今回わたしはマドリードはたった1日半の観光でしたが、事前にGoogleマップを見ていてとても気になったのがこの「生ハム博物館(Museo del Jamón)」
店名がめちゃめちゃそそります。なのでここには絶対行ってみよう!と決めていました。
そしていざマドリードの街を歩いてみると、このお店は有名なチェーン店らしく、大きな広場やプラド美術館の近くなど、主要な観光地周辺では見かけました。
わざわざ探して行くまでもなく、市内を普通に観光していればたぶんどこかで出会えるお店です。
ビールと生ハムサンドのセットが2ユーロ!驚きの味と価格
わたしが行ったのはプエルタ・デル・ソル広場からほど近い、マヨール通りに面したお店。
活気のある店内の様子と、赤い看板、たくさん陳列されたハムたちが目立つので、ここが「生ハム博物館」だと知らなくても目にとまります。
中に入ると、ショーケースの中にはたくさんのハムやサラミなどが並んでいて、その上には生ハムの原木がズラリ。
反対側にはコの字形のカウンターがあって、観光客や地元の人と思われるお客さんでいっぱいです。このカウンターは立ち飲み専用で、2階は座ってゆっくり食事ができるレストランになっています。
タイミングによってはカウンターにお客さんがびっしり立っていて、その中に入っていくのにちょっと躊躇するかもですが、メニュー表もあるのでそれを指さして注文すれば大丈夫です。
メニュー表はこんな感じ。
サンドイッチ、生ハムやサラミにチーズの盛り合わせなど、どれも手ごろな値段です。
写真を撮り忘れてしまいましたが、生ハムを挟んだシンプルなサンドイッチとビールのセットで2ユーロという超お得なセットもありました。
わたしたちがまずビール(1ユーロ)を注文すると、少量のサラミとパンも少し出てきました。「?」と思っていると、「It’s free」とのこと。お通しみたいなもんですかね?
にしても、1ユーロのビールに無料でおつまみつけてくれるとはすばらしい。
盛り合わせメニューの中で一番安いチーズと生ハムの盛り合わせを頼んでみました。(3ユーロ)
チーズの下にも生ハムがちゃんと隠れていて、これで約400円とは思えない分量です。しかも日本で食べるものよりけっこう厚めに切ってある!生ハムはちょっと塩分が強めでしたが、お通しでもらったパンがあったのでちょうどいい感じに。んまーい。
このあとさらにスペインオムレツのトルティーヤも注文して、こちらは2ユーロ。
これもまた味がしっかりめでおいしい。とにかくビールがすすみます。
最終的なお会計はふたりで、
ビール×2、サングリア×2、生ハムとチーズの盛り合わせ×1、トルティーヤ×1で、11ユーロでした。サングリアは2ユーロと、ビールより高いです。
2杯飲んでちょっとつまんで、ひとり約700円。
これならお腹とお財布に余裕を残して、もう1軒ハシゴも買い食いもできる!
地元の人にも愛されているようすの「生ハム博物館」ですが、いろんなものを食べたい旅行者にとっても、かなり嬉しいお店でした。
「生ハム博物館」のすぐ近くの「Sol Mayor」もおすすめ!
マドリードでは、「生ハム博物館」のカウンターのような立ち飲みスタイルのお店をよく見かけました。(バルセロナに行ったのはもう10年も前なので記憶が薄れてますが、バルセロナにもこのスタイルのお店はたくさんあるのかな?)
お店を外から見ると、だいたいどのお店も狭い店内が地元の人たちでごった返しています。そしてお客さんたちの足元にはナプキンやオリーブの種などが散乱。ゴミは下に落とすスタイルっぽいです。
この風景を見るとちょっと入りづらい感じがしますが、なんとなく良さげと思って入ったお店のつまみがとてもおいしかった!しかも安い!ので、このスタイルのお店おすすめです。
わたしたちが入ったのは、「生ハム博物館」のすぐ裏手にある「Cerveceria Sol Mayor」
ここもまずお通しとしてオリーブが出てきました。ビールもワインもたしか、1.2ユーロとかそんな感じ。
ショーケースの中にいろんなお惣菜が並んでいて、実物を見てから注文できるのが嬉しいところ。皿に山盛りになっていた魚の唐揚げがとてもおいしそうだったのでそれと、ポテサラっぽいものがあったので注文。
この二つがめちゃくちゃおいしくてびっくり!!
どちらもスパイスがきいていて、今まで食べたことのない感じの味だけどどっちもすごくおいしい!唐揚げの方は、量多いなーと思ったけどおいしくて軽くてぺろっと食べちゃいました。
きっと他のつまみもおいしいんだろうな…と思わせます。
最終的にこのお店は二人で、ビール×1、ワイン×4、サングリア×2、魚の唐揚げ、ポテサラ、オリーブ、パンで23.5ユーロ。
これだけ飲んでつまみもじゅうぶんな量でおいしくて、ひとり1500円ちょっと。どういう計算!?って感じです。しかも、わたしたちがよく飲んだからか、貝のつまみを1品サービスしてくれました。
店員さんもすごくフレンドリーで動きがてきぱきしていて、見ていて気持ちがいいです。
もしまたマドリードに行くことがあったら、絶対また行きたい!なんだったんだろあのポテサラ…。もう一回食べたい。
名物はイカリングのサンドイッチみたいで、多くのお客さんがこれを注文してました。
まとめ
日本の立ち飲み屋さんと同じく、マドリードでもやっぱり立ち飲み屋さんはうまくて安い!一日歩き回って観光して疲れたから座りたい~~~~!と思ったのをなんとかこらえて、このスタイルのお店に入ってみてよかったです。
日本と違うのは、みんながお酒を飲んでいるわけではないというところ。ジュースを飲んでいる人たちもけっこういます。飲み屋というより、普通に食事処って感じなんですかね。
そして、みんなそんなに長居しないっぽい。まぁ立ち飲みって基本そうですもんね。
なんにせよ、軽く一杯、っていうのが気軽にできてしかもハシゴしやすいこのスタイル、とってもイイです!
「生ハム博物館」と「Sol Mayor」、歩いてすぐの距離なので、ぜひどちらも行ってみてください!
ピンが打ってあるのが「Cerveceria Sol Mayor」で、そのすぐ左上に「生ハム博物館」があります。
どちらもソル駅から歩いて5分ほどです。
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