尼崎『リーママの店』と『スナックつねちゃん』

ボートレース尼崎
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先日ツレに「最近のこまだはお店を探すときにGoogleマップの口コミを見過ぎではないか?」との指摘を受けました。(ツレと2人で旅行するときの店選びはわたしの役目)

……言われてみれば確かに。

もちろん口コミをそのまま信じるというわけではないものの、写真・口コミの数・評価など、ざっくり参考にすることは前より増えたかも。だいたいの値段感やメニューなどを事前に把握できるのは安心ですしね。

が、スマホのなかった時代、ただブラブラと街を歩いて己のカンだけで店を選んでいたあの頃を思い出せよ!情報収集ばっかして安全にいこうとしてんじゃねーよ!

と確かに自分でも思ったので、今回は初心にかえってGoogleマップはあくまで地図のみとしての利用にとどめ、尼崎駅前をブラブラ歩いて気になったお店へGO。(わたし1人)

結果、無事おもしろいお店に出会えて、尼崎との距離が一気に近くなりました。

三和本通り商店街『リーママの店』でおいしい餃子と濃い出会い

阪神尼崎駅前は、かなり広い範囲で商店街が広がっています。

適当に道を折れながら歩いていると、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまうほどどこまでも続いているアーケード。

とりあえず商店街全体を歩いてみようと思い、ブラブラとアーケードの端っこを目指してみました。

そして、たどりついたのがここ。

ここまで来ると、尼崎のお隣の駅「出屋敷」の方が近いです。

サンロード・三和本通・三和市場と3つの入り口があり、こりゃ歩いてるうちにわけわかんなくなるわけだわ、と納得。

でも閉業してしまっているお店がたくさんあり、シャッター通りと化しているエリアもありました。

三和本通商店街をブラブラと歩き……一度は通りすぎたんですが、やっぱりなんとなく気になって引き返したのがこちらの『李妈妈(リーママ)の店』

あとで聞いたところ、中国人のママが2年前にオープンし、1人で切り盛りされているとのこと。ただ旦那さんもお店にいて、お客さんの話し相手になっているようでした。

外にテーブルとイスがあって、わたしが通りかかったときはおじいちゃんが1人で缶ビールを飲んでおり、お店の感じがなんとなくアジア感あるというか、ゆるい雰囲気があって良さそう……と思ったので入店。

とりあえず、ちょい飲み飲茶セット1,000円というのを注文してみました。

 

蒸し餃子とビールを頼んだんですが、「もう店閉めるし余ってるから」という理由で頼んでいない中華まんじゅう2個がいきなりわたしの元へ。

餃子とまんじゅう……そんな食えるかなと思ったものの、予想通りのゆるい接客に嬉しくなります。

蒸し餃子が到着する頃には、店にいたおじさん&おじいちゃんたちが話し相手になってくれてみんなでワイワイ。

みなさん常連のようで、お店というより知り合いの家にお邪魔してるような雰囲気です。

蒸し餃子は肉汁プシャー&皮もっちりで、失礼ながら予想してたよりもかなりおいしくてびっくり。

そしてふつうなら絶対に一堂に会すことがないであろう年齢もタイプも違う人間が、酒を飲むというたったひとつの共通点のみでテーブルを囲んでいるという楽しさよ。

今日東京からボートを観るために来たというと、「よぉこの店見つけたな。あんた尼崎に馴染むん早いなぁ!」と言われ、やはり口コミよりも己のカンを大事にせねばならぬ……と改めて思いました。

近くにいいスナックがあるから行こうと誘っていただいたものの、ママに連絡してみたところ残念ながらこの日はそのスナックが営業してないとのこと。

じゃあまた明日!ということで翌日再びお店を訪れ、無事一緒にスナックへ。

2日目は小籠包を食べたら、やっぱり肉汁プシャーで450円とは思えないおいしさでした。

李妈妈 リーママ の店

昼カラオケもできる『カラオケスナックつねちゃん』

『李妈妈(リーママ)の店』から歩いてすぐのところにスナックがたくさん入ったビルがあり、今回連れていってもらったのはその1階にある『カラオケスナックつねちゃん』

なんと、今回タイミングが合えば行ってみようかな~と思っていた、藤本元輝選手のお父さんのお店『ラーメン三日月』のすぐ隣のビルでした。笑

ここはまた次回ということで……。

 

ビルに入ってすぐのところにある『つねちゃん』の扉を開けると、60歳には見えない若々しい美人ママが出迎えてくれます。

ここは昼カラオケもやっているということで、17時に行ったらすでにかなりの盛り上がり。

横にいるおじいちゃんが、ナチュラルにマイクを箸置きに置いているのが笑えます。

あれこれツマミも出してくれるのがありがたい。

シャイなのか昨日会ったときは口数の少なかったおじいちゃんが、今日は早い時間から飲んでいて酔っているのかよくしゃべってくれて、「あんたがな、また来る言うからな、待っとったんや」と、ニコニコ顔でビールを注いでくれてかわいい。

そしてそのおじいちゃんが途中で「ちょっと段取りしてくるでな」と謎の言葉を残し店を出てどこかに行ったと思ったら、しばらくしてたこ焼きを持って戻ってきました。

なんというか……リーママのお店からここに至るまでの流れがぜんぶすごい尼崎すぎる。

何個かありがたく頂いたあとも、「ほら、食べ」とおかわりのたこ焼きがまたわたしの皿に盛られます。

尼崎ワールドの一員になった感。

みんな昼から飲んでいるので解散が20時という早い時間なのもまた良く、ほろ酔いでいい感じのおじいちゃんが「ほなまたな!バイバイ!」と言ってサクッと帰っていった姿もサッパリしていて気持ちいい。

こうしてたった2日間であっという間に尼崎との距離は縮まり、一気に好きな街、身近な街になりました。

『リーママの店』と『スナックつねちゃん』、どちらも尼崎のエキスがたっぷり味わえるいいお店です。

  

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