今回わたしたちはボートレース若松・芦屋に行くため、黒崎駅に宿泊。
黒崎駅からボートレース若松へは、30分間隔で無料バスが出ています。
ですが今回は無料バスは使わず、若戸渡船+JR筑豊本線というルートで、ボートレース若松の最寄り駅である奥洞海駅へと行ってみました。
旅打ちに行って、ナイターが始まるまで暇だな~という人は、観光がてらにこのルートで行ってみるのもおもしろいかなと思います。
若戸渡船は片道100円・3分間のクルーズ
まず初めに、それぞれの位置関係はこちら。
ボートレース若松は、洞海湾を挟んで黒崎駅のちょうど向かいに位置しています。
今回わたしたちが行ったのは東回りのルート。(黒崎→戸畑→若松→奥洞海)
無料バスが走るのは、西回りのルートになります。
わたしたちが行った東回りのルートと所要時間はこちら。
- JR黒崎駅→戸畑駅まで電車(約10分)
- 戸畑駅→戸畑渡場まで徒歩(約6分)
- 戸畑渡場→若松渡場までフェリー(約3分)
- 若松渡場→JR若松駅まで徒歩(約10分)
- JR若松駅→奥洞海駅まで電車(約6分)
- 奥洞海駅→ボートレース若松まで徒歩(約3分)
乗り継ぎの時間などを考えても、移動時間としてはトータルで1時間かからないくらいです。(若松の街を散策する時間を除く)
戸畑駅の北口を出ると、真正面に大きな赤い若戸大橋がずどーんと見えます。
遠近感がよくわからなくなる、ちょっと不思議な景色。
まっすぐ歩いていくと、戸畑渡場に着きます。
向かい側の若松の街が、かなり近くに見えました。
ちなみにこの若戸大橋は、競輪・競艇の収益金によって無料化されたそうです。
フェリーのチケットは、待合室内にある券売機で購入。
大人100円・こども50円・自転車を乗せる人は+50円です。
待合室のはしっこには、ボートレース若松・芦屋の出走表も置いてありました。
フェリーは2種類あるみたいです。
わたしたちが乗船したのは、白い「わかと丸」の方。
1階部分は、自転車の人が乗りやすいようにってことでしょう、スペース広め。
2階にはベンチがありました。
わたしたちが乗船したのは平日の昼間。乗客はわたしたちを含めて6人ほどでした。
気持ちいい~!と思うのもほんとに束の間、思っていた以上にすぐ若松渡場に着いちゃいます。
乗船時間はたったの3分。
わずか100円の楽しいクルーズでした。
昭和の雰囲気が残る若松の街を散策
下船後は、ぶらぶらと若戸の街を散策しながらJR若松駅へと向かいます。(まっすぐ向かえば徒歩で約10分)
海沿いの道は、きれいに整備されてました。
街なかには、有形文化財に指定されている、味のある建物がいくつかあります。
フェリーを降りてすぐのところにあるのは「上野海運」という、旧三菱合資会社若松支店として大正2年(1913)に建設されたビル。
もう使用されていないのかと思いきや、中には会社やお店などが入っていて、自由に見学できました。
テレビドラマのロケ地としても、たびたび使われたりしてるらしいです。
こちらは、旧古河鉱業若松ビル。
大正8年(1919年)、若松が石炭の積出港として栄えていた頃に建てられたビルです。
こちらも自由に見学できて、今はカルチャースクールをおこなう場所として活用されてるみたいです。
街なかへ入っていくと、古くて味のある商店街がありました。
特に、この「ゑびす市場」のあたりがすごい。
昭和というよりも、東南アジアのどこかの田舎街のような……。
こんな場所がまだあるのか……って感じの独特の雰囲気でした。
ホルモン屋さんがあったり。
安いお惣菜屋さんがあったり。
お惣菜の並べ方も、なんともアジアチックな雑多な感じがいいです。
ちなみに、この市場の近くにある『丸窓天ぷら店』
天ぷら(魚のすり身揚げ)がめちゃくちゃおいしい人気店であると、黒崎で行ったバーのマスターに教えてもらいました。
営業時間は一応10時~17時となってますが、お昼ごろに立ち寄ったらすでに完売。
確実に購入するには開店と同時に行くか、事前の電話予約が必要みたいです。
次回こそは!
若松駅から、ボートレース若松の最寄り駅奥洞海へ
若松の街の散策を終えて、JR筑豊本線・若松駅へ。
予想していた以上に小さな駅舎です。
中に入ると、立ち食いのうどん屋さん『東筑軒』が。
あ~ここでお昼にすればよかった~と、すでに昼食を食べてきてしまったわたしたちは後悔。
東筑軒は「かしわ飯」が名物で、立ち食いのうどん屋さんはいくつかの駅の構内にあるみたいです。
奥洞海へと向かう電車にはパンタグラフがなく、ん?これ電車?と思ったら……
車体には「DNECHA」と書いてあります。
「“D“UAL “EN“ERGY “CHA“RGE TRAIN」の頭文字をとって「DENCHA」ということらしく、蓄電池で走行しているそうです。
やっと到着、奥洞海。
のどかな無人駅で、駅の待合室にはなぜか昼間から酔っぱらっているおじさんが数名。
からまれそうな気配を感じたので、目を合わさずに駅をあとにしました。
奥洞海駅からボートレース若松までは、徒歩3分とすぐです。
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