今回わたしたちは東京からオーシャン東九フェリーで徳島へ。
フェリーが徳島の港に到着するのは13:30頃、そして徳島市内に到着するのは14:00頃とちょっと遅い時間なので、着いたその日は市内をぶらぶらと観光しました。
当記事では、徒歩とバスで行ける、市内で行ってみてよかった場所を紹介したいと思います。
甘いお豆が入っている徳島のお好み焼き「豆天玉」がおいしい「いか十」
徳島のご当地お好み焼きとして、甘く煮込んだ「金時豆」と小海老を油で揚げた「天ぷら」が入った「豆天玉」というものがあるらしい。
ということで、いろいろ調べて行ってみたのが「いか十」というお店。
こちらは昭和42年開店の老舗お好み焼き屋で、「豆天玉」発祥のお店だそうです。
商店街へ入って、細い脇道の奥の方にあります。
昭和で時が止まったような、渋い店構え。
換気のためか、すこし引き戸が開いていました。
カウンター席は7席ほど。
これでいったい何千枚のお好み焼きを焼いてきたんだろうか?と思うような年季の入った鉄板をはじめ、時代を感じる店内が落ち着きます。
雨の昼下がり、テレビには関西ローカル番組が流れていて、東京から到着したばかりのわたしはようやく「西に来たな~」って感じがしてきました。
メニューはお好み焼きと、焼きそば・焼きうどんのみ。
ドリンクはビールとコーラのみと、潔いメニューです。
わたしは豆天玉(600円)を注文。
天ぷらってどんなかな?と思ったら、巨大揚げ玉みたいなのが来てびっくりしました。
これをヘラでザックリ4つに割って…
キャベツと大粒の金時豆が入ったお好み焼きの生地を上からかけて焼いていきます。
けっこうゴツイ感じだけど重いかな、大丈夫かな……と心配しつつ焼き上がりを見守ること数分。
ぺたぺたと形を整えながら焼いているうちに、通常のお好み焼きの厚さになりました。
仕上げにたっぷりのソースと鰹節粉、青のりを振ってもらって完成です。
無口で物静かな感じの店主の方ですが、「ソース多めにします?」とか「青のりはかけていいですか?」とか聞いてくれる口調は優しかったです。
食べてみると、金時豆が甘さ控えめだからか、全く違和感ありません。
ソースとも合います。
金時豆のホクホクとした食感と、天ぷらのザクザクした食感もちょっとあっておいしい。
あんなに大きかった天ぷらはどこへ……ってくらいあっという間にペロッと食べちゃいました。
駄菓子感覚のお好み焼きって感じですね。
瓶のコーラもまたよく合います。
ちなみに彼氏の方は「いか豆玉」(650円)を注文。(見た目じゃわかんないですね)
食べ比べてみると、「天ぷら」が入ってないぶんものすごく食感が軽い!
「豆天玉」よりもさらに駄菓子感のある軽さです。
これなら2、3枚は余裕でいけますね(笑)
食事というよりもおやつって感じの「いか十」のお好み焼き。
ちょっと小腹がすいたときに気軽に立ち寄る地元の人も多いんでしょうねきっと。
「豆天玉」、いろんなお店のものを食べ比べてみたくなりました。
雨天決行!ひょうたん島クルーズ
徳島市内を流れる新町川と助任川という川。
この2つの川に囲まれた街の形がひょうたんに似ていることからひょうたん島と呼ばれ、この島を一周するひょうたん島周遊船が運航しています。
よく見たら徳島駅ってこの「ひょうたん島」の中心にあるんですね~。
船はこのひょうたん島を上記のようにぐるっと一周してくれます。
ちなみに船の乗り場は、お好み焼き「いか十」さんから歩いてすぐのところです。
- 乗船料:300円 予約不要(12名以上は要問合せ)
- 所要時間:約30分
- 受付場所:新町川・阿波製紙水際公園ボートハウス前ほか
- 問い合わせ:新町川を守る会 090-3783-2084、徳島市にぎわい交流課 088-621-5232
- 参考:徳島市オフィシャルサイト
この日は雨でけっこう風も強かったんですが、他にすることもないので(笑)当初から予定していたひょうたん島クルーズを敢行。
こんな天気だし運航してるのかな?と心配になりながら乗り場に行ってみると、受付のおばちゃんがいてくれて一安心。
乗船料300円というのは「保険料」ということなので、実質ボランティアみたいな感じなんでしょうか?
300円って安すぎですもんね。
受付後、救命胴衣やカッパなどを着用して乗船まで待ちます。
出航時間は一応以下のようになっていますが、けっこう臨機応変に対応してくれているようです。
わたしたちが行ったときは、1人のお客さんを乗せて運航中で、その人が帰ってきたらすぐにまた出発してくれました。
なんだか申し訳ないですけども。
帰ってきた船を見ると、すごい立派な船!
乗船人数はさほど多くなさそうですがイスはソファみたいで、めちゃめちゃいい感じじゃないですか~~~!
ソファが雨で濡れているので、カッパを敷いて座ることに。
こんな天気だし、乗船客はわたしたちだけでした。
赤い帽子のかわいらしいおじいちゃんが運転手さんです。
出発進行。
おじいちゃんが運転しながら、街の歴史などについていろいろガイドしてくれます。
こんな雨と風の過酷な状況の中、ほんと申し訳ないっ!
「今日天気悪いからクルーズやってないかと思いました~」と話したら、「警報が出ない限りはやるんですよ~」とニコニコ。
まじすかー、じいちゃん見かけによらずタフガイ。
桜並木……晴れてて桜が咲いてたらすごくきれいなんでしょうね~。
早咲きの桜だということで、3月末ですでに葉桜になってました。
眉山もけぶってます。
晴れてたらどんなにか気持ちいいことでしょう~~~~~~。
たった300円で30分のクルーズ、おじいちゃんのガイド付き。
徳島市内の観光としてはかなりおすすめです!
ひょうたん島クルーズ
- 乗船料:300円 予約不要(12名以上は要問合せ)
- 所要時間:約30分
- 受付場所:新町川・阿波製紙水際公園ボートハウス前ほか
- 問い合わせ:新町川を守る会 090-3783-2084、徳島市にぎわい交流課 088-621-5232
- 参考:徳島市オフィシャルサイト
西野雄貴選手&羽野直也選手もおすすめの徳島ラーメン「王者‐23」
こちらは別記事でも紹介した徳島ラーメンの人気店「王者-23」
徳島駅からは4駅ほど離れたところにあります。
電車でも行けますが最寄り駅からも10分くらい歩くことになるので、わたしたちはバスで行きました。(アクセスについて詳しくは以下の別記事で)
開店30分後くらいに行ったらお店の前には数人が並んでいて、地元の人に人気のお店であることがわかります。
味わいは濃厚だけどさっぱりしているというか、最後まで飽きずにおいしく食べられる味。
スープや麺だけじゃなくトッピングのお肉もおいしいし、西野選手が「来徳した知人を一度は連れて行くお店」というのもうなずける味でした。
住所:〒779-3121 徳島県徳島市国府町和田表17−3
営業時間:月・木・金・土・日は11時~15時・17時~20時、火は11時~15時・夜営業なし、水曜定休
TEL:088‐671‐1985
Twitter:徳島ラーメン 王者-23@Ooja__23
親子バーテンダーが営む「BAR TOYOKAWA」
一軒目にとある焼き鳥屋さんで阿波尾鶏を楽しんだあと、どっかバーに行きたい……と探してたどり着いたのがこちらの「BAR TOYOKAWA」さん。
薄暗い路地を入ったところにひっそりとあって、扉を開けるのがわくわくします。
なんかもうこの入り口の雰囲気がたまりませんね。
店内は長いカウンターに14席と、テーブル席は5席分。
カウンターの中には年配の男性バーテンダーと、30代?くらいの男性バーテンダーの方が立たれていて、おふたりはなんと親子だそうです。
このお店は徳島で最も古いオーセンティックバーということですが、変に気取ったところもなくおふたりとも話しやすい雰囲気で、すぐにリラックスできました。
バックバーに並ぶボトルを眺めているだけでわくわくしてきます。
とりあえずまず1杯目は、気軽に飲めるハイボールを注文。
ホワイトホース12年で作っていただきました。
バーのハイボールってほんとおいしいんだよなぁ。
次は、バックバーを眺めていて真っ先に気になった赤いボトル。
ベルベットのような質感のボトル、これはどうしたって目をひきます。
息子さんの方が説明してくださったところによると、「ペンダーリン」というこのウイスキーは、「スコッチ」でも「アイリッシュ」でもない、「ウェルシュウイスキー」とのこと。
イギリスのウェールズで作られたウイスキーなんだそうです。
珍しいですね~。
バーボン樽で熟成したもので、甘さがあってわりと飲みやすかったです。
息子さんの方はヨーロッパのカクテルコンクールで受賞歴があるとうかがったので、それなら……ということで、次はイチゴのカクテルを注文。
どれくらいアルコールが入っているのかわかりませんが、これがまたフレッシュで自然な甘さでめちゃめちゃおいしくて!
ぐいぐい飲んじゃいました。
そして最後になにかもう1杯……と思い、「シェイクするカクテルで、お任せでお願いします!」と頼んだところ、やってきたのは「オリンピック」というカクテル。
タイムリーな名前のカクテルに「おお~!」となりました(笑)
ブランデー+オレンジキュラソー+オレンジジュースのカクテルで、飲み口はスッキリした甘さでおいしいものの、アルコールは強め。
最後の1杯にふさわしい&とってもわたし好みで大満足でした!
まとめ
以上、今回の旅で、わたしが徳島市内で行ってよかった場所のまとめでした。
その他メジャーな観光地でいうと、もちろん眉山や阿波踊り会館などももちろんいいですよね。
個人的には、次回徳島に行ったときにやりたいのは豆天玉と徳島ラーメン、それぞれ今回とは違うお店で食べること、そして違うバーにも行ってみること!
やっぱり旅においては「食と酒」が大事です(笑)
コメント