ポルトには、世界遺産に登録されている歴史地区に「世界一美しい本屋」があるらしい、ということで行ってみました。
ポルトに滞在したのは3日間、その間かなり街なかを歩き倒していたんですが、それっぽい本屋なんてあったっけ??どのへんだ??と思いながら滞在の最終日に地図を見ながら行ってみると、間口の小さな2階建ての本屋を発見。
もっと大きな建物を想像していたので、ちょっとびっくり。どうやら入り口のところに立っているのはチケットを確認するためのお兄さんです。
なんと本屋さんに入るのに入場料がかかるなんてー!以前は普通に入れたらしいんですけどね。本を買うお客さんが少なく経営難のため、観光客から入場料をとることにしたみたいです。
てことでやむなくチケットを買って入ってみました。
本記事では、レロ書店に入場する際の注意点などまとめています。
レロ書店の入場料は5ユーロ!でも本を買えばもとがとれます
チケットの購入場所はこちら。
書店の左手側、4軒となりの角のお店です。
中はけっこう広くて、チケットカウンターと、大きな荷物を置くためのコインロッカー、おみやげ物、休憩スペースもあります。
店内にはバックパックなどの大きな荷物は持ち込みが禁止されているので、持っている人はコインロッカーへ。
「ハリーポッター」シリーズの作者、J.Kローリングさんは以前ポルトで英語教師をしていたときにレロ書店に通っていたそうで、ハリーポッター関係のグッズなんかもいろいろと置いてあって人気のようでした。
そして、肝心の入場料はというと、5ユーロ!高いぃぃぃぃ!!
入店するだけで650円もするなんてぇぇぇ!本買えちゃうじゃーん!!!
と思ったら、このチケットを提示すれば本の値段から5ユーロ差し引いてくれるみたいです。1冊につき、1枚の入場券が使えるとのこと。なーるほど。
記念に何か子供向けの本か写真集でも買って帰ろうかと思いましたが、これといったものが見つからず…わたしは結局何も買いませんでした。
ちなみに、チケットに印刷されているのはフェルナンド・ぺソアというポルトガルの国民的作家だそうです。知らなかった~。(帰国してから、ぺソアの本買ってみました)
ぺソアが通っていたという老舗カフェにも行ってみたら、歴史を感じる素敵な内装でした。
階段、棚、天井、すべてが美しいレロ書店の店内
狭い入り口から一歩入ると……きれーーーーーーーい!!!
店内はかなり混雑しています。でもおそらく写真を撮ってすぐに出る人が多いのか、しばらくするとちょっと空いてきました。
1階からも見える天井はステンドグラスになっていて、めちゃくちゃきれい。
本棚の細工もきれい!フェルナンドぺソアの本もたくさん置いてありました。
店内中央にある魅惑的な造形の階段。「天国への階段」と呼ばれているとか。
みんなここで他の人が写り込まないように写真を撮りたくて、順番待ちしたり立つ位置をびみょーにずらしたり大変です。
階段の裏側にまわってみても、きれい。
店内にあるすべてのものが絵になりますねなんだか。
このときはたまたま日本特集をやっていて、村上春樹やカズオ・イシグロなどが置かれていました。
ものすごく高い本棚。上の方なんて見れないじゃん!と思いますが、あくまで「収納」と考えれば、景色としてはすごくいい感じ。
お店の面積はそんなに広くないですが、吹き抜けになっているのと、2階も天井が高いので実際より広く感じます。
天井の木の細工もとても細かくて見とれます。本当にどこを見ても美しいお店。
なんだかんだ、意外と店内に長くいました。
ここが有料の観光名所でなければどんなにいいでしょうね。笑
レロ書店へのアクセス
クレリゴス教会の近くにあります。
営業時間は10:00~20:00まで。
わたしは観光客の少ない2月に行ったので、ふらっと行って全く並ばず入れましたが、ハイシーズンの夏は開店前から長い行列ができるみたいです。
開店前にひとりで行かれる方は、他の人に並んでもらっておいてチケットを買うということができないので、ネットでチケットを事前購入しておいた方が無難かもしれません。
すでにもう会員の人も多いであろうAmazonプライム。
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