美容院、フィットネス、ショッピング施設など、エポスカードで割引になる施設がたくさんあります。
海外旅行好きはみんな持ってる「エポスカード」
- 年会費無料カードのなかで海外旅行保険の補償内容がトップ(利用付帯)
- ケガ・病気に補償額最大270万円、携行品の破損に最大20万円の補償
- 補償額は合算されるので2枚目・3枚目のカードとしてもおすすめ
- オンラインからの入会で2,000ポイント
- エポスカードをわかりやすく解説
普段の買い物でポイントも貯まりやすい楽天カード
次におすすめしたいのは、楽天カードマンやお買い物パンダのCMでもおなじみの楽天カード
もうすでに持っている人も多いと思いますが一応特徴としては、
- 年会費無料
- ポイントが貯まりやすい
- 疾病治療費用:200万円補償
- 傷害治療費用:200万円補償
- 携行品損害:なし
- カード発行で2000円分のポイント、初めてのカード利用で3000円分のポイントがもらえる
楽天市場や楽天トラベルでの利用がお得になるだけでなく、普段使いでもかなりポイントが貯まりやすいカード。
携行品損害の補償はないものの、疾病・傷害治療費用については最大200万円と、年会費無料のカードの中ではエポスカードについでトップクラスです。
ひとつ注意点としては、こちらのカードはエポスカードと違って「利用付帯」のカードということ。
「利用付帯」とは上で説明したように、 クレジットカードで旅行代金の一部を支払うことで適用される保険です。
つまり、楽天カードは持っているだけでは海外旅行保険に加入したことにはなりません。
海外旅行保険に加入するには、ツアー代金や、家から空港までの電車代など、出国前に旅費の一部でいいので楽天カードで支払いをしておきましょう。
楽天カードを持っていると、楽天トラベルでの予約がお得になるクーポンもあります。
リクルートカード
海外旅行保険付帯&ふだんの使いやすさということで言うとリクルートカードもおすすめ。
リクルートカードの特徴は、
- 年会費無料
- ポイント還元率1.2%(年会費無料カードの中では最高)
- 疾病治療費用:100万円補償
- 傷害治療費用:100万円補償
- 携行品損害:20万円補償
- リクルート系サービス(ホットペッパーグルメ・ビューティーなど)の利用でポイント最大4.2%還元
- Pontaポイント・dポイント・JALマイルに交換できる
エポスカード・楽天カードと比べると、海外旅行保険の補償額は劣りますが、2枚目・3枚目に持つカードしては他社カードと比べても優秀なカード。
常にポイント還元率が1.2%というのも年会費無料カードのなかではトップの高還元なので、わたしはメインカードとして利用しています。
貯まったポイントは他社ポイントやマイルにも交換できて便利。
海外旅行にも国内利用にも、持っておいた方がいいカードです。
25歳以下なら迷わずセゾンブルー・アメリカンエキスプレスカード
あなたが25歳以下ならこれ一択。
セゾンブルー・アメリカンエキスプレスカードで迷う必要はありません。
このカードの特徴は、
- 26歳になるまで年会費無料
- 疾病・傷害治療費用:300万円(自動付帯)
- 海外でのカード利用でポイント2倍
- 海外旅行からの帰国時に、手荷物1つを無料宅配サービス
- 海外用Wi-Fi、携帯電話レンタルを会員限定料金で利用可能
とにかく、年会費無料のカードとしては他と比べるまでもないほど、受けられるサービスが充実しています。
保険は自動付帯で、傷害(疾病)治療費用も本記事で紹介したどのカードよりも高額の300万円!
その他、海外旅行にかなり役立つサービスがたくさんあるので、若者が海外へ行くことを応援してくれているカードと言えると思います。
あなたが25歳以下なら、迷うことなくこのカードは持っておくべきです。
まとめ
以上、海外旅行保険がついているクレジットカードを選ぶときのポイントと、おすすめカードを3つ紹介しました。
まとめると、カードを選ぶときのポイントは
- 傷害(疾病)保険の金額をチェック
- 自動付帯か、利用付帯かチェック
- カードは複数枚持って保険料を上乗せ
- VISAとMasterCardをバランスよくもつ
ということでした。
そしてこれらをふまえたおススメカードは以下の3つ。
エポスカードは海外旅行保険が利用付帯、年会費無料カードのなかでは補償内容がトップレベルで手厚いので、まずは持っておきたいカードです。
年間50万円ほどの利用でインビテーション(招待)が届き、永年無料でゴールドカードにグレードアップもできます。
海外旅行好きはみんな持ってる「エポスカード」
- 年会費無料カードのなかで海外旅行保険の補償内容がトップ(利用付帯)
- ケガ・病気に補償額最大270万円、携行品の破損に最大20万円の補償
- 補償額は合算されるので2枚目・3枚目のカードとしてもおすすめ
- オンラインからの入会で2,000ポイント
- エポスカードをわかりやすく解説
もし今海外旅行保険が付帯したカードをまだ何も持っていないなら、普段の使いやすさやポイント還元率を考えるとエポスカードとリクルートカードの2枚があればとりあえず安心。
これらのクレジットカードについている海外旅行保険に無料で入ったうえで、それでもまだ心配なときに、追加で必要なぶんだけ普通の海外旅行保険に入ると、保険料が節約できます。
無料で加入できるクレジットカード付帯の保険を利用して、お得に旅しましょう!
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