台中ではいま、古い建物をリノベーションして新たにおしゃれショップに再生!という流れがきてるみたいですね。
大きなものとしては、今や立派な観光名所のひとつであるお菓子屋さん、宮原眼科もそのひとつ。
今回わたしが行った審計新村と緑光計畫は、かつては公務員宿舎や水道局だった建物。
そこに今ではおしゃれなショップやカフェがたくさん入り、リノベスポットとして人気を集めています。
台中駅からは少し離れていますが、わたしはホテルからぶらぶら散歩しながら行ってみたので、レポートしたいと思います。
クリエイターが集まる審計新村!お気に入りが見つかるかも
街なかからぶらぶら歩いていくと、審計新村一帯にはたくさん露店が出ていました。
この日は週末だったので、もしかしたら週末だけ出店しているんでしょうか??
ドライフルーツ、お茶、アクセサリー、皮製品などなど、いろんなお店があって見ているだけでも楽しいです。お店の数も多く、けっこう見ごたえがあります。
台湾ではおなじみのタピオカドリンクホルダーも。
この建物が、かつての公務員宿舎。午前中はまだあいていないお店が多いです。
というか、台湾はお店のオープン時間が日本よりちょっと遅め。
お昼からオープンのお店も多そうだったので、行かれる方は午後からがおすすめです!
宿舎に入っているショップはまだあいていないところが多かったものの、道のあちこちにたくさんのお店が出ていたので楽しめました。
わたしのおすすめは、お店の前に置かれた大きなアイスが目印の「DOLCE LUNA(甜月亮)」というジェラート屋さん!
店内には見たこともないような色のジェラートが並んでいて全部気になるー!!
ヤクルト味なんてのもありますね。
どれが何の味なのかよくわからず悩んでいると、お店の方がどんどん試食をさせてくれました。
悩んだ結果、ドラゴンフルーツと烏龍茶、という謎の組み合わせに。
まぁでもそれぞれ台湾ぽいと言えば台湾ぽい。
ドラゴンフルーツの方はねっとりしておいしく、烏龍茶は濃いお茶の味がしておいしい!!
かわいくリノベされて、お客さんが絶えない人気のジェラート屋さんでした。
そしてもう一軒気になるお店を発見。
「三時杏仁」という杏仁茶と杏仁豆腐のお店。
お店の佇まいからしてかわいいです。
わたしは紅豆杏仁茶(85元・約300円)を買ってみました。
が…予想と違う味!
あずきが入っているので甘いかと思いきやそんなことはなく、杏仁というよりは豆乳感がすごくて、意外とどしっとお腹にたまります。
杏仁豆腐にしておけばよかったかな……。
杏仁のお店の隣にはなぜかメロンパンをかぶったモアイたちがいたり……
いろんなお店がたくさんあって全体的にすごく活気があり、歩くのが楽しい審計新村でした。
審計新村へのアクセス
台中駅から51番のバス(無料)で、「台中英才郵便局前」下車。
所要時間17分。
そこから徒歩5分で審計新村です。
バスは15分間隔で出ています。
宿泊している場所が台中駅よりも街なかの方であれば、ぶらぶら散歩しながらでもいける距離だと思います。
ちょっと大人な雰囲気の緑光計畫
緑光計畫は、2階建てコンクリート造りの水道局をリノベーションした場所。大通りに面していないので、ちょっと見つけるのにてこずってしまいました。
路地を一本入ったところにあって意外とひっそりとした雰囲気で、それがまた味があります。
2階にもお店や休憩スペースがあって、おしゃれ~。
いろんなおしゃれショップがあるなか、わたしのお目当てはこちら、「啜飲室 台中」というクラフトビールのお店!
「台虎」という台湾の醸造所が経営するビアバーです。
通りの雑踏を離れて、静かで大人な雰囲気。
広々とした空間で落ち着きます。
なんだかいい意味で台湾ぽくない(笑)
ビールは200元(720円)から。
う~ん、台湾での一食の値段を考えると高いですね~。
日本とさほど変わりません。
お店の方はとても親切で、試飲もいろいろとさせてくれます。
わたしは一番スタンダードと思われる台虎IPA(200元)、彼氏はアルコール低めがいいということで台虎ブライトエール(200元)を。
台虎IPAはスッキリとした苦みでうまい。
おもしろかったのは台虎ブライトエールで、焙煎した麦の味わいそのままというか、麦茶みたいな味わい。
低アルコールということもあって、ぐいぐい飲めちゃう不思議なビールでした。
フードはハンバーガーやポテトなど。
お酒が飲める飲食店が少ない台湾で、1杯200元もするクラフトビールを静かな店内でゆっくり飲んでいると、なんだか自分がどこにいるのかわからなくなってきます。
台湾というと、半分道にはみだしたような開放的かつ庶民的なお店でご飯を食べるのが常でしたが、たまにはこういう隠れ家的なおしゃれなお店もいいですね。
これもまた台湾。
こちらのお店の営業は、平日は17時~23時半、土日は15時~25時となっています。
審計新村のエリアに比べると、ひっそりとして少し大人な雰囲気がただよう緑光計畫。
お酒が好きな方はクラフトビールおすすめです!
緑光計畫 へのアクセス
台中駅から、審計新村へ行くのと同じ51番のバス(無料)で「英才郵便局前」下車。17分。
そこから徒歩6分で 緑光計畫 です。
バスは15分間隔で出ています。
審計新村と緑光計畫は同じエリアにあるので、 まとめてぐるっとまわっちゃいましょう。
廃墟感ただよう忠信市場
国立台湾美術館の近くにある「忠信市場」
「1960年代に開設された市場がさびれて廃墟のようになっていたところに、若者たちがおしゃれなカフェやショップをオープンさせてひそかに人気の場所」
というふれこみをネットやガイドブックで見て来てみたんですが……予想以上の「廃墟感」
わたしが行ったのが午前中で、まだお店がオープンしていない時間だということを差し引いても…なかなかの廃墟っぷりです。
審計新村と緑光計畫が、古い建物とその周辺全体をリノベしているのに対して、ここ忠信市場はさびれた市場の跡はそのままに、ぽつん、ぽつんと新しいお店がある感じ。
おしゃれカフェを発見したものの、午前中だからあいてないぃ~~。
想像していたよりもまだお店の数は少なく、「リノベしたおしゃれスポット」というよりは、さびれた市場の雰囲気の方が目立ちます。
でもこの廃墟感が不思議な雰囲気でいいっちゃーいいのかも。
この市場内で名物店となっているらしい「奉珈琲」というコーヒー屋さんがあるらしいんですが、そこも14時からの営業……。
ここも行くなら、午後から行った方がいいです!
忠信市場へのアクセス
台中駅から51番のバス(無料)で、「台中市立大墩文化中心」下車。所要時間11分。
そこから徒歩7分で忠信市場です。
位置関係的には、一番台中駅から近いのがここ忠信市場で、そこから北へまっすぐ1㎞あがったところに緑光計畫と審計新村があります。
忠信市場はリノベスポットと言っても審計新村や 緑光計畫のように範囲も広くなく、華やかさもないので、ちょっとわかりづらいかもしれません。
リノベスポットをまわるときの注意点
審計市場、緑光計畫、忠信市場、3つのリノベスポットを歩いてまわってみました。
この3つはそれぞれ近くにあり、途中の並木道にもアクセサリーなどを売る露店が並んでいて街歩きが楽しいです。
ただ、わたしはたいした下調べもせずはりきって午前中から出かけたところ、どこもお店がオープンしているのはほとんど午後から。
お目当てのお店があるなら、営業時間のチェックを忘れずに!!
午前中は近くの台湾国立美術館をゆっくり観賞するなどしてから、午後から街歩きに出かけるといいと思います。
台湾国立美術館はなんと入場無料。
タピオカミルクティー発祥の店として知られる「春水堂」も入っているので、休憩するにはぴったりの場所です。
国立台湾美術館の南側すぐが忠信市場、北側に少し歩いていくと審計新村と緑光計畫です。
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